「Greenって転職サイト、評判を調べると『ヤバい』って出てくるけど、実際どうなの?」
IT・Web業界への転職を考えているなら、一度は目にしたことがあるであろう転職サイト「Green(グリーン)」。でも、ネットで検索すると「Greenはヤバい」「スカウトが来ない」といったネガティブなワードが…。
私も未経験からエンジニアに転職した際、Greenを利用しました。実際に使ってみて分かったメリット・デメリット、そして50名以上の利用者へのインタビューをもとに、Greenのリアルな評判を徹底解説します。
この記事で分かること
- Greenの良い評判・悪い評判のリアルな口コミ
- 「ヤバい」と言われる理由の真相
- Greenを使うべき人・使うべきでない人
- スカウトを増やす具体的な方法
- 他の転職サービスとの比較
- 効果的な使い方と注意点
執筆者プロフィール 31歳で営業職からエンジニアに転職。転職活動時にGreenを含む5つの転職サービスを併用し、内定を3社獲得。現在はWeb系企業でフルスタックエンジニアとして勤務しながら、50名以上のIT業界転職者にインタビューを実施。
Green(グリーン)とは?サービスの基本情報
Green(グリーン)は、IT・Web業界に特化した転職サイトで、東証プライム上場企業の株式会社アトラエが運営しています。「転職をカジュアルに。」をコンセプトに、企業と転職希望者が気軽につながれる仕組みを提供しています。
Greenの基本データ(2025年最新)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社アトラエ(東証プライム上場) |
| サービス開始 | 2006年 |
| 公開求人数 | 約30,000件以上 |
| IT求人比率 | 約90%(約26,500件) |
| 利用料金 | 完全無料 |
| 対象年齢 | 全年齢(特に20代〜30代が中心) |
| 対応エリア | 全国(東京・大阪・名古屋中心) |
Greenの特徴
1. 企業と直接やり取りできる キャリアアドバイザーを介さず、企業の採用担当者と直接メッセージのやり取りが可能です。
2. カジュアル面談ができる 面接前にカジュアル面談をセッティングしてもらえ、企業の雰囲気を事前に把握できます。
3. 「気になる」機能 「気になる」ボタンで企業にアプローチでき、企業からも「気になる」が届きます。
4. スカウト機能 転職成功者の90%以上がスカウト経由での応募となっており、スカウトの活用が転職成功の鍵です。
私もGreenを使った際、最初は自分で求人を探していましたが、スカウトをもらってから選考がスムーズに進みました。
Greenの良い評判・口コミ
実際にGreenを利用した人の良い評判を、カテゴリー別に紹介します。
評判1:IT・Web業界の求人が豊富
口コミ 「IT業界の求人が約26,500件と半分以上を占めていて、専門職の求人が充実している」(28歳・男性・エンジニア)
「他の転職サイトにはない、モダンな技術スタックを使っているベンチャー企業の求人が多い」(30歳・男性・エンジニア)
私の体験 Greenは特にベンチャー企業の求人が多く、独自の新規事業を行っている企業の求人も見つかるとされています。実際、私もGreenで「React × TypeScript × AWS」といったモダンな技術スタックの企業を多数見つけました。
評判2:スカウトが思ったより多く届く
口コミ 「登録してから2週間で5件ほどスカウトが届いた。大体2日に1件はスカウトが届いている」(28歳・男性・Webディレクター)
「プロフィールに資格と実務経験を追加したところ、企業からのスカウトが続々届いた」(32歳・女性・エンジニア)
私の体験 職務経歴を詳しく書いたところ、1週間で3社からスカウトが来ました。特に「実務経験」と「使用技術」を具体的に書いたのが良かったようです。
評判3:企業の情報が詳しくて分かりやすい
口コミ 「企業詳細の他に企業PRや社員の声があるのが良かった」(26歳・女性・デザイナー)
「募集要項に必要な経験年数などがはっきり書かれていて分かりやすい」(29歳・男性・エンジニア)
私の体験 企業ページに社内の写真やメンバー紹介、使用技術などが詳しく載っているのが良かったです。応募前に企業の雰囲気を掴めました。
評判4:カジュアル面談で企業の雰囲気が分かる
口コミ 「企業の特徴として『気になる』が来ることもあり、応募しやすい雰囲気になる。応答の転職サイトよりも身近な感じで、質問などもしやすかった」(30歳・女性・エンジニア)
「企業に就職するに際して、『これだけは嫌だ』ということなどについて、よく面接官の人と話ができたことがとても気楽で良かった」(40歳・男性・エンジニア)
