基本手当の延長給付の内容と申請方法

基本手当の延長給付とは?

基本手当が給付される日数は決まっていますが、社会情勢や個人の事情などにより給付日数の間に再就職が難しいと判断された場合は、基本手当が延長して給付される「延長給付」が受けられることがあります。

女性社員
何かの事情で再就職が難しくなっても対応してもらえる制度もあるんだね。


基本手当の延長給付の対象者は?

基本手当の給付を受けた人で、給付日数の間に就職できずに延長給付が必要と認められた場合の人が対象になります。

ブログ太郎
やむを得ない事情が出来てしまった場合はハローワークの窓口等で相談してみましょう。


基本手当の延長給付のポイントは?

①特定受給資格者等で、雇用情勢が悪い地域に居住、かつ職業訓練するのが適当な場合、「地域延長給付」として原則60日延長されます。

②災害により離職した人は「個別延長給付」として原則60日、最大で120日延長されます。

③ハローワーク所長の指示により公共職業訓練を受ける場合は、「訓練延長給付」になります。訓練を受けるまで待機している期間は90日、訓練を受けている期間は2年、訓練終了後も就職が難しい場合は30日をそれぞれ限度に延長されます。

女性社員
職業訓練訓練等を受ける場合は支援が延長されるケースもあります。


基本手当の延長給付でもらえる金額は?

※基本手当の日額は延長前と同額となっています。

基本手当日額

賃金日額 60歳未満 60歳以上65歳未満
5000円 3993円 3991円
6000円 4543円 4440円
7000円 5011円 4742円
8000円 5395円 4792円

基本手当日額の最低保証額と最高額

年齢 最低保証額 最高額
30歳未満 1984円 6750円
30歳以上45歳未満 7495円
45歳以上60歳未満 8250円
60歳以上65歳未満 7083円
ブログ太郎
慎ましく生活すればなんとかなる金額が支給されるんだね。


基本手当の延長給付の申請先

ハローワークで申請します。


基本手当の延長給付と併用できる制度は?