「Webサイトの見た目を作るのが好き」「ユーザーが触る部分を開発したい」そんな思いからフロントエンドエンジニアを目指すあなたへ。
私は異業種からエンジニアに転職し、現在はReactを使ったWebアプリケーション開発に携わっています。HTMLとCSSすら書けない状態から始めましたが、6ヶ月の学習と戦略的な転職活動で、年収480万円でのキャリアスタートを実現しました。
この記事では、フロントエンドエンジニアへの転職を考える方に向けて、必要なスキルから学習ロードマップ、React/Vue.js案件の見つけ方まで、実体験をもとに徹底解説します。
この記事で分かること
- フロントエンドエンジニアのリアルな仕事内容と魅力
- 未経験から目指す際の年収相場と将来性
- 習得すべき技術スキル(HTML/CSS/JavaScript/React/Vue.js)
- 実践的な学習ロードマップ(3〜6ヶ月)
- React/Vue.js案件の探し方と単価相場
- ポートフォリオで差をつける7つのポイント
- おすすめ転職エージェントと活用法
フロントエンドエンジニアとは?仕事内容を徹底解説
ユーザーが見る画面を作る技術者
フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの「ユーザーが直接触れる部分」を開発する技術者です。
具体的には、ブラウザ上で動作するUI(ユーザーインターフェース)の実装を担当します。ボタンをクリックしたときの動き、フォーム入力の検証、ページ遷移のアニメーション、レスポンシブデザイン(スマホ対応)など、ユーザー体験に直結する部分を作り込みます。
「Webデザイナー」と混同されがちですが、デザイナーは見た目のデザインを考える人、フロントエンドエンジニアはそのデザインをコードで実装する人という違いがあります。
具体的な業務内容6つ
1. UIコンポーネントの実装 デザイナーが作成したデザインカンプ(Figma、Adobe XDなど)を見ながら、HTML/CSS/JavaScriptでコーディングします。
私が最初に担当したのは、ECサイトの商品カード表示でした。デザイン通りの見た目を再現しながら、ホバー時のアニメーションや「お気に入り」ボタンの動作を実装しました。
2. レスポンシブデザインの実装 PC、タブレット、スマートフォンなど、あらゆる画面サイズで適切に表示されるよう調整します。
CSSのメディアクエリやFlexbox、CSS Gridを駆使して、デバイスごとに最適なレイアウトを実現します。現代のWebサイトでは必須の技術です。
3. JavaScriptフレームワークでの開発 React、Vue.js、Angularなどのモダンなフレームワークを使い、動的なWebアプリケーションを構築します。
- SPAs(Single Page Applications)の実装
- コンポーネントベースの設計
- 状態管理(Redux、Vuex、Piniaなど)
- ルーティング設定
- APIとの連携
私が現在担当しているプロジェクトでは、Reactを使った管理画面の開発で、ユーザー情報の一覧表示、検索、フィルタリング、ページネーションなどを実装しています。
4. パフォーマンス最適化 Webサイトの表示速度を改善し、快適なユーザー体験を提供します。
- 画像の最適化(WebP形式、遅延読み込み)
- バンドルサイズの削減(Code Splitting)
- レンダリング最適化(仮想DOM、メモ化)
- キャッシュ戦略の実装
GoogleのCore Web Vitals(LCP、FID、CLS)を意識した改善は、SEOにも直結する重要な業務です。
5. アクセシビリティ対応 障害を持つ方や高齢者も使いやすいWebサイトを実現します。
- セマンティックHTMLの使用
- キーボード操作への対応
- スクリーンリーダー対応
- 適切なコントラスト比の確保
- ARIA属性の実装
日本でも「障害者差別解消法」の改正により、アクセシビリティ対応の重要性が増しています。
6. テストコードの作成 品質を保つため、自動テストを書きます。
- Unit Test(単体テスト):Jest、Vitest
- Component Test(コンポーネントテスト):React Testing Library
- E2E Test(End to Endテスト):Cypress、Playwright
私も最初はテストを書くことに抵抗がありましたが、バグを未然に防げるため、今では積極的に書いています。
フロントエンドエンジニアの1日の流れ(実例)
私がReact開発を担当していた時の典型的な1日を紹介します。
9:00 出社・Slack確認 チームメンバーからの連絡や、デザイナーからのデザイン更新を確認。
9:30 朝会(スタンドアップミーティング) 昨日の進捗、今日のタスク、ブロッカー(障害)を共有。15分程度。
10:00 新機能の実装 ユーザーのプロフィール編集ページをReactで実装。フォームのバリデーション(入力チェック)ロジックを追加。
12:00 昼休憩
13:00 コードレビュー 他のエンジニアが書いたコードをレビュー。命名規則やコンポーネントの設計についてフィードバック。
14:00 デザイナーとの打ち合わせ 新しいUIデザインについて、実装の難易度や技術的な制約を議論。「このアニメーションは実装コストが高いので、代替案を提案」など。
15:30 バグ修正 ユーザーから報告されたバグ(特定のブラウザで表示が崩れる)を調査・修正。
17:00 テストコード作成 今日実装した機能のテストをJestで作成。
18:00 振り返りと明日の準備 今日のコミットをGitHubにプッシュ。Jiraでタスクのステータスを更新。
18:30 退社
開発だけでなく、デザイナーやバックエンドエンジニアとのコミュニケーションも多い仕事です。
バックエンドエンジニアとの違いは?
