失業給付の基本手当の内容と申請方法②

失業給付の基本手当とは?

失業給付の「基本手当」は、基本手当日額と日数で計算されます。

基本手当日額は年齢、勤めていたときの賃金によって決まり、これに給付率を掛けた金額がベースになります。

女性社員
就業期間中にしっかりと社会保険料を納めていることが大切になってきます。


失業給付の基本手当の対象者は?

会社を退職した人で以下の条件を満たす人が対象になります。

①会社を辞める前の2年間に雇用保険の被保険者期間が通算12カ月以上であること

②働く意思といつでも就職できる能力があること

ブログ太郎
働く意思と能力があることが受給の条件になってくるんだね。

失業給付の基本手当のポイントは?

①賃金日額は、退職する前6カ月間の賃金の総額を180で割った金額になります。賃金には時間外手当や通勤手当は含まれますが、ボーナスや臨時に支払われた賃金は含まれません。

【退職6カ月前の賃金の総額】÷【180】=賃金日額

②勤めていた時期の賃金が高いと賃金日額が高くなりますが、そこに給付率を掛けるため、基本手当日額は無制限に多くなることはなく、上限があります。給付率は59歳までは50~80%、60~64歳までは45~80%で、賃金の低い人ほど給付率が高くなります。

③賃金日額が少ない人のために最低保障額が設けられています。

女性社員
賃金が少ない人でも最低保証額が設けられているため、一定の給付額は保証されています。


失業給付の基本手当でもらえる金額は?

基本手当日額

賃金日額 60歳未満 60歳以上65歳未満
5000円 3993円 3991円
6000円 4543円 4440円
7000円 5011円 4742円
8000円 5395円 4792円

基本手当日額の最低保証額と最高額

年齢 最低保証額 最高額
30歳未満 1984円 6750円
30歳以上45歳未満 7495円
45歳以上60歳未満 8250円
60歳以上65歳未満 7083円
ブログ太郎
慎ましく生活すればなんとかなる金額が支給されるんだね。


失業給付の基本手当の申請先

ハローワークで申請します。


失業給付の基本手当と併用できる制度は?