年金の繰上げ・繰下げの内容と申請方法

年金の繰上げ・繰下げとは?

厚生年金のは生年月日に応じて60歳~65歳、国民年金は65歳から支給されますが、希望すれば60歳~70歳の範囲で支給開始を早めたり、遅らせたりできます。

1カ月繰上げると支給額が0.5%減り、1カ月繰下げると0.7%増え、その額が一生続きます。

女性社員
年金をいつから受給するかはとても悩むところです。


年金の繰上げ・繰下げの対象者は?

年金をこれから受給する人が対象になります。

ブログ太郎
受給する前にしっかり検討しておきましょう。


年金の繰上げ・繰下げのポイントは?

①国民年金、厚生年金それぞれ1カ月単位で繰上げ、繰下げを選択可能。

②繰上げた場合は「寡婦年金」や「障害年金」を受け取れない。

③繰下げる間、「加給年金」も支給されない。たとえば5歳年下の専業主婦の妻がいる夫が5年繰下げると、200万円近い加給年金が受け取れなくなる。

④受取総額を考えると、繰上げは長生きするほど損、繰下げは長生きするほど得になります。繰下げの場合、受給開始から12年程度経過すると、繰下げしなかった場合より受取総額が多くなります。ただし繰下げていた分を全額まとめて支給してもらうこともできるおで、長生きが難しいと感じた際にも、もらい損を避けられます。

女性社員
健康状態をしっかり把握して決断しましょう。


年金の繰上げ・繰下げでもらえる金額は?

年金の受け取り開始年齢
65歳~ 66歳~ 67歳~ 68歳~ 69歳~ 70歳~
受給率 100 108.4 116.8 125.2 133.6 142
77歳 1300 1300.8 1284.8 1252 1202.4 1136
78歳 1400 1409.2 1401.6 1377.2 1336 1278
79歳 1500 1517.6 1518.4 1502.4 1468.6 1420
80歳 1600 1626 1635.2 1627.6 1603.2 1562
81歳 1700 1734.4 1752 1752.8 1736.8 1704
ブログ太郎
受給する段階でどちらが得かしっかり検討することが必要です。


年金の繰上げ・繰下げの申請先

年金事務所で申請します。


年金の繰上げ・繰下げと併用できる制度は?