フロントエンドとバックエンド、どちらを目指すべきか迷う方も多いでしょう。
役割の違い
| 項目 | フロントエンドエンジニア | バックエンドエンジニア |
|---|---|---|
| 担当領域 | ブラウザで動く部分(UI/UX) | サーバー側の処理・データベース |
| 主な言語 | HTML/CSS/JavaScript/TypeScript | Java/Python/Ruby/PHP/Go |
| フレームワーク | React/Vue.js/Angular | Spring/Django/Rails/Laravel |
| 仕事の成果 | 見た目や操作感として現れる | ユーザーから見えない裏側の処理 |
| 重視する点 | デザイン性・UX・パフォーマンス | データ処理・セキュリティ・スケーラビリティ |
どちらが向いている?
フロントエンドが向いている人
- デザインやビジュアルに興味がある
- ユーザーの反応を直接見たい
- 細かい見た目の調整が苦にならない
- ブラウザの仕組みに興味がある
- トレンドの変化を楽しめる(技術の移り変わりが早い)
バックエンドが向いている人
- データ構造やアルゴリズムに興味がある
- 論理的思考が得意
- 堅牢なシステム設計に興味がある
- セキュリティ対策に関心がある
- 安定した技術を深く学びたい
私は「作ったものがすぐに目に見える」点に魅力を感じ、フロントエンドを選びました。コードを書いてブラウザをリロードすれば、即座に変化が確認できる即時性が好きです。
未経験からのフロントエンドエンジニア転職は可能?
結論から言うと、未経験からでもフロントエンドエンジニアへの転職は十分可能です。むしろ、エンジニア職種の中では比較的参入しやすい分野と言えます。
なぜフロントエンドは未経験でも目指しやすいのか?
1. 学習のハードルが比較的低い HTML/CSSは非エンジニアでも触れる機会があり、学習の最初のハードルが低いです。「Hello World」を表示するだけなら、バックエンドよりも簡単に始められます。
2. 成果が目に見える 自分が書いたコードの結果がブラウザに即座に表示されるため、学習のモチベーションを保ちやすいです。
3. ポートフォリオが作りやすい Webサイトやアプリを作れば、それがそのままポートフォリオになります。GitHubで公開すれば、面接で実力を証明できます。
4. 需要が非常に高い すべてのWebサービスにフロントエンドが必要なため、求人数が多いです。特にReact、Vue.jsエンジニアは慢性的に不足しています。
年代別の転職難易度
20代前半(第二新卒):難易度 ★☆☆☆☆ 最も転職しやすい。ポートフォリオがあれば、未経験でも採用されやすいです。私の知人も23歳で営業職からフロントエンドエンジニアに転職し、現在は年収550万円まで成長しています。
20代後半:難易度 ★★☆☆☆ まだ十分にチャンスがある年齢。基礎学習とReact/Vue.jsを使ったポートフォリオがあれば高確率で転職できます。
30代前半:難易度 ★★★☆☆ 未経験だと厳しくなり始めますが、前職の経験(営業力、マーケティング知識、デザイン経験など)と組み合わせればチャンスがあります。
30代後半〜40代:難易度 ★★★★☆ かなり厳しいですが、不可能ではありません。ポートフォリオのクオリティと、前職での専門知識を活かせる企業を戦略的に狙う必要があります。
未経験者が採用される実態(私の転職活動実例)
私が転職活動をした際の実績を公開します。
- 応募社数:52社
- 書類通過:19社(通過率36.5%)
- 1次面接通過:10社(52.6%)
- 最終面接通過:4社(40%)
- 内定:3社
ポートフォリオとして、Reactで作成した「タスク管理アプリ」と「天気予報アプリ」を用意していました。面接では必ずポートフォリオの技術的な質問があり、「なぜこの技術を選んだのか」を説明できることが重要でした。
応募先の内訳は、自社開発企業が50%、SES企業が30%、受託開発企業が20%です。自社開発企業を中心に狙いました。
フロントエンドエンジニアの年収相場【2025年最新】
経験年数別の年収相場
私が転職サイトのデータや同業者からの情報をもとに調査した、リアルな年収相場です。
未経験(0〜1年目):380万〜500万円
- SES企業:380万〜430万円
- 自社開発企業(Web系):430万〜500万円
- 受託開発企業:400万〜470万円
私は未経験入社時に年収480万円でスタート。自社サービス企業のフロントエンドエンジニアとして入社しました。
経験2〜3年:450万〜600万円 一人で機能開発ができるようになり、年収が上がり始める時期。React/Vue.jsの実務経験があると市場価値が高まります。
経験4〜5年:550万〜750万円 アーキテクチャ設計やコードレビューができるレベル。転職市場での引き合いが強くなります。
