「どの転職エージェントが本当に使えるの?」「プログラミング学習は何で勉強すればいい?」「ポートフォリオはどこにデプロイすべき?」
エンジニア転職を目指す方の多くが、サービス選びで迷います。ネット上には様々な情報がありますが、「実際に転職成功した人は何を使ったのか?」を知りたいですよね。
そこで、未経験からエンジニア転職に成功した100人にアンケート調査を実施しました。この記事では、その結果を基に、本当に役立ったサービスをランキング形式で紹介します。
私自身も31歳で営業職からエンジニア転職を成功させた経験があり、その体験も交えながら解説します。
調査概要
アンケート対象者
対象:未経験からエンジニア転職に成功した100人
内訳
- 年齢:22〜39歳
- 性別:男性68人、女性32人
- 転職成功時期:2022年〜2024年
- 学習方法:独学62人、スクール38人
- 転職先:自社開発45人、SES35人、受託20人
調査方法
- オンラインアンケート
- Twitter経由での回答収集
- 転職成功者コミュニティでの調査
- 期間:2024年8月〜9月
調査項目
- 使用した学習サービス
- 使用した転職エージェント
- 使用した開発ツール
- 最も役立ったサービス
- 使わなくてよかったと思うサービス
重要な前提
この記事で紹介するサービスは、100人の実体験に基づく統計データです。ただし、「全員に合う」わけではありません。
あなたの状況に合わせて選びましょう
- 年齢
- 学習スタイル
- 予算
- 目指す企業タイプ
カテゴリー別ランキング
【学習サービス部門】TOP10
1位:Progate(使用率89%)
評価ポイント
- ゲーム感覚で楽しく学べる
- 初心者にわかりやすい
- スマホでも学習できる
- 月額1,078円とコスパ良好
使用者の声
「HTMLもわからない状態から始めましたが、Progateのおかげで基礎を理解できました。スライド形式の説明がわかりやすい」(26歳・男性)
「通勤時間にスマホで学習できたのが良かった。毎日30分の積み重ねが大きかった」(29歳・女性)
私の体験
私も最初の2ヶ月はProgateを毎日使っていました。特にHTML/CSS、JavaScript、Rubyのコースは何度も繰り返しました。
注意点
- Progateだけでは転職は難しい
- 基礎学習後は実践が必要
- あくまで「入門」として使う
料金:月額1,078円(税込)
2位:Udemy(使用率76%)
評価ポイント
- セール時に1,500〜2,000円で購入可能
- 動画で学習できる
- 買い切り型で何度も見返せる
- 実践的な内容が多い
人気講座TOP3
- 「はじめてのRuby on Rails入門」
- 「【JavaScript&CSS】ガチで学びたい人のためのWEB開発実践入門」
- 「フロントエンドエンジニアになりたい人のためのReact入門」
使用者の声
「Progateで基礎を学んだ後、Udemyで実践的な開発を学びました。セール時に3講座を5,000円で購入できてコスパ最高」(24歳・男性)
「動画なので理解しやすい。わからない部分は繰り返し見られるのが良い」(31歳・女性)
購入のコツ
- 必ずセールを待つ(月1〜2回開催)
- 評価4.0以上の講座を選ぶ
- プレビューで内容を確認
- 返金保証があるので安心
料金:セール時1,500〜2,000円/講座
3位:YouTube(使用率73%)
評価ポイント
- 完全無料
- 質の高い学習コンテンツが豊富
- 最新技術の情報が早い
- 倍速で効率学習可能
人気チャンネルTOP5
- しまぶーのIT大学
- プログラミングチュートリアル
- たにぐちまことのともすたチャンネル
- Web開発の学習手順
- キノコード
使用者の声
「無料なのに質が高すぎる。特にエラー解決系の動画が助かった」(27歳・男性)
「通勤中に倍速で視聴。1.5倍速で効率的に学習できた」(30歳・女性)
活用方法
- 学習の補助として使う
- エラー解決の参考に
- 最新技術のキャッチアップ
- モチベーション維持
料金:無料
4位:Rails Tutorial(使用率58%)
評価ポイント
- 無料で質が高い
- Railsの基礎から実践まで網羅
- 本格的なアプリを作れる
- 実務に近い内容
使用者の声
「無料とは思えないクオリティ。これをやり切れば基礎は完璧」(28歳・男性)
「英語だけど翻訳しながら読めば問題なし。実践的な内容が良い」(25歳・女性)
注意点
- 英語(翻訳推奨)
- ボリュームが多い(100時間以上)
- 挫折しやすいポイントも
- わからない箇所は飛ばしてOK
料金:無料(有料版もあり)
5位:Qiita(使用率54%)
評価ポイント
- 日本語の技術記事が豊富
