ハリバートン(米国株研究)
企業概要
ハリバートンは全米2位の石油・天然ガスの開発支援会社である。
探査・開発、生産サービスなど天然資源開発の上流部門に対して探鉱・堀削の医術支援など幅広いサービスを世界規模で展開している。
ハリバートンの主要営業部門は、資源サービスグループ(Energy Services Group)で、ESGは石油と天然ガス探査及び生産設備を製造する。また、イラク戦争後のイラクにおける運輸事業などの各種復興事業や、海外に展開するアメリカ軍のケータリングサービスの提供も行うなど、様々な事業を展開している。
なお、アメリカのディック・チェイニー副大統領が副大統領就任前に同社のCEOを務めていた(1995-2000)ため、BBCなど、チェイニー副大統領と同社の利害関係を問題視するマスコミも存在する。アメリカ政府と10億ドルの契約がなされた際には、縁故資本主義が指摘された。その後不当な戦時利得を得ているとされてきて、アメリカ政府に何百万ドルも返還する事になった。
最高経営責任者は、David J. Lesar。役員が相互兼任する会社は、シティバンク、インペリアル・ケミカル・インダストリーズ、カナダ太平洋鉄道、Brown & Root and Wimpey Constructionがある。
日本では、新潟市北区に事務所を構えている。
クラウド等IT技術活用した堀削・生産等の効率化やバリュエーション強化狙い、マイクロソフトなどとも提携している。
財務内容
株価 21.13(11/21)
時価総額 18,425,114千ドル(11/22)
発行済株式数 877,804,397株(11/22)
PER(実績) (連) 11.11倍(18:40)
PBR(実績) (連) 1.92倍(18:40)
EPS(実績) (連) 1.89(2018/12)
BPS(実績) (連) 10.93(2018/12)
決算評価
2018年12月期(連) | 2017年12月期(連) | 2016年12月期(連) | |
決算日 | 2018年12月31日 | 2017年12月31日 | 2016年12月31日 |
売上高 | 23,995,000千 | 20,620,000千 | 15,887,000千 |
営業利益 | 2,467,000千 | 1,362,000千 | -6,778,000千 |
税引前利益 | 1,814,000千 | 682,000千 | -7,625,000千 |
当期利益 | 1,656,000千 | -463,000千 | -5,763,000千 |
EPS(一株当たり利益) | 1.89 | -0.53 | -6.69 |
総資産 | 25,982,000千 | 25,085,000千 | 27,000,000千 |
自己資本 | 9,522,000千 | 8,322,000千 | 9,409,000千 |
自己資本比率 | 36.65% | 33.18% | 34.85% |
BPS(一株当たり純資産) | 10.93 | 9.53 | 10.86 |
資本金 | 2,671,000千 | 2,673,000千 | 2,674,000千 |
有利子負債 | 10,457,000千 | 10,942,000千 | 12,377,000千 |
将来予測
3期連続で赤字が続いていたが復調気味である。
採算が改善しており、利益率が大幅に回復している。
株価考察
一時期70ドルを超えていた株価を考えると3分の1以下となっており、かなり低迷している。
10年チャートで見ると安値となっているが競合も激化しており、以前のような株価を回復できるかは不明である。
株価は安いが成長期待に薄い銘柄といえるだろう。