経験6年以上(シニアレベル):650万〜950万円 フロントエンドのテックリードとして、技術選定やチームのコード品質を担保する立場に。
スペシャリスト・リードエンジニア:800万〜1,200万円 大規模サービスのフロントエンド全体を統括、または特定技術領域(パフォーマンス最適化、アクセシビリティなど)のスペシャリストに。メガベンチャーや外資系企業では年収1,000万円超えも現実的です。
企業タイプ別の年収比較
| 企業タイプ | 未経験入社 | 3年後 | 5年後 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SES企業 | 380万円 | 480万円 | 580万円 | 案件次第で大きく変動 |
| 自社開発(Web系) | 450万円 | 600万円 | 750万円 | 成長速度が速い |
| 受託開発 | 410万円 | 530万円 | 650万円 | 安定的な昇給 |
| メガベンチャー | 500万円 | 700万円 | 900万円 | ストックオプションあり |
| 外資系IT | 550万円 | 750万円 | 1,000万円 | 実力主義・高収入 |
React/Vue.js案件の単価相場(フリーランス参考)
将来フリーランスを検討している方向けに、案件単価の相場も紹介します。
実務経験1〜2年
- 月単価:40万〜55万円
- 年収換算:480万〜660万円
実務経験3〜4年
- 月単価:60万〜80万円
- 年収換算:720万〜960万円
実務経験5年以上
- 月単価:80万〜120万円
- 年収換算:960万〜1,440万円
フリーランスは会社員より高収入が狙えますが、案件が途切れるリスクや、社会保険・税金を自分で管理する必要があります。
年収を上げる3つの戦略
1. モダンなフレームワークをマスターする React、Vue.js、Next.js、Nuxt.jsなどのモダンな技術を使える人材は市場価値が高いです。私もReactをマスターしてから、転職時の年収が100万円アップしました。
2. TypeScriptを習得する JavaScriptの型安全版であるTypeScriptは、現代のフロントエンド開発で標準になりつつあります。TypeScriptができると年収が10〜20%上がることも。
3. 転職でキャリアアップする 同じ会社にいても昇給は年10〜20万円程度ですが、転職すれば50〜100万円の年収アップが狙えます。3〜5年ごとの転職でキャリアアップするのが現代の主流です。
フロントエンドエンジニアに必要なスキル・技術
基礎スキル(必須)
【最重要】HTML Webページの構造を定義するマークアップ言語。
- セマンティックHTML(適切なタグの使い分け)
- フォーム要素の理解
- メタタグ(SEO対策)
- アクセシビリティを考慮したマークアップ
HTMLは簡単に見えますが、正しく書くには深い知識が必要です。
【最重要】CSS Webページのスタイル(見た目)を定義する言語。
- セレクタの理解
- Flexbox、CSS Grid(レイアウト)
- レスポンシブデザイン(メディアクエリ)
- アニメーション(transition、animation)
- CSSプリプロセッサ(Sass、Less)
私は最初、「なぜ思い通りにレイアウトできないんだ!」と苦労しましたが、FlexboxとGridを理解してから劇的に楽になりました。
【最重要】JavaScript Webページに動的な動きを加えるプログラミング言語。フロントエンドの核となる技術です。
- 基本文法(変数、関数、条件分岐、ループ)
- DOM操作(要素の取得・追加・削除)
- イベント処理(クリック、入力など)
- 非同期処理(Promise、async/await)
- ES6以降のモダン構文(アロー関数、分割代入など)
- 配列操作(map、filter、reduce)
JavaScriptは学習の壁が高いですが、乗り越えればフロントエンド開発が一気に楽しくなります。
モダンフレームワーク(実務必須)
React(最も人気) Metaが開発した、コンポーネントベースのJavaScriptライブラリ。
- JSX(JavaScriptの中にHTMLを書く)
- コンポーネント設計
- Hooks(useState、useEffect、useContextなど)
- 状態管理(Redux、Zustand、Recoil)
- ルーティング(React Router)
求人数が最も多く、私もReactを選んで正解でした。
Vue.js(学習しやすい) Evan Youが開発した、プログレッシブフレームワーク。
- 単一ファイルコンポーネント(.vue)
- リアクティブシステム
- Composition API(Vue 3)
- 状態管理(Pinia、Vuex)
- ルーティング(Vue Router)
Reactより学習コストが低く、日本語ドキュメントも充実しています。
どちらを学ぶべき?
