妊産婦医療費助成制度の内容と申請方法(妊娠中の医療費の助成が受けられる)

2019年8月17日

妊産婦医療費助成制度とは?

妊娠中や出産時にかかった医療費のうちで、健康保険が適用されるものについて、自己負担分が助成される自治体の制度のことをいいます。

医療費が3割負担で費用を負担したら、その支払額が助成の対象となります。

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助成される期間や助成の内容、本人や配偶者の所得制限があるかどうかなど自治体によって異なります。

あらかじめ、自治体の支援制度について役所の窓口で確認しておきましょう。


妊産婦医療費助成制度の対象者は?

健康保険や国民健康保険に加入している人で妊娠・出産をする人

女性社員
出産にかかる費用だけでなく医療費についても助成が受けられるのならぜひ申請したいわね。


妊産婦医療費助成制度の要点は?

①助成期間や助成の内容については自治体によって異なります、居住地の市区町村の役所で確認しましょう。

②妊婦健康診断や普通分娩については妊産婦医療費助成制度の対象外になります。
 妊婦健康診断については妊婦健診費用助成で、普通分娩については出産育児一時金で助成を受けられます。

③帝王切開での出産は保険診療になるため、妊産婦医療費助成制度で助成を受けられます。


妊産婦医療費助成制度でもらえる金額は?

自治体によって異なるため、市区町村の役所で確認しましょう。

基本的に多くの市区町村で採用している例を挙げます。

対象     居住地の住民登録のある市区町村で健康保険が適用となる妊産婦が市区町村が委託契約を結んでいる医療機関で受診した場合

助成内容   医療費を助成される。ただし、全額か一部自己負担かは市区町村によって異なる。

助成期間   母子手帳の交付を受けた月から出産した月の翌月まで。

女性社員
歯科治療も助成の対象になるので妊娠を機に歯も診察してもらうといいかもしれないわね。


妊産婦医療費助成制度の申請先

妊産婦医療費助成制度の申請先は市区町村の役所になります。


妊産婦医療費助成制度と併用できる制度は?

①妊婦健診費用助成

定期的に受ける必要のある妊婦健康診査の費用を平均して14回分の費用を助成してもらえる制度です。

妊婦検診費用助成の内容と申請方法

③出産育児一時金

出産にかかった費用を42万円分助成してもらえる仕組みです。

出産育児一時金の内容と申請方法

④出産祝い金

子どもの誕生に際して自治体独自にお祝いのものを受け取る仕組みです。

出産祝い金の内容と申請方法

⑤出産手当金

産休中の給料が健康保険から一部支給されるようになる。

出産手当金の内容と申請方法

⑥特定不妊治療費助成金

保険適用されない高額な不妊治療費の助成が受けられる。

特定不妊治療費助成金の内容と申請方法