児童扶養手当・児童育成手当の内容と申請方法

2019年8月20日

児童扶養手当・児童育成手当とは?

ひとり親世帯や、親代わりに子供を養育している人に、生活支援や自立促進のために、国の制度として「児童扶養手当」が支給されます。

さらに一部の自治体には、「児童育成手当」という制度もあります。

女性社員
何らかの事情があって子育てが大変な扶養者にも支援の制度があるのね。


児童扶養手当・児童育成手当の対象者は?

児童扶養手当

18歳になったあと最初の3月31日までの子どもを養育しているシングルマザー、シングルファーザーか、父母に代わって子どもを養育している人で、子どもが以下の4条件のいずれかに該当するケース

①父母が離婚
②父または母が他界あるいは障害・生死不明・一年以上遺棄・裁判所からDV保護命令などを受けている場合
③婚姻によらず生まれた
④棄児などで父母がいるかどうか明らかでない

児童育成手当

ほぼ児童扶養手当と同条件での支給となっています。役所で確認しましょう。


児童扶養手当・児童育成手当のポイントは?

①支給額は所得や子どもの人数によって異なる

②子どもの心身に一定レベル以上の障害がある場合には20歳まで支給が延長される場合もある

③遺族年金・障害年金・労災年金・遺族補償などを受給している場合、「児童扶養手当」は、年金額が「児童扶養手当」の額より少ない場合のみ、その差額が支給されることになります

女性社員
他の助成を受けている場合や子どもにハンデがある場合も公的制度が支えてくれるのね。


児童扶養手当・児童育成手当でもらえる金額は?

児童扶養手当の支給額

年収160万円未満(所得87万円)・・・支給額月額4万2910円

第二子には最大1万140円の加算、第三子以降は一人につき最大6080円の加算があります。

児童育成手当の支給額

多くの自治体では子ども一人につき月額1万3500円が支給されます。(役所にて確認しましょう)


児童扶養手当・児童育成手当の申請先

市区町村の役所で申請します。

不幸があった場合でもできる限り早めの申請をしましょう。


児童扶養手当・児童育成手当と併用できる制度は?

乳幼児・子ども医療費助成制度

中学生までの子どもの医療費を助成する制度。

乳幼児・子ども医療費助成制度の内容と申請方法

児童手当

子どもが中学を卒業するまで月1万円~1万5000円を支給する。

児童手当の内容と申請方法

育児休業給付金

育児休業する両親に雇用保険から2/3ほどの給料が支払われる制度。

育児休業給付金の内容と申請方法

育児休業中の社会保険料免除

育児休業中の健康保険料と厚生年金保険料が免除される制度。

育児休業中の社会保険料免除の内容と申請方法

子育て支援パスポート

子育て世帯にさまざまな支援・サービスを行う自治体や国の取り組み。

子育て支援パスポートの内容と申請方法

私立幼稚園就園奨励補助金

高額な私立幼稚園の費用を助成する制度。

私立幼稚園就園奨励補助金の内容と申請方法

労災就学等援護費

労災にあった人やその子どもに教育費を支援する制度。

労災就学等援護費の内容と申請方法

日本学生支援機構の奨学金

経済的に豊かでない学生に奨学金を支援する国の制度。

日本学生支援機構の奨学金の内容と申請方法

教育一般貸付

350万円まで借りることができる国の教育ローン。

教育一般貸付の内容と申請方法