ダウ・デュポン(米国株研究)
企業概要
デュポン(Du Pont)は、アメリカ合衆国・デラウェア州・ウィルミントンに本社を置く化学メーカー。正式社名はデュポン・ド・ヌムール(DuPont de Nemours, Inc.)。
規模は世界第4位・アメリカで第2位(世界最大はBASF)。石油会社を除けば時価総額ベースでは世界で四番目に大きい化学会社である。メロン財閥、ロックフェラー財閥と並ぶアメリカの三大財閥と称されることもある。後者とは閨閥である(Du Pont family)。第一次世界大戦・第二次世界大戦では火薬や爆弾を供給したほか、マンハッタン計画に参加しワシントン州ハンフォード・サイト、テネシー州のオークリッジ国立研究所でウラニウムの分離・精製やプルトニウムを製造するなどアメリカの戦争を支えた。
2015年12月11日、ダウ・ケミカル社との対等合併を発表し、2017年9月、両社は「ダウ・デュポン」(DowDuPont, Inc.)として経営統合された。ダウ・デュポンの会長はダウ・ケミカルのAndrew N. Liverisが、CEOはデュポンのEdward D. Breenが務めた。この経営統合は両社の事業を、特殊化学品会社、素材科学会社、農業関連会社の3つの会社へ再編することを目的として行われ、2019年4月1日にまず素材科学会社がダウ(Dow, Inc.)として分離、同年6月3日に農業関連会社がコルテバ(Corteva, Inc.)として分離し、コルテバ分離の時点でダウ・デュポンは「デュポン」(DuPont de Nemours, Inc.)へと改名し、新たなスタートを切った。経営統合以前のデュポンの正式社名は「E. I. du Pont de Nemours and Company」であり、事業再編後の正式社名は再編前と異なる。なおこの間、日本法人の名称は「デュポン株式会社」で変更されていない。
財務内容
株価 30.45(5/31)
発行済株式数 2,246,370,461株(6/7)
決算評価
2018年12月期(連) | 2017年12月期(連) | 2016年12月期(連) | |
決算日 | 2018年12月31日 | 2017年12月31日 | 2016年12月31日 |
売上高 | 85,977,000千 | 62,484,000千 | 48,158,000千 |
営業利益 | 5,404,000千 | 545,000千 | 3,377,000千 |
税引前利益 | 4,492,000千 | 429,000千 | 3,971,000千 |
当期利益 | 3,844,000千 | 1,460,000千 | 4,318,000千 |
EPS(一株当たり利益) | 1.66 | 0.92 | 3.57 |
総資産 | 188,030,000千 | 192,164,000千 | 79,511,000千 |
自己資本 | 94,571,000千 | 100,330,000千 | 25,987,000千 |
自己資本比率 | 50.30% | 52.21% | 32.68% |
BPS(一株当たり純資産) | 41.68 | 43.11 | 21.46 |
資本金 | 24,000千 | 23,000千 | 3,107,000千 |
有利子負債 | 37,813,000千 | 31,836,000千 | 20,456,000千 |
将来予測
業績は極めて順調である。
売上高・営業利益・税前利益・純利益なども単年での上がり下がりはあるものの、大きな水準で上昇している。
株価考察
2013年頃から右肩上がりで上昇している。
売上高・営業利益・税前利益・純利益の伸び率は鈍化することが予想されているものの、収益は上昇させることが予想されており、大幅な株価の減少はないだろう。
株価は高値を維持しているため、今後の期待成長率と比較して購入するかどうかを決めるべきであろう。