育児休業給付金の内容と申請方法
育児休業給付金とは?
育児休業中の収入ダウンを支えるのが、雇用保険の「育児休業給付金」になります。
育児休業給付金は母親・父親の両方が受給することができる制度となっています。
育児休業給付金の対象者は?
育児休業を取得する母親・父親が対象になります。
育児休業給付金のポイントは?
①母親か父親のいずれかが育児休業給付金を取得する場合は、子ども一歳の誕生日の前日まで支給されます。ただし、母親は出産日の翌日から8週間は「出産手当金」が支給されるため、その期間は「育児休業給付金」は支給されません。
②母親と父親の両方が育児休業を取得する場合は、子ども1歳2カ月までの育児休業に対して、それぞれ最長一年まで支給される。同時期でも時期がずれていても支給されます。
③離婚や配偶者との死別などで1歳以降も育児休業を取得する場合は最長で2歳まで支給されます。
④支給額は休業する前の賃金が基準となる
⑤給付金には税金や社会保険料はかからない
育児休業給付金でもらえる金額は?
育児休業開始から180日目まで
休業開始時賃金日額×支給日数×67%
※月額4万9848円を下回る場合は4万9848円へ差額分を支給。また上限は月30万1299円まで。
181日目以降
休業開始時賃金日額×支給日数×50%
※月額3万7200円を下回る場合は3万7200円へ差額分を支給。また上限は月22万4850円まで。
育児休業給付金の申請先
勤務先を通じてハローワークに申請します。
まずは勤務先の経理などに相談してみましょう。
育児休業給付金と併用できる制度は?
乳幼児・子ども医療費助成制度
中学生までの子どもの医療費を助成する制度。
児童手当
子どもが中学を卒業するまで月1万円~1万5000円を支給する。
児童扶養手当・児童育成手当
ひとり親や親代わりの保護者を支援してくれる制度。
育児休業中の社会保険料免除
育児休業中の健康保険料と厚生年金保険料が免除される制度。
子育て支援パスポート
子育て世帯にさまざまな支援・サービスを行う自治体や国の取り組み。
私立幼稚園就園奨励補助金
高額な私立幼稚園の費用を助成する制度。
労災就学等援護費
労災にあった人やその子どもに教育費を支援する制度。
日本学生支援機構の奨学金
経済的に豊かでない学生に奨学金を支援する国の制度。
教育一般貸付
350万円まで借りることができる国の教育ローン。