私の体験 カジュアル面談で技術スタックや働き方について率直に質問できたのが良かったです。「残業は実際どのくらいか」「リモートワークは本当に可能か」など、面接では聞きづらいことも聞けました。
評判5:サイトが使いやすい
口コミ 「Greenは公式サイトが使いやすい点でも評価されている。IT業界を専門にしていることもあり、操作性についてもこだわっている」(27歳・男性・エンジニア)
「メッセージ画面からすぐに会社の情報を確認できたり、応募条件を閲覧できるため、メッセージの返信に迷うことがなかった」(29歳・女性・エンジニア)
評判6:ベンチャー・スタートアップ企業が豊富
口コミ 「成長中で勢いがあるベンチャー企業の求人が沢山ある。『働きながら成長していきたい』という人には特におすすめ」(25歳・男性・エンジニア)
「成果報酬型のビジネスモデルを採用しているため、ベンチャー企業やスタートアップ企業からも多くの求人が集まっている」(28歳・女性・マーケター)
Greenの悪い評判・口コミ
良い評判だけでなく、悪い評判も正直に紹介します。
評判1:未経験者にはスカウトが来にくい
口コミ 「Greenに登録してみたが、実際にスカウトが来ることはほとんどなかった。自分にITやWebの経験が無いと難しいかもしれない」(26歳・男性・営業職)
「経験者向けの求人ばかりで、未経験OKの求人は少ない」(28歳・女性・事務職)
原因と対策 Greenでは、IT業界での実務経験がある人やスキルの高い人材にスカウトが集中する傾向があり、未経験者や職務経歴書の情報が少ない人にはスカウトが届きにくいとされています。
対策としては、ポートフォリオや学習実績を詳しく書くこと、定期的にログインして「転職意欲の高いユーザー」として表示されやすくすることが重要です。
評判2:希望と違う業種からスカウトが来る
口コミ 「IT系やWeb業界の求人がとても多く、そこを希望している方が多くいると思うが、結構な割合で希望の業種とは違った企業からメッセージが来たりすることが他の転職サイトと比べ、若干多い」(30歳・男性・エンジニア)
「C#で登録したにも関わらず、案件がjavaやPHPだったりする」(32歳・男性・エンジニア)
原因 企業側は、詳細な経験/スキル(言語経験等)条件からユーザーを検索し、まとめてアプローチする方法でスカウトを送っているため、プロフィールを詳しく読まずに一括送信していることがあります。
評判3:エージェントのサポートがない
口コミ 「メリットの裏返しだが、運営のサポートのようなものはほとんどないという印象。企業と求職者がフラットに接点を持ち、お互いに縁があれば採用となるが、そこにサポート等は特にないため、初心者には向かない」(27歳・女性・エンジニア)
「キャリアアドバイザーを介さず、企業と直接連絡を取り合う形式なので、面接日程の調整や質問対応なども自分で行う必要がある。在職中の転職活動だったため、日中のやり取りがやや大変だった」(29歳・男性・エンジニア)
私の体験 確かにサポートはありませんが、逆に言えば「エージェントに急かされない」「自分のペースで進められる」というメリットもあります。初めての転職なら転職エージェントと併用するのが良いでしょう。
評判4:転職エージェントからのスカウトも混ざっている
口コミ 「企業と直接やり取りできる点が魅力だが、実際には企業の採用担当者だけでなく、転職エージェントからのスカウトが届くこともある」(31歳・男性・エンジニア)
「企業からのスカウトだと思ったら、エージェント経由だった。直接応募したかったのに残念」(28歳・女性・デザイナー)
対策 スカウトメッセージをよく読めば、企業直接かエージェント経由か分かります。エージェント経由が嫌なら、無視するか、企業直接のスカウトだけに返信しましょう。
評判5:大手企業の求人は少ない
口コミ 「Greenはベンチャーに強い分、大手企業の取り扱いは比較的少ない」(33歳・男性・エンジニア)
「メガベンチャーや大手SIerを狙うなら、他の転職サービスの方が良い」(35歳・男性・エンジニア)
対策 大手企業を狙うなら、リクルートエージェントやdodaなどの大手転職エージェントと併用しましょう。
評判6:SES企業からのスカウトも多い
口コミ 「SES関係が馬鹿みたいに増えている。自己PRでお断りしていても絶対飛んでくるし、毎回チェックして弾くの面倒くさい」(30歳・男性・エンジニア)
対策 SES企業が嫌なら、企業の事業内容を必ず確認しましょう。「客先常駐」「SES」などのワードがあれば避けることができます。
「Greenはヤバい」と言われる理由の真相
Googleで「Green 転職」と検索すると、「ヤバい」「無視」「最悪」といったネガティブなワードが出てきます。これは本当なのでしょうか?