- 求人数を重視 → React
- 学習のしやすさ → Vue.js
- 迷ったら → React(市場シェアが大きい)
私はReactを選びましたが、Vue.jsも素晴らしいフレームワークです。どちらか一方を深く学べば、もう一方も比較的簡単に習得できます。
発展的スキル(差をつける)
TypeScript JavaScriptに型システムを追加した言語。バグを未然に防げるため、中規模以上のプロジェクトでは標準になりつつあります。
私もTypeScriptを学んでから、コードの品質が向上し、リファクタリングも安心してできるようになりました。
Next.js / Nuxt.js Reactベース(Next.js)、Vue.jsベース(Nuxt.js)のフルスタックフレームワーク。
- SSR(Server Side Rendering)
- SSG(Static Site Generation)
- ファイルベースルーティング
- API Routes
SEOが重要なサービスでは、これらのフレームワークが使われます。習得すると市場価値がさらに高まります。
状態管理ライブラリ 複雑なアプリケーションでは、状態管理が重要になります。
- Redux(Reactで最も普及)
- Zustand(軽量で人気上昇中)
- Pinia(Vue.js公式推奨)
テストツール
- Jest、Vitest(ユニットテスト)
- React Testing Library(コンポーネントテスト)
- Cypress、Playwright(E2Eテスト)
ビルドツール
- Webpack(従来の標準)
- Vite(高速で人気急上昇)
- esbuild、Turbopack
CSS-in-JS / CSSフレームワーク
- Tailwind CSS(ユーティリティファーストCSS)
- styled-components(CSS-in-JS)
- Emotion
私はTailwind CSSを愛用しています。開発スピードが劇的に向上しました。
ヒューマンスキル
デザインセンス デザイナーのようなレベルは不要ですが、「良いデザイン」を見分ける目は必要です。UI/UXの基礎知識があると、デザイナーとの会話もスムーズになります。
コミュニケーション能力 デザイナー、バックエンドエンジニア、ディレクター、PMなど、多くの職種と連携します。技術的な内容を非エンジニアにも分かりやすく説明する力が求められます。
継続的な学習意欲 フロントエンド技術の進化は非常に速いです。新しいフレームワークやライブラリが次々と登場するため、常に学び続ける姿勢が必要です。
「技術の移り変わりが早くて大変」と感じるかもしれませんが、逆に言えば、努力次第で短期間でキャッチアップできるチャンスでもあります。
未経験からの学習ロードマップ【3〜6ヶ月】
フェーズ1:基礎固め(1ヶ月目)
目標:HTML/CSSでWebページが作れるようになる
学習内容
- HTML基礎(週5時間)
- CSS基礎とレイアウト(週7時間)
- 簡単なWebページを3つ作成
具体的なアクション
- Progateで「HTML & CSS」コースを完走
- ドットインストールで「HTML入門」「CSS入門」を視聴
- 自己紹介ページを作成(自分のプロフィール、趣味、経歴など)
- 架空のカフェのWebサイトを作成
- GitHubに公開してGitHub Pagesでデプロイ
この時期の悩みと解決法 「思い通りのレイアウトができない…」→最初は誰でもそうです。Flexboxの解説動画を見て、手を動かして試すことで理解できます。
フェーズ2:JavaScript基礎(2ヶ月目)
目標:JavaScriptで動的なWebページが作れるようになる
学習内容
- JavaScript基礎文法(週8時間)
- DOM操作(週4時間)
- 簡単なWebアプリを2つ作成
具体的なアクション
- Progateで「JavaScript」コースを完走
- 「JavaScript Primer」(無料オンライン書籍)を読む
- ToDoリストアプリを作成(追加・削除・完了機能)
- ストップウォッチアプリを作成
- ポートフォリオサイトに動きを追加(スムーズスクロール、ハンバーガーメニューなど)
私はこの段階で、毎日1時間JavaScriptのコードを書くことを習慣にしました。
フェーズ3:モダンJavaScript(3ヶ月目)
目標:ES6以降のモダンな書き方をマスターする
学習内容
- ES6+の構文(アロー関数、分割代入、スプレッド演算子など)
- 非同期処理(Promise、async/await)
- API連携(fetch、axios)
具体的なアクション
- 「JavaScript Primer」の応用編を読む
- 天気予報アプリを作成(OpenWeatherMap APIを使用)
- 映画検索アプリを作成(TMDb APIを使用)
- GitHub APIを使って自分のリポジトリ一覧を表示するアプリ
API連携ができるようになると、実用的なアプリが作れるようになり、楽しさが倍増します。
フェーズ4:React/Vue.js学習(4〜5ヶ月目)
目標:フレームワークを使った開発ができるようになる
学習内容
- React基礎(またはVue.js基礎)(週10時間)
- コンポーネント設計
- Hooks / Composition API
- ルーティング
具体的なアクション(React の場合)
- 公式チュートリアル「三目並べ」を完走
- Udemyの「モダンJavaScriptの基礎から学ぶReact完全ガイド」を受講
