アボット・ラボラトリーズ (米国株研究)
企業概要
アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories 、NYSE: ABT)は米国の製薬会社、ヘルスケアカンパニー。日本法人はアボットジャパン株式会社。 創業は1888年。社名は創業者のウォレス・C・アボット(Wallace C. Abbott )から名づけられている。7万2000人の社員が130を超える国々で活動している。本社はアメリカ・イリノイ州シカゴ郊外にあるアボットパークにある。
1985年、初のHIV血液検査薬を開発した。代表的製品(医療用医薬品)としてマクロライド系抗生物質「バイアキシン」、関節リウマチ、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、クローン病、中等度から重度の慢性乾癬と若年性特発性関節炎に有効な「ヒュミラ」、HIV治療薬の「カレトラ」、抗てんかん薬の「デパコート」、合成甲状腺ホルモンの「シンスロイド」、吸入麻酔薬の「アルタン」などを販売。
2013年、研究開発型医療用医薬品事業(新薬事業)をアッヴィに分離し、ヒュミラ、カレトラ等をアッヴィに承継した。これにより、アボットの医薬品ポートフォリオはエスタブリッシュ製品(長期収載品やブランド後発品)が中心となった。
アボットはこれらエスタブリッシュ医薬品をはじめ、「エンシュア」や「EAS」のような栄養食品、診断薬、免疫学的測定装置、眼科領域(AMO)など、広範囲にわたる医療製品を提供しており、多角化したヘルスケア企業となっている。
2014年からは、本社のあるシカゴなどで開催されるマラソン大会を対象とした、ワールドマラソンメジャーズの冠スポンサーに就任。“アボット・ワールドマラソンメジャーズ”(Abbott World Marathon Mejors)となった。
財務内容
株価 89.59(1/27)
時価総額 158,489,000千ドル(1/27)
発行済株式数 1,768,455,705株(1/28)
PER(実績) (連) 66.88倍(15:59)
PBR(実績) (連) 5.15倍(15:59)
EPS(実績) (連) 1.34(2018/12)
BPS(実績) (連) 17.39(2018/12)
決算評価
2018年12月期(連) | 2017年12月期(連) | 2016年12月期(連) | |
決算日 | 2018年12月31日 | 2017年12月31日 | 2016年12月31日 |
売上高 | 30,578,000千 | 27,390,000千 | 20,853,000千 |
営業利益 | 3,650,000千 | 1,726,000千 | 3,185,000千 |
税引前利益 | 2,873,000千 | 2,231,000千 | 1,413,000千 |
当期利益 | 2,368,000千 | 477,000千 | 1,400,000千 |
EPS(一株当たり利益) | 1.34 | 0.27 | 0.94 |
総資産 | 67,173,000千 | 76,250,000千 | 52,666,000千 |
自己資本 | 30,524,000千 | 30,897,000千 | 20,538,000千 |
自己資本比率 | 45.44% | 40.52% | 39.00% |
BPS(一株当たり純資産) | 17.39 | 17.72 | 13.94 |
資本金 | 23,512,000千 | 23,206,000千 | 13,027,000千 |
有利子負債 | 19,359,000千 | 27,210,000千 | 20,681,000千 |
将来予測
数々の難病への革新的な医薬品を生み出している大手企業である。
医薬品からヘルスケアにまで展開しており、収益源は大きく将来性も高い。
株価考察
2017年以降株価は大きな飛躍を遂げている。
売上や営業利益などが着実に伸びていくか注意が必要だ。