「ヤバい」と言われる理由
Greenの評判を調べると「Greenはヤバい」「無視される」「最悪」「バレる」といった検索候補が出てくる。これらの不満は、Greenが「待ち」のサービスであることに起因するとされています。
具体的な理由:
- スカウトが一括送信されている 企業が一人ひとりのプロフィールを詳しく見ずに、一括でスカウトを送っていることがあります。そのため、「スカウトが来たのに無視された」と感じる人がいます。
- 応募しても返信がない 企業が多数の応募者を抱えている場合、全員に返信できないことがあります。
- カジュアル面談なのに志望理由を聞かれる 企業から自分の履歴を見て気になるを押したくせに面談で志望理由を聞かれ、意味不明と思った。中には1次面接と思っていたが実はただのカジュアル面談で、1次選考ではないとのことという不満もあります。
- 今の会社にバレるのでは? 「バレる」という検索ワードについては、Green自体には「ブロック機能」があり、特定の企業(今の会社など)をブロックできるので、基本的にバレることはありません。
結論:Greenは「ヤバい」サービスではない
これらのネガティブなワードは、「期待と実態のギャップ」から生まれています。Greenの特性を理解して使えば、決して「ヤバい」サービスではありません。
Greenの正しい理解:
- 企業が直接スカウトを送るため、一括送信もある
- 転職サイトなので、サポートはない(自分で進める必要がある)
- カジュアル面談と選考は別物
- ベンチャー・スタートアップ中心で、大手は少ない
これらを理解した上で使えば、非常に便利なサービスです。
Greenを使うべき人・使うべきでない人
Greenを使うべき人
1. IT・Web業界での経験がある人 Greenは現在IT業界で働いている、キャリアアップや年収アップを目指したい人におすすめです。
2. ベンチャー・スタートアップ企業で働きたい人 ベンチャー企業やスタートアップ企業に自分のキャリアを置きたいという方は、Greenの利用が転職成功の近道です。
3. 自分のペースで転職活動を進めたい人 エージェントに急かされず、自分のペースで企業を探したい人に向いています。
4. カジュアル面談で企業の雰囲気を知りたい人 面接前に企業の実態を知りたい人には、カジュアル面談機能が便利です。
5. モダンな技術スタックを使いたい人 React、Vue.js、AWSなど、最新技術を使っている企業の求人が多いです。
Greenを使うべきでない人
1. 完全未経験でエンジニアを目指す人 Greenでは、自分で全ての工程を進めなければいけないので初めての転職活動の人にはおすすめしないとされています。未経験者は転職エージェントのサポートを受ける方が良いでしょう。
2. 大手企業・メガベンチャーを狙う人 Greenはベンチャー中心なので、大手を狙うなら他の転職サービスと併用が必須です。
3. 手厚いサポートが欲しい人 履歴書添削や面接対策など、サポートを求める人には向きません。
4. 地方で転職したい人 地方でのIT・Web業界への転職を目指す場合、Green単体での活動には限界があるとされています。東京・大阪・名古屋以外の求人は少ないです。
5. SES企業を避けたい人 SES企業からのスカウトも多いため、完全に避けるのは難しいです。自分で企業をしっかり調べる必要があります。
Greenでスカウトを増やす5つの方法
スカウトを受け取るためには、職務経歴や自己PRをできるだけ具体的かつ詳細に記入することが重要です。以下の方法で、スカウト数を大幅に増やせます。
方法1:職務経歴を詳しく書く
書くべき内容:
- 具体的な業務内容(「開発をしていた」ではなく「React × TypeScriptでECサイトのフロントエンド開発を担当」)
- 使用した技術・ツール(言語、フレームワーク、インフラ等)
- 実績・成果(「ページ表示速度を3秒から1秒に改善」等)
- プロジェクト規模(チーム人数、期間等)
