米中貿易摩擦の激化で円高が一気に105円に!日本経済はどうなる?
関税第四弾発動
アメリカが新たに中国に対して関税を課すことが発表され、日経平均株価も大きく落ち込みました。
G20で米中間の貿易摩擦が収まり対話を続けていくと発表した矢先だっただけに各国の懸念は大きいでしょう。
今後もニュースには気を付けていく必要がありそうです。
日本で円高&株安が一気に進行
日本では日経平均株価が21000円を割り込み、為替も1ドル105円にまで円高が進みました。
輸出中心の技術立国である日本にとって世界の経済力1位と2位の貿易戦争は決して楽観できるものではありません。
10月には消費増税も予定されているため、株式投資を行っている人は資金をキャッシュに換えておくことも検討するべきでしょう。
米中経済戦争の行方は?
米中貿易摩擦は今後も間違いなく続いていくでしょう。
米国政界でも中国の国力増大に対する警戒感が強く、今後も関税を中心とした貿易摩擦のニュースで株価が低迷することは頻繁に起きそうです。
トランプ大統領の発言ひとつで大きく株価が左右されるので注意が必要です。
今後の日本経済の見通しは?
今後の日本経済の見通しは非常に危ういというのが私の見立てになっています。
その理由は3つあります、米中貿易摩擦の激化、東京オリンピック後の景気低迷、長期の金融緩和による信用増大の3つになります。
米中貿易摩擦は今後も程度の差はあれど確実に続いていくことが予想されます、軍事力・技術力・経済力の3つで初めて米国を追い抜こうとするのが中国です、冷戦時代のソ連ですら米国には太刀打ちできませんでしたが昨今の中国の成長は目を見張るものがあるため米国も本気で対応するだろうというのが理由です。
さらに、日本経済には大きな懸念材料として、東京オリンピック後の景気低迷があることです、今までオリンピック開催してきた国はオリンピック需要で景気が上昇しましたが、オリンピック開催直前からオリンピック後にかけてほぼ例外なく景気の低迷がありました。
日本は10月1日に消費税10%への増税もあるため、連動して大きな経済低迷への引き金となることは間違いないでしょう。
3つ目の懸念点は日銀による金融緩和がかつてない期間続いている点です。
金融緩和を行って市場にお金が流通するとサブプライムローンのように信用力の低い人や法人にお金が回りやすくなり、結果として不良債権となる可能性が非常に高くなります。
今後の日本経済の見通しは明るくないというのが私の見解ですのでみなさんも景気後退に備えて充分に対策をしておきましょう。