- 簡単なSPAを2つ作成
- ブログサイト(記事一覧、詳細、カテゴリ分け)
- SNS風アプリ(投稿、いいね、コメント機能)
- React Routerでページ遷移を実装
- 状態管理(Context API)を学ぶ
具体的なアクション(Vue.js の場合)
- 公式チュートリアルを完走
- Vue.js 3系のComposition APIを学習
- 同様のアプリをVue.jsで作成
- Vue Routerでルーティング実装
- Piniaで状態管理を学ぶ
この段階で、「プログラミングって楽しい!」と感じられるようになります。
フェーズ5:ポートフォリオ作成(5〜6ヶ月目)
目標:転職活動で見せられる質の高いポートフォリオを完成させる
おすすめポートフォリオ例
1. タスク管理アプリ(ToDoアプリの発展版)
- CRUD機能(作成・読取・更新・削除)
- カテゴリ分け、優先度設定
- 検索・フィルタリング機能
- ドラッグ&ドロップでの並び替え
- ダークモード切り替え
- LocalStorageでのデータ永続化
これが私の実際のポートフォリオでした。面接では「どのようなコンポーネント設計をしたか」「状態管理はどう実装したか」を詳しく説明できることが重要です。
2. ECサイト風アプリ
- 商品一覧表示(グリッドレイアウト)
- 商品詳細ページ
- カート機能(追加・削除・数量変更)
- 検索・フィルタリング(価格帯、カテゴリ)
- レスポンシブデザイン
実際のECサイトに近い機能を実装することで、実務レベルのスキルをアピールできます。
3. ブログ/ポートフォリオサイト
- 記事一覧・詳細表示
- Markdown対応
- カテゴリ・タグ機能
- 検索機能
- コメント機能(オプション)
- Next.js/Nuxt.jsでSSG化(SEO対策)
自分自身のブログとして実際に運用すれば、継続的に改善している姿勢もアピールできます。
4. 外部API連携アプリ
- 天気予報アプリ(OpenWeatherMap API)
- ニュースアグリゲーター(News API)
- GitHub リポジトリ検索(GitHub API)
- 地図表示アプリ(Google Maps API)
API連携の経験は実務で必ず使うため、高評価につながります。
ポートフォリオで差をつける7つのポイント
- レスポンシブデザインを徹底する
- PC、タブレット、スマホすべてで快適に使える
- TypeScriptで書く
- 型安全性を示すことで技術力をアピール
- テストコードを書く
- Jest + React Testing Libraryでテストを実装
- READMEを充実させる
- 技術スタック、機能説明、デモURL、セットアップ手順を明記
- コードの品質にこだわる
- ESLintとPrettierで統一されたコードスタイル
- コンポーネントの適切な分割
- 意味のある変数名・関数名
- デプロイする
- Vercel、Netlify、GitHub Pagesで公開
- 実際に動くものを見せる
- 継続的に改善する
- GitHubのコミット履歴で学習の継続性を示す
私はポートフォリオを3つ用意し、それぞれREADMEを英語でも書きました。面接では必ず「どこに工夫したか」を聞かれるので、答えを準備しておきましょう。
学習時間の目安
平日:2時間(朝30分 + 帰宅後1.5時間) 休日:5〜6時間 合計:週20時間前後
これを3〜6ヶ月継続することで、未経験からでも転職可能なレベルに到達できます。
私は仕事をしながらの学習だったので、通勤時間にスマホで技術記事を読み、帰宅後にコーディングする習慣をつけました。
React/Vue.js案件の探し方【実践編】
React案件の特徴と探し方
Reactが使われるプロジェクト
- スタートアップのWebサービス
- 管理画面・ダッシュボード
- SPAs(Single Page Applications)
- モバイルアプリ(React Native)
React案件を探すコツ
- 自社開発企業を中心に探す
- Web系自社サービス企業の大半がReactを採用
- メルカリ、freee、SmartHR、Sansan等
- 求人票の「技術スタック」を確認
- 「React」「TypeScript」「Next.js」のキーワード
- 「モダンなフロントエンド」と書かれていることも
- Wantedly、Green、Findy等の転職サービス
- 技術スタックで絞り込み検索が可能
- エンジニアブログを持つ企業は技術力が高い傾向
- スタートアップ・ベンチャーを狙う
- 新しい企業ほどReactを採用している確率が高い
Vue.js案件の特徴と探し方
Vue.jsが使われるプロジェクト
- 中小企業の自社サービス
- 受託開発案件
- エンタープライズ系Webアプリ
- 日本企業に多い
Vue.js案件を探すコツ
- 中小企業・受託開発会社を探す
- 日本ではReactよりVue.jsを採用している企業も多い
- 学習コストが低いため、中小企業に人気
- SaaS企業をチェック
- BtoB向けSaaSでVue.jsが使われることも
- 地方企業も視野に
- 地方のWeb制作会社やIT企業ではVue.jsが人気
- フリーランス案件も多い
- Vue.jsは受託開発に使われるため、フリーランス案件も豊富
案件選びで確認すべき7つのポイント
転職先を選ぶ際、求人票や面接で必ず確認すべき項目です。
1. 使用技術スタック
- フレームワーク:React? Vue.js? それとも古いjQuery?