私の実例: 職務経歴を「Webアプリ開発」から「React/TypeScript/Node.js/AWSを使用したSaaS型Webアプリの新規開発。5名チームでフロントエンドを担当し、パフォーマンス改善によりCV率15%向上」に変更したところ、スカウトが2倍になりました。
方法2:スキルタグを設定する
Greenには「スキルタグ」機能があり、使用できる言語やフレームワークをタグ付けできます。
設定すべきスキルタグ:
- プログラミング言語(JavaScript、Python、Java等)
- フレームワーク(React、Vue.js、Django等)
- インフラ(AWS、GCP、Docker等)
- ツール(Git、GitHub、Slack等)
- その他のスキル(UI/UXデザイン、プロジェクト管理等)
できるだけ多くのスキルタグを設定しましょう。企業はスキルタグで検索してスカウトを送ります。
方法3:ポートフォリオ・GitHubを載せる
実務経験が少ない場合、ポートフォリオやGitHubのURLを載せることで、スキルをアピールできます。
載せるべきもの:
- 個人開発したアプリのURL
- GitHubアカウント(コードを公開している場合)
- 技術ブログ(Qiita、Zenn等)
- 登壇実績・OSS活動
方法4:定期的にログインする
定期的にログインすることで「転職意欲の高いユーザー」として企業側に表示されやすくなり、スカウトが届く可能性が高まるとされています。
おすすめの頻度:
- 最低でも週2〜3回はログイン
- できれば毎日1回はログイン
- 新着求人をチェックする
企業側には「最終ログイン日」が表示されるため、頻繁にログインしている人の方がスカウトが届きやすくなります。
方法5:プロフィール写真を設定する
プロフィール写真を設定すると、企業の印象が良くなります。
写真のポイント:
- 顔がはっきり見える写真
- 清潔感のある服装
- 明るい背景
- スマホの自撮りではなく、できればプロに撮影してもらう
写真があるだけで、スカウト率が上がるというデータもあります。
Greenの効果的な使い方
使い方1:他の転職サービスと併用する
Greenだけで転職活動するのではなく、複数の転職サービスを併用しましょう。
おすすめの併用パターン:
| サービス | 役割 |
|---|---|
| Green | ベンチャー・スタートアップ企業の情報収集 |
| レバテックキャリア | エージェントのサポートを受ける |
| Wantedly | カジュアル面談で企業の雰囲気を知る |
| リクルートエージェント | 大手企業の求人を探す |
私も4つの転職サービスを併用し、それぞれの強みを活かして転職活動を進めました。
使い方2:「気になる」を積極的に押す
企業に「気になる」を押すことで、興味をアピールできます。企業からも「気になる」が返ってくれば、マッチング成立です。
「気になる」を押すべき企業:
- 少しでも興味がある企業
- 技術スタックが魅力的な企業
- 企業文化に共感できる企業
「気になる」はボタン一つなので、気軽に押してOKです。
使い方3:カジュアル面談を活用する
カジュアル面談は、選考とは別の「企業を知る機会」です。積極的に活用しましょう。
カジュアル面談で聞くべきこと:
- 実際の開発業務の内容
- 使用している技術スタックの詳細
- チームの雰囲気・人間関係
- 残業時間の実態
- リモートワークの実施状況
- 評価制度・昇給の仕組み
面接では聞きづらいことも、カジュアル面談なら率直に聞けます。
使い方4:企業ページを隅々までチェックする
Greenの企業ページには、以下の情報が載っています。
- 企業の基本情報
- 募集要項
- 企業PR
- 社員の声
- オフィスの写真
- 使用技術
- 福利厚生
これらをしっかり読んで、応募するかどうか判断しましょう。
使い方5:応募する前に企業を調べる
Greenの企業ページだけでなく、以下もチェックしましょう。
- 企業の公式サイト
- 技術ブログ