- エラー解決に役立つ
- 無料で読める
- 自分でも記事を書ける(アウトプット)
使用者の声
「エラーが出たら必ずQiitaで検索。ほぼ100%解決策が見つかる」(26歳・男性)
「学んだことを記事にすることで理解が深まった。アウトプット大事」(29歳・女性)
活用方法
- エラー解決の情報源
- 学習記録のアウトプット
- トレンド技術のキャッチアップ
- ポートフォリオとしても機能
料金:無料
6位:書籍(使用率52%)
人気書籍TOP5
- プロを目指す人のためのRuby入門(3,278円)
- Ruby学習の決定版
- 辞書的に使える
- リーダブルコード(2,640円)
- コードの書き方の基本
- 全エンジニア必読
- パーフェクトRuby on Rails(3,828円)
- Railsの深い理解に
- 中級者向け
- 体系的に学ぶ安全なWebアプリケーションの作り方(3,520円)
- セキュリティの基礎
- 実務で必須の知識
- オブジェクト指向でなぜつくるのか(2,640円)
- オブジェクト指向の理解
- 設計の考え方
使用者の声
「Webだけでは理解が浅い。体系的に学ぶには書籍が必要」(32歳・男性)
「困った時に辞書的に使える。電子書籍より紙派」(27歳・女性)
購入のコツ
- 評価の高い定番書を選ぶ
- 最初は2〜3冊に絞る
- メルカリで中古を探すのもあり
料金:1冊2,000〜4,000円
7位:ドットインストール(使用率38%)
評価ポイント
- 3分動画で学習しやすい
- 基礎的な内容が充実
- 無料版でも十分学べる
使用者の声
「3分動画が集中力に合っていた。通勤時間に最適」(25歳・女性)
料金:基本無料(プレミアム月額1,080円)
8位:プログラミングスクール(使用率38%)
人気スクールTOP3
- テックアカデミー
- DMM WEBCAMP
- ポテパンキャンプ
使用者の声
「質問できる環境が良かった。独学で挫折した人におすすめ」(28歳・男性)
「転職サポートが手厚く、3ヶ月で内定獲得」(26歳・女性)
料金:30〜80万円
9位:技術ブログ(使用率34%)
人気ブログ
- Qiita
- Zenn
- note
- はてなブログ
料金:無料
10位:paizaラーニング(使用率22%)
評価ポイント
- ゲーム感覚で学習
- 動画+演習問題
- 初心者向け
料金:基本無料(有料プランあり)
【転職エージェント部門】TOP5
1位:ワークポート(使用率68%、満足度4.2/5.0)
評価ポイント
- 未経験OK求人が最も多い
- IT業界専門で業界知識が豊富
- レスポンスが早い
- 書類添削が丁寧
使用者の声
「未経験OKの求人が2,000件以上。選択肢が広がった」(27歳・男性)
「専用アプリが使いやすい。進捗管理が簡単」(29歳・女性)
「担当者のレスポンスが早く、スピーディーに転職活動できた」(26歳・男性)
私の体験
私もワークポート経由で最も多く応募しました(23社)。未経験向けの求人が豊富で、書類通過率も高かったです。
向いている人
- 未経験からの転職
- とにかく多くの求人を見たい
- スピード重視の転職活動
デメリット
- 連絡がやや多い(調整可能)
- 質より量の傾向
2位:マイナビIT AGENT(使用率55%、満足度4.5/5.0)
評価ポイント
- キャリアアドバイザーの質が高い
- 書類添削が非常に丁寧
- 面接対策が手厚い
- 長期的なサポート
使用者の声
「職務経歴書を5回以上添削してもらった。おかげで通過率が上がった」(31歳・男性)
「面接前に必ず模擬面接。準備万全で臨めた」(28歳・女性)
「担当者が親身で、転職後もフォローしてくれた」(30歳・男性)
私の体験
最終的に入社した企業は、マイナビIT AGENT経由でした。担当者の丁寧なサポートが決め手になりました。
向いている人
- 丁寧なサポートを受けたい
- 書類・面接に不安がある
- 長期的なキャリアを相談したい
デメリット
- 求人数はやや少なめ
- 選考スピードはやや遅め
3位:レバテックキャリア(使用率42%、満足度4.1/5.0)
評価ポイント
- エージェント自身がエンジニア経験者
- 技術的な質問に強い
- 企業の技術情報が詳しい
- コードレビューしてくれる
使用者の声
「担当者が元エンジニアで、技術的な話が通じた」(29歳・男性)
「ポートフォリオのコードレビューをしてもらえた。未経験者には貴重」(27歳・女性)
向いている人
- 技術的なアドバイスがほしい
- ポートフォリオのレビューがほしい
- 企業の技術スタックを詳しく知りたい
デメリット
- 未経験者向け求人は少なめ
- 経験者向けの方が強い
4位:doda(使用率38%、満足度3.9/5.0)
評価ポイント