- TypeScriptを使っているか
- 状態管理:Redux、Pinia等を使っているか
- テストの有無
古い技術しか使っていない企業だと、スキルアップが難しくなります。
2. 開発環境
- Git/GitHubでバージョン管理しているか
- コードレビューの文化があるか
- CI/CDが整備されているか
- 開発用のドキュメントが整備されているか
これらが整っていない企業は、開発効率が悪く学びも少ないです。
3. チーム体制
- フロントエンドエンジニアが何人いるか(1人だと孤独)
- デザイナーとの連携方法
- コードレビュー文化があるか
私は最初の会社でフロントエンドが1人だけで、相談相手がおらず苦労しました。2人以上いる会社をおすすめします。
4. 成長機会
- 新しい技術への挑戦が許容されるか
- 勉強会や技術書購入の支援があるか
- カンファレンス参加の補助があるか
成長環境が整っている企業を選ぶべきです。
5. 働き方
- リモートワーク可能か
- フレックスタイム制度はあるか
- 残業時間の実態
- 有給取得率
ワークライフバランスも重要です。面接で具体的に質問しましょう。
6. プロジェクトの規模
- どれくらいのユーザー数を抱えるサービスか
- 大規模プロジェクトの経験が積めるか
大規模サービスの経験は、転職市場で高く評価されます。
7. キャリアパス
- 将来的にどのようなポジションを目指せるか
- テックリードやマネジメントの道はあるか
将来のキャリアイメージを持てることも大切です。
避けるべき案件の特徴
レガシー技術しか使っていない
- jQuery中心の開発
- レガシーブラウザ対応(IE11等)
- モダンなビルドツールを使っていない
市場価値が上がらず、転職時に不利になります。
フロントエンドエンジニアが軽視されている
- 「コーダー」として扱われる
- デザインの再現だけが仕事
- 技術的な提案が通らない
成長機会が少なく、やりがいも感じにくいです。
SES案件で客先常駐ガチャ
- 配属先によって使う技術が全く違う
- スキルアップが運任せ
- 短期間で案件が変わる
ただし、SESすべてが悪いわけではありません。しっかりとした研修制度があり、モダンな案件を扱うSES企業もあります。
年代別・状況別の転職戦略
20代未経験の転職戦略
強み:ポテンシャル採用が期待できる 戦略:ポートフォリオで実力を示し、幅広く応募
おすすめの企業タイプ
- 自社開発のWeb系企業(最優先)
- 教育制度が整ったSES企業
- 受託開発企業
応募のコツ
- 学習の継続性をアピール(GitHubのコミット履歴)
- ポートフォリオのクオリティで差別化
- 「なぜフロントエンドなのか」の動機を明確に
20代なら、未経験でも2〜3社からは内定がもらえる可能性が高いです。
30代未経験の転職戦略
現実:ポテンシャルだけでは厳しい 戦略:前職の経験とフロントエンドスキルを組み合わせる
有利になる前職経験
- Webデザイナー経験:デザインとコーディングの両方ができる
- マーケティング経験:ユーザー視点でのUI/UX改善提案ができる
- ディレクター経験:プロジェクト管理能力が活きる
- 営業経験:クライアント折衝力が受託開発で活きる
おすすめの企業タイプ
- 前職の業界知識を活かせる企業
- 中小企業のWeb制作会社(デザインもできると有利)
- 受託開発企業
応募のコツ
- 資格やポートフォリオで技術力を証明
- 前職のスキルとの掛け算をアピール
- 「長期的にコミットする」意思を示す
私の知人(31歳)は、Webデザイナーからフロントエンドエンジニアに転職し、デザインとコーディングの両方ができる人材として重宝されています。
40代未経験の転職戦略
現実:非常に厳しいが、戦略次第で可能性はある 戦略:マネジメント経験と専門知識を最大限活用
狙い目のポジション
- 中小企業のWebサイト制作(経営視点を活かす)
- フロントエンドエンジニア兼ディレクター
- 特定業界に特化したWeb制作会社
必須条件
- 高品質なポートフォリオ(3〜5個)
- 前職での実績とリーダーシップ経験
- 長期的なコミットメント
応募のコツ
- 技術だけでなく、ビジネス視点をアピール
- チームをまとめる能力を強調
- 年下の上司でも問題ない柔軟性を示す
40代での転職は厳しいですが、「技術 × ビジネス経験」の掛け算で差別化できます。
女性のフロントエンドエンジニア転職
現状:フロントエンドは比較的女性エンジニアが多い職種
女性が働きやすい企業の特徴
- リモートワーク・フレックス制度が充実
- 産休・育休の取得実績が豊富
- 女性エンジニアの在籍率が高い
- 時短勤務が可能
おすすめの企業タイプ
- 自社サービス企業(Web系)
- 外資系IT企業
- 女性向けサービスを展開する企業
私の同僚(女性フロントエンドエンジニア)は、産休・育休後に時短勤務で復帰し、フルリモートで活躍しています。
おすすめ転職エージェント【フロントエンドエンジニア向け】
フロントエンドエンジニア転職では、IT業界に強いエージェントを選ぶことが成功の鍵です。
1. レバテックキャリア(最もおすすめ)
おすすめ度:★★★★★
強み
- IT業界特化で、フロントエンド求人が豊富
- React、Vue.js案件を多数保有
- アドバイザーが技術に詳しく、話が通じる
- 年収交渉に強い
- ポートフォリオの添削サービスあり
こんな人におすすめ
- React/Vue.jsの実務経験がある人(1年以上)
