高齢介護サービス費の内容と申請方法

高齢介護サービス費とは?

介護保険を利用すればサービスを受けた場合の自己負担額は原則1割ですが、それでも継続的にかかるのが普通であり、費用負担が重くなりがちです。

医療費には一定額を超えた分が戻ってくる「高額療養費」という制度がありますが、介護サービス費についても自己負担額が一定額を超えた分が戻ってくる「高額介護サービス費」という制度があります。

女性社員
高額の介護費に対する公的支援もあります。


高齢介護サービス費の対象者は?

介護サービスの自己負担額が一定額を上回る人が対象になります。

ブログ太郎
一定額以上になると非常に大きな負担となるのでぜひ利用しましょう。


高齢介護サービス費のポイントは?

①自己負担の月々の上限は、所得などに応じて設定されています。

②2017年8月からの3年間は、時限措置として、1割負担者の世帯については年間上限額が44万6400円となります。

③個人に対する上限額のほかに、世帯での上限額もあり、世帯の合計で上限額を超えると給付が受けられます。世帯とは、住民基本台帳上の世帯員を指します。

④サービス事業者に普通に代金を支払い、あとから限度額を超える分が戻る。

⑤支給を受けるには市区町村の介護保険の窓口に申請が必要です。一度手続きすると、以後は自動的に還付されます。

女性社員
年間負担額が数十万円になる場合に大きな負担軽減措置となってくれます。


高齢介護サービス費でもらえる金額は?

1カ月の負担の上限
現役並所得者に相当する人がいる世帯の人 4万4400円
世帯内に住民税を課税されている人がいる人 4万4400円
世帯内の全員が住民税非課税 万4600円
福祉年金を受給している 2万4600円  
前年の合計所得金額と公的年金等収入額の合計が年間80万円以下の人 1万5000円
生活保護受給者 1万5000円
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家計の状況に応じた負担上限が設定されています。


高齢介護サービス費の申請先

居住している市区町村の役所で申請します。


高齢介護サービス費と併用できる制度は?