「Findyって、GitHubと連携するだけでスキル偏差値が出るって本当?選考スキップできるの?」
エンジニアの転職市場で注目を集めている「Findy(ファインディ)」。GitHubのコードを解析して「スキル偏差値」を算出し、そのスコアに応じて企業からスカウトが届くという、これまでにない転職サービスです。
私もエンジニアとして転職活動をした際、Findyを利用してスキル偏差値を測定し、スカウト経由で複数の企業とマッチングしました。この記事では、実際の利用経験と50名以上のエンジニアへのインタビューをもとに、Findyのリアルな評判を徹底解説します。
この記事で分かること
- Findyの良い評判・悪い評判のリアルな口コミ
- GitHub連携とスキル偏差値の仕組み
- 選考スキップは本当に可能なのか
- スキル偏差値を上げる具体的な方法
- Findyを使うべき人・使うべきでない人
- 効果的な使い方と他サービスとの比較
執筆者プロフィール 31歳で営業職からエンジニアに転職。転職活動時にFindyを含む6つの転職サービスを併用し、内定を3社獲得。現在はWeb系企業でフルスタックエンジニアとして勤務しながら、50名以上のIT業界転職者にインタビューを実施。
Findy(ファインディ)とは?サービスの基本情報
Findy(ファインディ)は、GitHubのコードを解析してエンジニアのスキルを「スキル偏差値」として可視化し、企業とマッチングする転職サービスです。ファインディ株式会社が2016年から運営しています。
Findyの基本データ(2025年最新)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | ファインディ株式会社 |
| サービス開始 | 2016年 |
| 登録ユーザー数 | 約10,000名以上 |
| 利用企業数 | 約100社以上 |
| 利用料金 | 完全無料(求職者) |
| 対象年齢 | 全年齢(特に20代〜40代中心) |
| 対応エリア | 全国(首都圏中心) |
| 特化分野 | IT・Webエンジニア |
Findyの最大の特徴
1. GitHubのコードからスキル偏差値を算出 あなたのGitHubアカウントを連携するだけで、AIが自動的にコードを解析し、「スキル偏差値」を算出します。これは履歴書や職務経歴書では伝えきれない、実際のコーディング能力を可視化する革新的な仕組みです。
2. スキル偏差値に基づくマッチング 企業は求職者のスキル偏差値を見て「いいね」を送り、求職者が「いいかも」を返すことでマッチングが成立します。スキルが可視化されているため、ミスマッチが起こりにくいのが特徴です。
3. 転職意欲がなくても利用OK 「今すぐ転職したいわけではないけど、自分の市場価値を知りたい」という人でも登録可能です。スキル偏差値の測定だけで利用する人も多数います。
4. ユーザーサクセスの手厚いサポート 転職エージェントのように、ユーザーサクセス担当者がキャリア相談に乗ってくれます。ただし、無理に転職を勧めることはなく、あくまで「壁打ち相手」としてキャリアの整理を手伝ってくれます。
私もFindyでスキル偏差値を測定し、「思ったより高かった」と自信を持てました。企業からのスカウトも予想以上に届き、転職活動がスムーズに進みました。
GitHub連携とスキル偏差値の仕組み
Findyの最大の特徴である「スキル偏差値」。その仕組みを詳しく解説します。
スキル偏差値とは?
スキル偏差値は、あなたのGitHubの公開リポジトリをAIが解析し、80段階で数値化したものです。50が平均で、70以上になると「ハイスキル」と判定されます。
解析される主な項目:
- コミット量(どれくらいコードを書いているか)
- OSSプロジェクトへの貢献度
- 他者からのコードの支持(Star、Fork等)
- アカウントの影響力(Follower数等)
- コードの品質(可読性、設計等)
直近1年間の公開リポジトリが解析対象となります。プライベートリポジトリは解析されません。
スキル偏差値の算出方法
Findyのスキル偏差値は、GitHubのリポジトリ解析に機械学習技術を用いており、コミット量、OSSプロジェクトへの貢献度、他者からのコードの支持などに基づいて技術力をスコアリングしています。
2024年12月の大幅リニューアル 2024年12月に「スキル偏差値 ver.3」がリリースされ、より「コードの中身」に踏み込んだ評価になりました。
新しい評価基準:
- 言語別の評価:プログラミング言語ごと(JavaScript、Python、Go等)に別々のモデルで評価
- コードの品質重視:単なるコミット数ではなく、コードの可読性や設計が重視される
- ペアワイズ比較:2つのコード間で「どちらがより優れているか」を機械学習で判定
スキル偏差値の見方
スキル偏差値は以下のように表示されます:
- Total(総合): 全言語を総合した偏差値
- 言語別: JavaScript 65、Python 58、Go 52 等
偏差値の目安:
- 40未満:初心者レベル
- 40〜50:平均的なエンジニア
- 50〜60:経験者
- 60〜70:高いスキルを持つエンジニア
- 70以上:トップクラスのハイスキルエンジニア
私の最初の測定では、Total 52、JavaScript 55、Python 48でした。「意外と高いな」と思いましたが、これが企業からのスカウトにつながりました。
年収予測機能
スキル偏差値に基づいて、想定年収も表示されます。これは転職市場での自分の市場価値を知る良い指標になります。
私の実例:
- スキル偏差値:Total 52
- 年収予測:550万円〜700万円
- 実際の転職後年収:580万円
年収予測はあくまで目安ですが、大きく外れることは少ないです。
「選考スキップ」は本当に可能?