- 自社開発・Web系企業を希望する人
- 年収アップを重視する人
デメリット
- 完全未経験だと求人紹介が少ない場合も
- 関東・関西以外の求人は少なめ
私はレバテックキャリア経由で、2社目の転職を成功させました。担当者がフロントエンドの技術トレンドを理解しており、「Next.jsの経験があるなら、この企業がおすすめです」と的確な提案をしてくれました。
2. ワークポート(未経験者に最適)
おすすめ度:★★★★★
強み
- 未経験者向けの求人が豊富
- 対応が早く、スピーディに転職活動を進められる
- 無料のプログラミングスクール「みんスク」がある
- 全国対応
こんな人におすすめ
- 完全未経験からフロントエンドを目指す人
- とにかく早く転職したい人
- 地方在住者
デメリット
- SES企業の紹介が多い
- 求人の質にばらつきがある
未経験の場合、ワークポートは最初に登録すべきエージェントです。詳しくは「ワークポートの評判と使い方」の記事で解説しています。
3. マイナビIT AGENT
おすすめ度:★★★★☆
強み
- 20代・第二新卒の求人に強い
- サポートが丁寧
- Web系企業の求人が豊富
- 中小企業から大手まで幅広い
こんな人におすすめ
- 20代の未経験〜浅い経験者
- じっくりとキャリア相談したい人
- 中小企業も視野に入れたい人
デメリット
- 30代以上だと求人が限定的
- 対応に時間がかかることも
詳しくは「マイナビIT AGENTを実際に使った本音レビュー」の記事をご覧ください。
4. Green(IT/Web業界特化の転職サイト)
おすすめ度:★★★★☆
強み
- IT/Web業界に特化
- 企業と直接やり取りできる
- 企業の雰囲気が分かる写真が豊富
- カジュアル面談が多い
こんな人におすすめ
- 自分で企業を探したい人
- スタートアップ・ベンチャーに興味がある人
- カジュアルに話を聞きたい人
デメリット
- エージェントのサポートがない
- 自分で進める必要がある
私もGreenで複数の企業からスカウトをもらい、カジュアル面談を経て選考に進みました。
5. Wantedly(ベンチャー・スタートアップ向け)
おすすめ度:★★★☆☆
強み
- ベンチャー・スタートアップの求人が多い
- 「話を聞きに行きたい」で気軽に面談できる
- 企業のストーリーが詳しく分かる
- 技術ブログへのリンクが多い
こんな人におすすめ
- スタートアップで働きたい人
- カジュアルに企業と会いたい人
- 企業のビジョンや文化を重視する人
デメリット
- 給与条件が後回しになりがち
- 安定志向の人には向かない
エージェントの賢い使い分け方
未経験者の組み合わせ例
- メイン:ワークポート(未経験求人が多い)
- サブ:マイナビIT AGENT(サポート重視)
- 補助:Green(自分でも探す)
経験者(1〜3年)の組み合わせ例
- メイン:レバテックキャリア(年収アップ)
- サブ:Green(自社開発企業)
- 補助:Wantedly(スタートアップ)
複数のエージェントを併用することで、求人の選択肢が広がります。詳しくは「複数の転職エージェントを併用するメリットと使い分け方【2025年最新・実践的戦略】」で解説しています。
フロントエンドエンジニアの将来性とキャリアパス
フロントエンドエンジニアの需要は今後も高い
理由1:Webサービスの増加 あらゆる業界でWebサービス化が進んでおり、フロントエンドエンジニアは必須の存在です。
理由2:UX/UIの重要性増大 ユーザー体験が競争力に直結する時代。優れたフロントエンドがビジネスの成否を分けます。
理由3:技術の進化が速い 技術の進化が速いため、経験者でも継続学習が必要。それは裏を返せば、未経験者でもキャッチアップできるチャンスです。
理由4:モバイルアプリへの展開 React NativeやFlutterなど、Web技術でモバイルアプリが作れる時代。フロントエンドスキルの応用範囲が広がっています。
キャリアパスの選択肢
フロントエンドエンジニアとしてのキャリアは、大きく分けて4つの方向性があります。
1. スペシャリスト路線(技術を極める)
シニアフロントエンドエンジニア
- 複雑なUIコンポーネントの設計・実装
- パフォーマンス最適化のスペシャリスト
- 年収:700万〜1,000万円
フロントエンドアーキテクト
- フロントエンド全体のアーキテクチャ設計
- 技術選定と技術戦略の策定
- 年収:900万〜1,300万円
UI/UXエンジニア
- デザインとエンジニアリングの橋渡し
- アクセシビリティやユーザビリティのスペシャリスト
- 年収:700万〜1,200万円
2. フルスタック路線(領域を広げる)
フルスタックエンジニア
- フロントエンド + バックエンド
- インフラの知識も持つ
- 年収:700万〜1,100万円
小規模チームやスタートアップでは、フルスタックエンジニアの需要が高いです。
3. マネジメント路線(人を率いる)
フロントエンドチームリーダー
- 3〜5人のチームをまとめる
- 年収:650万〜900万円
エンジニアリングマネージャー
- 複数チームの管理、採用、育成
- 年収:800万〜1,200万円
VPoE / CTO
- 会社全体の技術戦略を決定
- 年収:1,200万〜2,000万円以上
4. 専門領域特化
パフォーマンスエンジニア
- サイト速度の最適化に特化
- Core Web Vitalsのスペシャリスト
アクセシビリティエンジニア