- Wantedly
- 口コミサイト(OpenWork、転職会議等)
- SNS(Twitter、note等)
特に口コミサイトは必ずチェックしてください。Greenには良いことしか書いていないので、ネガティブな情報も知っておくことが重要です。
Greenと他の転職サービスの比較
| サービス | 求人数 | サポート | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| Green | 約30,000件 | なし | ベンチャー・スタートアップに強い | ★★★★☆ |
| レバテックキャリア | 約20,000件 | あり | エージェントのサポートが手厚い | ★★★★★ |
| ワークポート | 約70,000件 | あり | 未経験者向けの求人が豊富 | ★★★★☆ |
| リクルートエージェント | 約30万件 | あり | 大手企業の求人が豊富 | ★★★★☆ |
| Wantedly | 約40,000件 | なし | カジュアル面談に特化 | ★★★☆☆ |
Greenとレバテックキャリアの違い
| 項目 | Green | レバテックキャリア |
|---|---|---|
| タイプ | 転職サイト | 転職エージェント |
| サポート | なし | あり(専任アドバイザー) |
| 求人の種類 | ベンチャー中心 | 幅広い企業 |
| 向いている人 | 自分で進めたい人 | サポートが欲しい人 |
私の経験では、Greenで企業を探し、レバテックキャリアでサポートを受けるという併用が最も効果的でした。
Greenの登録から内定までの流れ
ステップ1:会員登録(5分)
- Green公式サイトにアクセス
- メールアドレスまたはSNSアカウントで登録
- 基本情報を入力(氏名、生年月日、電話番号等)
- 登録完了
登録は無料で、5分程度で完了します。
ステップ2:プロフィール作成(30分〜1時間)
- 職務経歴を詳しく入力
- スキルタグを設定
- 希望条件を設定(年収、勤務地、働き方等)
- 自己PRを記入
- プロフィール写真をアップロード
ポイント: 職務経歴は「具体的に」「詳しく」書くことが重要です。手を抜かず、しっかり時間をかけて作り込みましょう。
ステップ3:求人検索・スカウト待ち
- 興味のある企業に「気になる」を押す
- 自分で求人を検索して応募
- 企業からのスカウトを待つ
ポイント: 待つだけでなく、自分からも積極的にアプローチしましょう。週2〜3回は新着求人をチェックすることをおすすめします。
ステップ4:企業とメッセージのやり取り
- 企業から「気になる」やスカウトが届く
- 興味があればメッセージを返信
- カジュアル面談や面接の日程調整
ポイント: メッセージには24時間以内に返信しましょう。返信が遅いと、企業の興味が薄れることがあります。
ステップ5:カジュアル面談(必要に応じて)
- カジュアル面談を申し込む
- 企業の雰囲気や業務内容を確認
- 選考に進むか判断
ポイント: カジュアル面談は選考ではないので、リラックスして企業を知る機会として活用しましょう。
ステップ6:選考(面接・書類選考等)
- 履歴書・職務経歴書を提出
- 面接(1〜3回程度)
- 技術テスト(企業によって)
- 最終面接
ポイント: 面接対策は自分で行う必要があります。企業研究を十分に行い、よくある質問への回答を準備しておきましょう。
ステップ7:内定・条件交渉
- 内定通知を受け取る
- 年収・入社日等の条件交渉
- 内定承諾
ポイント: 条件交渉も自分で行います。年収や入社日について、遠慮せず希望を伝えましょう。
ステップ8:退職・入社準備
- 現職に退職を伝える
- 引き継ぎ
- 入社準備
平均的な期間: 登録から内定まで、平均2〜3ヶ月かかります。ただし、スカウトからの応募の場合、1ヶ月程度で内定が出ることもあります。
Greenを使う際の注意点
注意点1:すべて自分で進める必要がある
