失業給付の基本手当の内容と申請方法①

失業給付の基本手当とは?

会社員は雇用保険に加入しており、退職すると失業給付として「基本手当」が受けられます。

ただし誰でも、どんな場合でも給付されるわけではありませんし、いつから、いくら給付されるかもケースによって異なります。

退職する前にしっかり理解しておくようにしましょう。

女性社員
失業給付は基本的な制度ですが詳細を知らない人も多いです、必要条件をしっかり把握しておきましょう。


失業給付の基本手当の対象者は?

会社を退職した人で以下の条件を満たす人が対象になります。

①会社を辞める前の2年間に雇用保険の被保険者期間が通算12カ月以上であること

②働く意思といつでも就職できる能力があること

ブログ太郎
働く意思と能力があることが受給の条件になってくるんだね。


失業給付の基本手当のポイントは?

①病気や怪我ですぐには就職できない、家事や稼業、妊娠・出産・育児に専念する、自営業をはじめる、しばらくはのんびりしたい、といった人には給付されません。

②公共職業安定所(ハローワーク)で求職の申し込みをすると受給資格の決定が行われ、そこから7日間の待機期間中に就職先が決まったり、職業に就いたりした場合は基本手当が受け取れません。

③会社の倒産や会社都合の解雇などによる離職では待期期間を過ぎると給付されるが、自己都合による離職ではさらに3か月の給付制限があり、それを過ぎてから給付されます。

女性社員
自己都合による退職は何かと制限が多いです、可能なようなら会社都合による退職であれば即時受給することができます。


失業給付の基本手当でもらえる金額は?

会社都合による退職の場合

受給資格決定日から待期期間7日間から4週間は支給されませんがそれ以降から受給することができます。

自己都合による退職の場合

受給資格決定日から待期期間7日間を経た後、給付制限期間3月間を経て、受給できるようになります。

ブログ太郎
会社都合と自己都合では受給できる時期が大きく異なります。退職する際はその点も考慮に入れましょう。


失業給付の基本手当の申請先

お近くのハローワークに行って申請しましょう。


失業給付の基本手当と併用できる制度は?