障害年金の内容と申請方法②
障害年金とは?
障害年金の金額は、受け取れる年金の種類、障害の等級、子どもの有無、また厚生年金被保険者では標準報酬月額によって異なります。
等級が高いほど、収入が多かった人ほど、子どもがいるほど、年金の額が多くなります。
また厚生年金被保険者の場合、働いた期間が短い人にも一定の額が給付される仕組みになっています。
障害年金の対象者は?
年金の被保険者で、障害があり以下のいずれかの条件に該当する人が対象になります。
①初診日に65歳未満であること
②初診日の前々月において、年金加入期間のうち、3分の2以上の期間、保険料を納めていること。または直近の1年間、保険料を滞納していないこと。
③障害認定日に障害等級に該当していること。
《障害認定基準》
⑴外部障害/眼、聴覚、肢体の障害など
⑵精神障害/統合失調症、うつ病、知的障害、発達障害など
⑶内部障害/呼吸器、心、腎、肝などのがんなど
障害年金のポイントは?
①障害厚生年金の額は収入や被保険者期間によって異なります。若い人が額が少なくなってしまうため、25年加入していたものとして計算されます。
②「子の加算」が受けられるのは、子どもがいる場合になります。
③「配偶者加給年金」は、障害を受けた人に生計を維持されている65歳未満の配偶者がいる場合に支給されます。
障害年金でもらえる金額は?
会社員・公務員の障害年金額
1級・・・障害厚生年金=月収×2.1×1.25+配偶者の加給年金22万4500円+障害基礎年金97万5125円+子の加算22万4500円
2級・・・障害厚生年金=月収×2.1 +配偶者の加給年金22万4500円+障害基礎年金78万0100円+子の加算22満4500円
3級・・・障害厚生年金=月収×2.1(最低保証額58万5100円)
障害年金受給額の例
1級 | 2級 | 3級 | |
自営業者 | 119万9625円 | 100万4600円 | ─ |
年収450万円の会社員 | 221万1625円 | 185万9100円 | 63万円 |
障害年金の申請先
国民年金被保険者は市区町村の役所で申請します。
厚生年金被保険者は年金事務所で申請します。