- 誰もが使いやすいWebを実現
- WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)のエキスパート
アニメーションエンジニア
- リッチなアニメーション実装
- Three.jsやWebGLの知識
特化型は希少価値が高く、年収も高くなりやすいです。
5年後、10年後のキャリアイメージ
入社1〜2年目:コンポーネント実装中心 → 年収450万〜550万円
3〜5年目:設計・レビューができる → 年収600万〜800万円 → この時期に転職でキャリアアップするのが一般的
6〜10年目:アーキテクチャ設計・技術選定 → 年収800万〜1,200万円 → スペシャリストかマネジメントかの分岐点
10年目以降:専門家orマネージャー → 年収1,000万円超えも視野に
キャリアは一直線ではなく、転職や学習を通じて柔軟に形成していくものです。
フロントエンドエンジニア転職でよくある失敗と対策
失敗パターン1:ポートフォリオのクオリティが低い
失敗例 「ToDoアプリを作りました!」だけで、他の応募者との差別化ができず、書類選考で落とされる。
対策
- 複数のポートフォリオを用意(最低3つ)
- デザインにもこだわる(UXを意識)
- TypeScript、テストコード、デプロイまで実施
- READMEを充実させる
追加アドバイス 周りの受験者もToDoアプリを作っているので、差別化が重要です。「自分ならではの工夫」を入れましょう。
失敗パターン2:jQueryしか使えない企業に入社
失敗例 未経験で入社した会社が、jQueryとレガシーコードばかり。React/Vue.jsに触れる機会がなく、2年後の転職活動で苦戦。
対策
- 面接で使用技術を詳しく確認
- 「今後どのような技術を導入予定か」を質問
- モダンなフレームワークを使っていない企業は避ける
私の同期は、この失敗をして2年を無駄にしました。技術スタックは妥協しないでください。
失敗パターン3:デザイナーとの連携が取れない
失敗例 デザイナーから渡されるデザインが実装不可能なレベル。コミュニケーション不足で、何度も作り直しになる。
対策
- デザインレビューの段階で技術的な制約を伝える
- Figmaなどのデザインツールを理解する
- 「このアニメーションは実装コストが高い」など、早めにフィードバック
デザイナーとの良好な関係は、仕事の質に直結します。
失敗パターン4:フレームワークの選択を誤る
失敗例 「Vue.jsを学んだのに、求人のほとんどがReact…」
対策
- 求人数を確認してから学習を始める
- 迷ったらReact(市場シェアが大きい)
- 一方を深く学べば、もう一方も比較的簡単に習得できる
私はReactを選びましたが、Vue.jsも素晴らしいフレームワークです。どちらでも間違いではありません。
失敗パターン5:年収交渉をしなかった
失敗例 内定時に「年収は会社の規定通りで」と言われ、そのまま承諾。後から同期が50万円高い年収で入社していたことを知る。
対策
- 年収交渉は当然の権利と認識する
- ポートフォリオや資格を根拠に交渉
- 転職エージェント経由なら、エージェントに任せる
詳しくは「エンジニア転職の年収交渉術【100万円アップの実例・2025年最新版】」で解説しています。
まとめ:フロントエンドエンジニアは挑戦する価値のあるキャリア
この記事では、フロントエンドエンジニアへの転職について、仕事内容から学習方法、React/Vue.js案件の探し方まで詳しく解説しました。
重要ポイントのまとめ
- フロントエンドエンジニアは需要が高く、将来性のある職種
- 未経験からでも転職可能(20代なら特に有利)
- 必要なスキル:HTML/CSS/JavaScript + React/Vue.js
- ポートフォリオの質が転職成功の鍵
- 3〜6ヶ月の学習期間が目安
- React案件は自社開発企業、Vue.js案件は受託開発に多い
- 転職エージェントを活用し、戦略的に進める
私自身、異業種からフロントエンドエンジニアに転職して、本当に良かったと思っています。自分が作ったUIをユーザーが使ってくれる喜び、技術を学ぶ楽しさ、そして年収アップも実現できました。
もちろん、技術の変化が早くキャッチアップが大変な面もあります。しかし、それを上回る成長とやりがいがあります。
今日から始められること
- Progateで「HTML & CSS」コースを始める
- 自己紹介ページを作ってGitHubに公開する
- 転職エージェントに登録して、市場を知る
- Reactの公式チュートリアルを始める
行動を起こさなければ、何も変わりません。まずは小さな一歩から始めてみてください。
このブログでは、他にも未経験エンジニア転職に役立つ記事を多数公開しています。
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あなたのフロントエンドエンジニアへの転職を、心から応援しています。
筆者プロフィール 異業種(営業職)からエンジニアに転職。未経験から独学6ヶ月でHTML/CSS/JavaScript/Reactを習得。現在は自社サービス企業でReactを使ったWebアプリケーション開発に従事。このブログでは、自身の経験をもとに、未経験者のエンジニア転職を支援する情報を発信しています。

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