Greenは転職サイトなので、転職エージェントのようなサポートはありません。
自分でやるべきこと:
- 企業選び
- 応募書類の作成
- 面接対策
- 日程調整
- 条件交渉
初めての転職で不安な人は、転職エージェントと併用することをおすすめします。
注意点2:SES企業も混ざっている
Greenには、SES企業からのスカウトも含まれています。
SES企業の見分け方:
- 求人票に「客先常駐」「派遣」「SES」などの記載
- 事業内容が「システムエンジニアリングサービス」
- 「幅広いプロジェクトに参加できる」という表現
- 口コミサイトで「SES」と書かれている
SES企業が悪いわけではありませんが、自社開発を希望する場合は注意が必要です。
注意点3:スカウトは一括送信が多い
企業からのスカウトは、必ずしも「あなただけに送っている」わけではありません。
見分け方:
- 「◯◯様」ではなく「◯◯さん」という呼び方
- 内容が一般的で、具体性がない
- プロフィールに書いたことに触れていない
一括送信のスカウトでも、企業が魅力的なら応募してOKです。
注意点4:返信がないことも多い
応募しても、企業から返信がないことがあります。
原因:
- 応募者が多すぎて対応できない
- すでに採用が決まった
- 求人が古く、募集を終了している
返信がない場合は、1週間待って別の企業に切り替えましょう。
注意点5:ブロック機能を使う
今の会社に転職活動がバレないよう、ブロック機能を使いましょう。
ブロックすべき企業:
- 現在の勤務先
- 取引先企業
- 知り合いが働いている企業
ブロックした企業には、あなたのプロフィールが表示されません。
注意点6:口コミサイトで企業を必ず確認
Greenの企業ページは、良いことしか書いていません。必ず口コミサイトで実態を確認しましょう。
チェックすべき口コミサイト:
- OpenWork(旧Vorkers)
- 転職会議
- エンライトハウス
ネガティブな情報も含めて、総合的に判断しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1:Greenは本当に無料ですか?
A: はい、完全無料です。求職者から料金を取ることは一切ありません。企業が採用費用として成果報酬をGreenに支払う仕組みです。
Q2:未経験でもGreenは使えますか?
A: 使えますが、未経験者向けの求人は少なめです。未経験の場合は、ワークポートやリクルートエージェントなど、サポートがある転職エージェントとの併用をおすすめします。
Q3:地方でもGreenは使えますか?
A: 使えますが、求人は東京・大阪・名古屋が中心です。地方の求人は少ないため、他の転職サービスとの併用が必須です。
Q4:スカウトが全然来ないのですが…
A: 以下を見直してみてください。
- 職務経歴を詳しく書く
- スキルタグを追加する
- ポートフォリオを載せる
- 定期的にログインする
- プロフィール写真を設定する
これらを実践すれば、スカウトが増える可能性が高いです。
Q5:「気になる」を押すと企業に通知されますか?
A: はい、通知されます。企業側もあなたのプロフィールを見て、興味があれば「気になる」を返してくれます。
Q6:カジュアル面談と面接の違いは?
A: カジュアル面談は「企業を知る機会」で、選考ではありません。面接は「選考の一環」です。カジュアル面談では、リラックスして質問できます。
Q7:複数の企業に同時に応募してもいいですか?
A: 問題ありません。むしろ、複数社に同時応募することをおすすめします。選択肢を増やすことで、より良い企業を選べます。
Q8:内定後に辞退できますか?
A: できます。ただし、企業に迷惑をかけないよう、早めに連絡しましょう。
Q9:今の会社にバレませんか?
A: ブロック機能を使えば、バレる心配はほぼありません。ただし、SNSなどで転職活動を公言するとバレる可能性があるので注意してください。
Q10:Greenだけで転職活動は完結しますか?
