未支給年金給付の内容と申請方法
未支給年金給付とは?
年金は2~3月分が4月に振り込まれるなど、2カ月分ずつ偶数月に後払いです。
たとえば2月に亡くなれば2月分までなど、本人が亡くなった月の分まで支給されますが、後払いですから、振り込まれるのは4月で本人が亡くなってからとなります。
これを「未支給年金」といい、遺族が受け取ることができます。
年金は後払いなので、個人が年金を受給していた人なら必ず1カ月から2カ月分の未支給分があります。
未支給年金給付の対象者は?
年金受給者の遺族が対象になります。
故人のご家族は忘れずに申請するようにしましょう。
未支給年金給付のポイントは?
①年金を受給していた人が亡くなったら、「年金受給者死亡届」の提出が必要になります。報告が遅れると、権利がない分が支給されることがあり、あとで返金が必要になります。
②「未支給年金給付」を請求できる人は、亡くなった人と生計を同じくしていた人が対象になります。同居だけでなく、定期的に仕送りを受けてい、というのでも可能となっています。優先順位は、配偶者→子→父母→孫→祖父母→兄弟姉妹→その他、三親等以内の親族。
人が亡くなると通夜や葬式をはじめとしてやることが多く、忘れてしまうことが多いですが平時からやるべきことを整理しておきましょう。
未支給年金給付でもらえる金額は?
「未支給年金給付」は受け取った人の「一時所得」になり、1年間の一時所得の合計が50万円を超える場合は確定申告が必要となります。
受給した分は適切に処理して問題がないようにしましょう。
未支給年金給付の申請先
年金事務所で申請します。