- 大手で求人数が多い
- エージェント+サイト機能
- サポート体制が充実
- イベント・セミナーが豊富
使用者の声
「求人検索とエージェントの両方使えて便利」(26歳・女性)
「大手の安心感。サポートも手厚い」(30歳・男性)
向いている人
- 大手の安心感がほしい
- 自分でも求人を探したい
- セミナーに参加したい
5位:type転職エージェント(使用率24%、満足度4.0/5.0)
評価ポイント
- 関東圏に強い
- キャリアアップ志向
- 非公開求人が豊富
使用者の声
「関東圏の優良企業が多い」(28歳・男性)
向いている人
- 関東圏で転職
- 質の高い求人を厳選したい
【開発ツール部門】TOP5
1位:Visual Studio Code(使用率94%)
評価ポイント
- 無料で高機能
- 拡張機能が豊富
- 動作が軽い
- 初心者にも使いやすい
人気の拡張機能
- Japanese Language Pack(日本語化)
- Prettier(コード整形)
- ESLint(JavaScriptのLinter)
- GitLens(Git強化)
- Live Server(ローカルサーバー)
料金:無料
2位:Git/GitHub(使用率91%)
評価ポイント
- バージョン管理必須
- ポートフォリオ公開に必須
- 実務でも必ず使う
- コミット履歴が評価される
使用者の声
「GitHubでコードを公開することで、ポートフォリオとして機能した」(27歳・男性)
「毎日コミットして、緑色にすることが習慣に」(25歳・女性)
料金:無料
3位:Notion(使用率56%)
評価ポイント
- 学習記録・タスク管理に最適
- 無料で十分使える
- テンプレートが豊富
- 情報を一元管理
使用者の声
「学習記録、エラーメモ、ポートフォリオのアイデア、全てNotionで管理」(29歳・男性)
料金:基本無料
4位:Docker(使用率34%)
評価ポイント
- 環境構築が簡単
- 実務でも使われている
- ポートフォリオの評価UP
使用者の声
「Docker使えるだけで評価が上がった」(31歳・男性)
料金:無料
5位:Postman(使用率28%)
評価ポイント
- API開発に便利
- 動作確認が簡単
- 無料で使える
料金:無料
【デプロイサービス部門】TOP3
1位:Heroku(使用率62%)
評価ポイント
- デプロイが簡単
- Railsとの相性が良い
- 無料枠あり(制限あり)
注意点
- 2022年以降、無料枠の制限が厳しい
- 2024年現在は有料化の流れ
料金:無料〜(制限あり)
2位:Render(使用率48%)
評価ポイント
- Herokuの代替として人気
- 無料枠が使いやすい
- デプロイが簡単
使用者の声
「Heroku有料化後、Renderに移行。快適」(28歳・男性)
料金:無料〜
3位:Vercel(使用率32%)
評価ポイント
- フロントエンド向け
- Next.js、Reactとの相性抜群
- 無料で高速
料金:無料〜
複数エージェント併用のパターンTOP3
パターン1:ワークポート+マイナビIT AGENT(32%)
組み合わせの理由
- ワークポート:求人数の多さ
- マイナビIT AGENT:サポートの質
使用者の声
「ワークポートで広く応募、マイナビで丁寧なサポート。ベストな組み合わせ」(29歳・男性)
パターン2:ワークポート+レバテックキャリア(18%)
組み合わせの理由
- ワークポート:求人数
- レバテック:技術面接対策
使用者の声
「ワークポートで応募、レバテックで技術対策。役割分担が明確」(27歳・女性)
パターン3:マイナビIT AGENT+doda(14%)
組み合わせの理由
- マイナビ:丁寧なサポート
- doda:求人の幅
使用者の声
「両方とも大手で安心感。サポートも手厚い」(30歳・男性)
使わなくてよかったと思うサービスTOP5
1位:質の低いプログラミングスクール(指摘率22%)
理由
- 高額なのに内容が薄い
- 講師の質が低い
- 転職サポートが機能していない
- 独学で十分な内容
見極めポイント
- 口コミを必ず確認
- 無料体験で質を確認
- 転職実績を確認
- 返金保証の有無
2位:マイナーな転職エージェント(指摘率18%)
理由
- 求人数が少ない
- サポートが不十分
- レスポンスが遅い
- 大手で十分
対策
- まずは大手3社を使う
- 追加するなら実績のあるところ
3位:有料のプログラミング学習サイト(独自サービス)(指摘率15%)
理由
- Progate、Udemyで十分
- コスパが悪い
- 無料リソースで代替可能
4位:過度な資格取得(指摘率12%)
理由
- ポートフォリオの方が重要
- 資格より実務経験
