財形貯蓄制度のメリット・デメリットを徹底解説
財形貯蓄制度とは?
会社の会社の福利厚生の一種で、毎月の給料やボーナスから天引きで積み立てる貯蓄のことを指します。
加入することのできる対象者は勤労者財産形成貯蓄制度を導入している雇用者のもとで働いている労働者のことを指します。
適用者は公務員とこの制度を導入している会社で働いている会社員が当てはまります。
財形貯蓄制度のメリット
①容易かつ計画的な貯蓄が可能
申請をしておけば給料から毎月自動的に天引きしてもらって貯蓄をすることができるので簡単にお金を貯めることができます。
給料をもらってからだと必要な支出に使ってしまってあまり貯める余裕がなかった人にも簡単です。
②節税効果がある
iDecoやNISAほどではありませんが財形貯蓄制度にも節税効果があります。
財形住宅貯蓄や財形年金貯蓄の場合、550万円までであれば課税されませんので効率的に貯蓄をすることができます。
③住宅ローン融資が受けられる(財形住宅貯蓄)
財形住宅貯蓄の積み立て残高が1年以上継続して積み立てている&残高が50万円以上ある場合に、積立残高の10倍の融資を受けることができます。
上限は最高4000万円で住宅価格の80%までの借り入れに利用することができます。
財形貯蓄制度のデメリット
①資産を大幅に増やせるものではない
金利は銀行や郵便局とほとんど変わらずほとんどつきません。
そのため、iDecoやNISAと違って元本割れの可能性はほとんどないものの大幅に資産を増やせるタイプのものではなく、純粋な貯蓄であると考えた方がよいでしょう。
②キャッシュが減ってしまう
毎月一定額を自動的に天引きしてもらうので加入期間は継続して手元に入るお金(キャッシュ)が減ってしまいます。
将来的な貯蓄には繋がるものの手元に入ってくるお金が減って生活が苦しくならないように注意しましょう。
ポイント
財形貯蓄制度は昔からある制度ですがより税制上の優遇措置があるiDecoやNISAが出てきたのでそちらにとってかわられてしまった印象があります。
優先したいのはiDecoとNISAになりますので労働収入が多くて、2つをやってもまだ収入が余る場合にやってみる程度でよいでしょう。
節税効果の高いものからやっていきたいですね!