インフレが進行すると世の中がどうなるのか





インフレとは貨幣の価値が下がること

インフレとは物価が上がって同じものを買う場合にもインフレになる前より多くのお金を必要になるようになります。

極度のインフレになったケースは近年の歴史でも珍しいことではありません。

第一次世界大戦の後に敗戦したドイツが戦争時の負債や敗戦の賠償金に工業地帯ルールを占領されたことなどが重なり、ドイツの将来の見通しが著しく悪化してハイパーインフレとなったことは記憶に新しいです。

当時はパンを一つ買うのにも戦争に要した総費用の三倍のお金が必要とされ、物を手に入れることが著しく困難となりました。

現代では過度のインフレは起こっていて、ベネズエラでは大統領が軍部を中心に独裁を続けており、周辺国からの物資支援も受け入れておらず、国民の間には充分な食糧が供給されず、かなりの水準のインフレとなっています。

pointインフレ経済下ではお金の価値が下がってしまうので物として持っていた方が良い場合が多い


預貯金をしておくと損をしてしまう理由

日本人は預貯金が大好きな国民性で金融資産の半分以上が預貯金として郵便局や銀行、またはタンス預金として貯蓄されています。

インフレになるとお金の価値が下がるので預貯金をしておくと金利は貰えるもののそれ以上の速度でインフレが進行するとお金の所有額は変わっていないのに購買力が下がるという現象に直面します。

不動産や株などに投資しておいてインフレが反映されて資産価格が上がればそれに伴って資産金額も増えるのでインフレが進行している状況下では実物資産に変えておいた方がいいことになります。


インフレになるとどういう場合で得をする?

インフレになると貨幣価値が下がり、物の値段が下がります。

そのため通常時では考えられなかったようなことをした方が得になるケースが多くなります。

pointインフレになる前に住宅を購入しておくと良い

借金をしておくとインフレ下で貨幣価値が下がるため得をする

インフレになる前に住宅を購入しておいて貨幣価値が低下し、インフレになるとその時は買えないような額面金額で住宅を購入できたことになります。

インフレの実数値に従って収入が増え、それを住宅費用の返済に充てることができるならば大きな得をすることができます。

また、借金をしている人がその後インフレになると借金の額面金額は変わらないけれど貨幣価値が下がってお金を入手しやすくなるので借金が返済しやすくなります。

インフレの特質を理解しておくと貨幣の仕組みがわかるようになるのでおすすめです。

 

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