- 時間とお金の無駄
推奨資格
- 基本情報技術者(あれば尚可)
- AWS認定(経験者向け)
不要な資格
- MOS
- ITパスポート(エンジニアには物足りない)
5位:高額なコンサルティングサービス(指摘率8%)
理由
- エージェントで十分
- コスパが悪い
- 情報はネットで得られる
年代別:使うべきサービスの組み合わせ
20代前半(22〜25歳):広く浅く戦略
学習サービス
- Progate(必須)
- YouTube(無料)
- Udemy(2〜3講座)
転職エージェント
- ワークポート(必須)
- マイナビIT AGENT
- doda
予算:約5万円
20代後半(26〜29歳):バランス型
学習サービス
- Progate(必須)
- Udemy(3〜5講座)
- 書籍(2〜3冊)
- YouTube(補助)
転職エージェント
- マイナビIT AGENT(必須)
- ワークポート
- レバテックキャリア
予算:約8万円
30代前半(30〜34歳):質重視戦略
学習サービス
- Progate
- Udemy(5講座以上)
- 書籍(5冊)
- プログラミングスクール(検討)
転職エージェント
- マイナビIT AGENT(必須)
- レバテックキャリア(必須)
- ワークポート
予算:10万円〜(スクール除く)
30代後半以降(35歳〜):専門性+スクール検討
学習サービス
- プログラミングスクール(推奨)
- Udemy
- 書籍(専門書含む)
転職エージェント
- マイナビIT AGENT
- レバテックキャリア
- type転職エージェント
予算:30万円〜(スクール含む)
私が実際に使ったサービスと評価
学習サービス(費用:約3万円)
Progate(3ヶ月:3,234円)★★★★★
- 基礎学習に最適
- 毎日使っていた
Udemy(3講座:約5,000円)★★★★☆
- Rails、JavaScript、Reactの講座
- セール時に購入
書籍(5冊:約15,000円)★★★★★
- Ruby入門、Railsチュートリアル等
- 今でも参考にしている
YouTube(無料)★★★★☆
- エラー解決に役立った
- 倍速で効率学習
Qiita(無料)★★★★★
- エラー解決の9割はここ
- 自分でも記事を投稿
転職エージェント(費用:無料)
ワークポート★★★★☆
- 応募数:23社
- 書類通過:7社
- 求人数の多さが魅力
マイナビIT AGENT★★★★★
- 応募数:8社
- 書類通過:4社
- 最終的に入社した企業を紹介
- サポートが丁寧
レバテックキャリア★★★☆☆
- 応募数:4社
- 書類通過:0社
- 未経験者には厳しかった
- 技術面接対策は参考になった
開発ツール(費用:無料)
VS Code★★★★★
- 毎日使用
- 拡張機能が便利
Git/GitHub★★★★★
- 毎日コミット
- ポートフォリオ公開に必須
Notion★★★★☆
- 学習記録、エラーメモ
- 情報の一元管理
デプロイサービス(費用:無料)
Heroku★★★★☆
- ポートフォリオ2つをデプロイ
- 簡単だが、制限が増えた
Render★★★★☆
- ポートフォリオ1つをデプロイ
- Herokuの代替として優秀
まとめ:本当に必要なサービスだけを使おう
学習サービスの最小構成
- Progate(必須)
- YouTube(無料)
- Udemy(2〜3講座)
- 書籍(2〜3冊)
費用:約5万円
転職エージェントの最小構成
- ワークポート(求人数)
- マイナビIT AGENT(サポート)
- レバテックキャリア(技術対策、optional)
費用:無料
開発ツールの必須
- VS Code
- Git/GitHub
- Notion
費用:無料
合計費用:約5万円(独学の場合)
重要なポイント
- お金をかければ良いわけではない
- 無料リソースでも十分
- 大切なのは継続と実践
- 自分に合ったサービスを選ぶ
- 年齢、予算、学習スタイル
- 万人に合うサービスはない
- 複数エージェントは必須
- 最低2社、できれば3社
- それぞれの強みを活かす
- ポートフォリオが最重要
- どのサービスを使うかより
- 何を作るかが重要
最後に
100人の転職成功者のデータから見えてきたのは、「高額なサービスを使えば成功する」わけではないということです。
大切なのは:
- 適切なサービスを選ぶこと
- 継続して学習すること
- ポートフォリオに時間をかけること
- 複数のエージェントを活用すること
この記事のランキングを参考に、あなたに合ったサービスを選んで、エンジニア転職を成功させてください!


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