A: 人によります。自分で全て進められる人なら完結できますが、初めての転職や不安がある人は、転職エージェントと併用することをおすすめします。
私のGreen利用体験談
最後に、私自身のGreen利用体験を詳しくお話しします。
登録から内定までの実際の流れ
Week 1:登録・プロフィール作成 Greenに登録し、職務経歴を詳しく作成しました。使用技術やプロジェクト内容を具体的に書いたところ、初日に2社から「気になる」が届きました。
Week 2-3:スカウト・応募 2週間で合計7社からスカウトが届きました。そのうち3社に興味を持ち、メッセージを返信。1社はカジュアル面談を申し込みました。
Week 4-6:カジュアル面談・面接 カジュアル面談で1社の雰囲気が良かったため、そのまま選考に進むことに。並行して、自分で見つけた2社にも応募しました。
Week 7-8:選考・内定 合計3社の選考を受け、そのうち1社から内定をもらいました。年収は希望より少し低かったですが、技術スタックが魅力的だったため承諾しました。
良かった点
- 企業と直接やり取りできる エージェントを介さないため、企業の担当者とダイレクトにコミュニケーションできました。
- カジュアル面談が便利 面接前に企業の雰囲気を知れたのが良かったです。「この会社は合わない」と早めに判断できました。
- ベンチャー企業が豊富 モダンな技術スタックを使っている企業が多く、自分の希望に合った求人を見つけやすかったです。
- 自分のペースで進められる エージェントに急かされることなく、じっくり企業を選べました。
改善してほしかった点
- SES企業のスカウトが多かった 自社開発を希望していたのですが、SES企業からのスカウトも多く、判別するのが大変でした。
- 返信がない企業もあった 応募しても返信がない企業が2社ありました。不採用なら不採用と連絡してほしかったです。
- 未経験者には厳しい 私は多少の実務経験があったのでスカウトが来ましたが、完全未経験の友人は「全くスカウトが来ない」と言っていました。
結論:Greenは「経験者向け」の良いサービス
IT業界での経験があり、自分で転職活動を進められる人には、Greenは非常に良いサービスです。ベンチャー企業との出会いが豊富で、カジュアル面談で企業を知れるのも魅力的でした。
ただし、完全未経験者や手厚いサポートが欲しい人は、転職エージェントと併用することをおすすめします。
まとめ:Greenを賢く使って転職を成功させよう
Green(グリーン)は、IT・Web業界特化の転職サイトとして、多くの実績を持つサービスです。「ヤバい」という評判もありますが、それは期待と実態のギャップから生まれたものであり、サービス自体に問題があるわけではありません。
Greenの特徴まとめ
- IT・Web業界の求人が約26,500件と豊富
- ベンチャー・スタートアップ企業に強い
- 企業と直接やり取りできる
- カジュアル面談で企業の雰囲気を知れる
- 転職サイトなのでサポートはない
- スカウト機能が便利
Greenを使うべき人
- IT・Web業界での経験がある人
- ベンチャー・スタートアップで働きたい人
- 自分のペースで転職活動を進めたい人
- モダンな技術スタックを使いたい人
Greenを使うべきでない人(併用推奨)
- 完全未経験でエンジニアを目指す人
- 大手企業を狙う人
- 手厚いサポートが欲しい人
- 地方で転職したい人
スカウトを増やすコツ
- 職務経歴を詳しく書く
- スキルタグを設定する
- ポートフォリオ・GitHubを載せる
- 定期的にログインする
- プロフィール写真を設定する
併用すべき転職サービス
- レバテックキャリア(エージェントのサポート)
- ワークポート(未経験者向け)
- リクルートエージェント(大手企業)
- Wantedly(カジュアル面談)
Greenは、使い方次第で非常に便利な転職サービスです。この記事で紹介したコツを実践して、理想の企業との出会いを掴んでください。
次のステップ
Greenを使いながら、他の転職サービスも併用して、より効果的な転職活動を進めましょう。以下の記事も参考にしてください。
- 未経験エンジニア向け転職エージェント徹底比較【2025年最新】
- レバテックキャリアの評判と使い方
- ワークポートの評判と使い方
- エンジニア転職の失敗例と対策20選【こんなはずじゃなかった体験談】
- ブラック企業の見分け方10選【求人票・面接・口コミサイトのチェックポイント】
- SIerとWeb系企業、どちらを選ぶべき?【年収・働き方・キャリア徹底比較2025】
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