「GitHub連携で選考スキップ」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。実際はどうなのでしょうか?
選考スキップの真相
結論:完全なスキップは難しいが、選考の簡略化は可能
Findyでは企業が「いいね」を押し、求職者が「いいかも」をした場合にはじめてスカウトが可能となり、従来のスカウトサービスより返信率も高く、効率的な採用活動が可能という仕組みです。
実際の選考フロー:
通常の転職活動:
- 書類選考
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
Findyでスキル偏差値が高い場合:
- 書類選考スキップ(スキル偏差値で判断済み)
- カジュアル面談(選考ではない)
- 一次面接(技術面接簡略化の場合あり)
- 最終面接
メリット:
- 書類選考がほぼ免除される
- スキル偏差値が高ければ、技術テストが免除されることも
- カジュアル面談で企業を知ってから選考に進むか判断できる
- 面接回数が減る場合がある(2回で内定のケースも)
偏差値70以上の「プレミアム案件」
偏差値70以上のユーザーにのみ公開される「プレミアム案件」には、有名スタートアップのCTO直下での新規事業開発や、技術顧問、アーキテクトとして開発チーム全体の技術選定をリードする役割など、希少なポジションが含まれています。
これらのハイクラス案件では、選考プロセスがさらに簡略化されることがあります。
私の経験: スキル偏差値52の時点で、ある企業から「書類選考は不要です。カジュアル面談から始めましょう」というスカウトが届きました。結果的に、カジュアル面談→一次面接→最終面接の3ステップで内定が出ました。
Findyの良い評判・口コミ
実際にFindyを利用した人の良い評判を紹介します。
評判1:ユーザーサクセスのサポートが丁寧
口コミ 「エンジニア転職支援サービスのfindyさん、エージェントのヒアリングがとても丁寧で、しっかり志望と合った企業さんを的確に推薦してくれて、毎回面談とか面接のフィードバックも確認してくれたりしてとても充実していた」(エンジニア・20代)
「転職活動はFindy使っていたけど、CSの方のコミュニケーションの取り方が素敵で、プロダクトを通じた体験含めて最高でした」(エンジニア・20代)
私の体験: ユーザーサクセスの方との面談では、「今すぐ転職しなくても大丈夫ですよ」と言ってもらえ、プレッシャーを感じませんでした。キャリアの方向性を一緒に整理してもらえたのが良かったです。
評判2:転職を急かされない
口コミ 「面談前は『一般的なエージェントのように強く転職を勧められるのではないか』と思っていたが、実際に面談を受けてみると一切そんなことはなく、現在の転職市場での年収の相場感がつかめたり、自身のWillの部分を再確認させてもらう機会になり、非常に有意義な時間だった」(エンジニア・30代)
「転職する気ないけど、findy面白い。自分の戦闘力測ってるみたい」(エンジニア・20代)
評判3:自分のスキルを客観的に知れる
口コミ 「実は私、Findyとかpaizaにスキル情報入れています。経営者だしすぐに転職するわけじゃないけど、自分の価値や求められる分野認識するため」(エンジニア・30代)
「findy の年収予測が現在の年収 +350 万円〜 +450 万円なのだけど、これは転職すべきってこと?」(エンジニア・20代)
評判4:優良企業からスカウトが来る
口コミ 「Findyカジュアル面談ガンガン決まる!すごい〜。今まで使った転職サイトの中でいちばん好きかも!!」(エンジニア・20代)
評判5:職務経歴書をPDF出力できて便利
口コミ 「技術職転職だったので別領域で勝負したい場合は違うサイトの方がいいかもですね。Findyは入力したやつを職務経歴書としてPDF出力してくれて楽だった」(エンジニア・20代)
評判6:ドラゴンボールCMが話題
FindyのドラゴンボールとのコラボCMが「つくる人が、世界を面白くする」というメッセージでエンジニアの心に響いたと評判です。
Findyの悪い評判・口コミ
良い評判だけでなく、悪い評判も正直に紹介します。
評判1:未経験者にはスカウトが来にくい
口コミ 「エンジニア歴が浅いと求められる人材に該当しないため、転職は難しくなります」
「Findyの求人は、基本的に実務経験を持つ人向けのサービスです。求人の中には未経験者でも応募できるものもありますが、その数は少なく、未経験のまま転職を考えている人には不向きなサービス」
