スリーエム 3M Company (米国株研究)
企業概要
3M Company(スリーエム)は、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール郊外のメープルウッドに本拠地を置く、世界的化学・電気素材メーカーである。この会社の社名は2002年までMinnesota Mining & Manufacturing Co.(ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社)が使用されていたが、その後略称である、3Mを使用した「3M Company」に変更されている。
3Mは、1902年にミネソタ州トゥーハーバーズにて設立。その後州北東部の中心都市で、スペリオル湖の港湾都市・工業都市として隆盛を迎えていたダルースに本社を移した。現在のメープルウッドに本社を移したのは1906年のことであった。
3Mは世界有数の化学企業であり、多くの経営学者が研究対象として同社を取り上げている。同社をその理論の実例としてあげた書物にはジェームズ・C. コリンズ、ジェリー・I. ポラスの「ビジョナリーカンパニー」やトーマス・J. ピーターズ、ロバート・H.,Jr. ウォーターマンの「エクセレント・カンパニー」がある。また日本の経営学者野中郁次郎も同社の経営に注目し、著書を執筆している。
同社の経営手法として「15パーセントルール」がある。これは、従業員が勤務時間の15%を日々の仕事にとらわれない活動にあてることを許すというものである。
日本では、3M社が75%、住友電気工業が25%出資の合弁会社「住友スリーエム」を設立、3Mの中で最大の系列会社となる。2014年9月1日付で、住友電気工業所有の株式を自社買い取りし、3Mの100%子会社「スリーエム ジャパン株式会社」になる。
財務内容
株価 165.17(12/3)
時価総額 95,119,129千ドル(12/3)
発行済株式数 575,050,655株(12/4)
PER(実績) (連) 18.20倍(15:58)
PBR(実績) (連) 9.74倍(15:58)
EPS(実績) (連) 9.09(2018/12)
BPS(実績) (連) 16.99(2018/12)
決算評価
2018年12月期(連) | 2017年12月期(連) | 2016年12月期(連) | |
決算日 | 2018年12月31日 | 2017年12月31日 | 2016年12月31日 |
売上高 | 32,765,000千 | 31,657,000千 | 30,109,000千 |
営業利益 | 6,660,000千 | 7,234,000千 | 7,223,000千 |
税引前利益 | 7,000,000千 | 7,548,000千 | 7,053,000千 |
当期利益 | 5,349,000千 | 4,858,000千 | 5,050,000千 |
EPS(一株当たり利益) | 9.09 | 8.13 | 8.35 |
総資産 | 36,500,000千 | 37,987,000千 | 32,906,000千 |
自己資本 | 9,796,000千 | 11,563,000千 | 10,298,000千 |
自己資本比率 | 26.84% | 30.44% | 31.30% |
BPS(一株当たり純資産) | 16.99 | 19.44 | 17.26 |
資本金 | 9,000千 | 9,000千 | 9,000千 |
有利子負債 | 14,156,000千 | 13,198,000千 | 11,478,000千 |
将来予測
売上高や利益などは堅調な水準を維持しているものの2018年期は減速してしまった。
その影響か、株価が下落しているので持ち直すのを待つのが得策だろう。
株価考察
2018年を境に株価の下落傾向が続いている。
連続増配の代表的な銘柄だが株価が下がっている現在は買い向かうのは怖いだろう。