金投資は儲かるのか?利益が出るのか?
金は永遠の貨幣
1971年のニクソンショックを受けて世界から金本位制の貨幣制度がなくなり、金とドルを結びつける根拠がなくなり、金は一般的には通貨の地位を降りたかのように扱われています。
しかし、それから50年近く経っても相変わらず金への市場の信頼感は抜群で実質価値をもたない不換紙幣への不安から資産を金に置き換えて所有しておこうという動きは続いています。
2018年には1kg450万円だった金価格も2019年7月には1kg530万円まで値上がりしており、好調な株式相場で増やした資金を金に換えて安全資産として所有しておこうという動きが出ています。
金は人類が物々交換から貨幣経済に移った最初期から連綿と繋がってきた貨幣ですのでその安心感は抜群といえるでしょう。
インフレから守ってくれる
金がなぜ資産を安全にしてくれるかという最大の問題は金が普遍的に価値あるものだからです。
一方で我々が使っている貨幣はそれ自体にはなんの価値もありません、人々がそれを貨幣と使っているという信用から成り立っているものなのです。
経済用語でインフレーションという言葉があります、一般的には物価が上昇すると認識している人が多いと思いますが本質はそこではなく『貨幣の購買価値が下がる』というのが本質なのです。
第一次世界大戦後のドイツのハイパーインフレや最近でもベネズエラでインフレが起こっていますが貨幣の価値が著しく下がるためにパンや水などの生活必需品ですら通常の何万倍~何億倍にもなることがあるのです。
それ自体に価値がある金はそんな状況から人々を守ってくれます、資産を安全に所有しておきたいという人にとってはオススメしたい資産保存法になっています。
値段が下がった時を見計らって購入しよう
2019年7月現在の1kg当たりの金価格は530万円と決して年単位で見ても安い価格とは言えなくなっています。
このお値段になってくると消費税の金額もかなり大きい額になってきますので購入は慎重に値動きを追いながら決めることをオススメします。
2018年の金価格が1kg450万円ほどでしたので次期によっては安く買える時期もあります。
金価格の推移は基本的に緩やかなので月単位で確認していけばよいと思います。
保管コスト・管理リスクはある
金という非常に効果な実物資産は管理するコストも安いものではありません。
盗難にあってしまえば返ってくる可能性は極めて少なく、全額を失ってしまうので非常に注意が必要です。
自宅に金庫を置くのもひとつの手ですがそれ以外に安全に管理できる方法もいくつかあります、おすすめは金を購入したお店で保管してもらう方法と銀行の貸金庫などに保管しておく方法です。
どちらも一年で一万円ほどで安全に資産を管理してもらえるので金の資産価値を考えれば充分に検討に値する保管方法です。