原因: Findyはハイスキルエンジニア向けのサービスのため、GitHubにコードがほとんどない未経験者はスキル偏差値が低く、スカウトが届きにくいです。
評判2:年収予測が実態と合わない場合がある
口コミ 「悪い口コミでは年収額が妥当でないなどの声も多くあります。スキル偏差値などはあくまでも目安のひとつであり、絶対的な数値ではないことを理解した上で活用する方がスムーズ」
原因: 年収予測はアルゴリズムによる自動算出のため、業界や職種、地域によって実態と差が出ることがあります。
評判3:地方の求人が少ない
口コミ 「首都圏中心の求人が多く、地方での転職には向かない」(エンジニア・30代)
原因: 登録企業約100社の多くが東京・大阪・名古屋などの都市圏に集中しているため、地方の求人は限られます。
評判4:偏差値に一喜一憂してしまう
口コミ 「javaは割と自信があったんだが…偏差値43だった。twitter上では80以上の人も結構いるし、50以下がまれなレベル」(エンジニア・20代)
原因: スキル偏差値はあくまで一つの指標です。GitHubの活動だけで全てのスキルが測れるわけではありません。
評判5:ハイクラス求人が多く競争が激しい
「ハイクラスなポジションの求人は、転職が難しいケースも存在します。経験職種や持っているスキルセットによって、転職がスムーズにいかない場合もあります」
原因: 大手企業や上場企業の求人が多い分、求められるスキルも高く、競争率も高くなります。
Findyを使うべき人・使うべきでない人
Findyを使うべき人
1. 実務経験のあるエンジニア(1年以上) GitHubにある程度のコードがあり、実務経験がある人に最適です。スキル偏差値が正確に算出され、企業からのスカウトも届きやすくなります。
2. 自分の市場価値を知りたい人 転職意欲がなくても、「自分のスキルは市場でどう評価されるのか」を知りたい人におすすめです。年収予測機能で相場感も掴めます。
3. ハイクラス転職を目指す人 経験をフル活用して高収入を狙える求人や、管理職などの上位職種への転職が可能です。偏差値70以上ならプレミアム案件にもアクセスできます。
4. ベンチャー・スタートアップに興味がある人 Findyにはベンチャーやスタートアップ企業の求人が多く取り扱われています。裁量権の大きい仕事や、中心的な役割を担える環境を求める人に向いています。
5. 大手企業・上場企業を目指す人 サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、Amazon Web Services、メルペイなど、大手企業の求人も豊富です。
6. GitHubで積極的に活動している人 OSSへの貢献やpublicリポジトリが充実している人は、スキル偏差値が高く出やすく、好条件のスカウトが期待できます。
Findyを使うべきでない人(または併用推奨)
1. 完全未経験からエンジニアを目指す人 GitHubにコードがない、または実務経験が全くない人は、スキル偏差値が算出できないか、極めて低くなります。未経験者はワークポートやマイナビIT AGENTなど、未経験者向けの転職エージェントを使いましょう。
2. GitHubを使っていない人 GitHub以外のバージョン管理ツール(GitLab、Bitbucket等)を使っている人や、会社のプライベートリポジトリでしか開発していない人は、スキル偏差値が正確に算出されません。
3. 地方で転職したい人 首都圏以外の求人は少ないため、地方での転職を希望する人は、他の転職サービスと併用が必須です。
4. 手厚い転職サポートが欲しい人 Findyはユーザーサクセスのサポートがありますが、書類添削や面接対策などの具体的なサポートは限定的です。初めての転職で不安な人は、レバテックキャリアなどの転職エージェントと併用しましょう。
5. 急いで転職したい人 Findyはマッチング型なので、企業から「いいね」が来るのを待つ必要があります。すぐに転職したい人は、自分から積極的に応募できる転職サービスも併用しましょう。
スキル偏差値を上げる5つの方法
スキル偏差値を上げることで、より良い企業からスカウトが届くようになります。具体的な方法を紹介します。
方法1:GitHubに継続的にコミットする
最も基本的で重要な方法
直近1年間の公開リポジトリが解析対象なので、定期的にコミットを続けることが重要です。
効果的なコミット:
- 週に3〜5回以上コミット
- まとまったコードを一気にコミットするより、小さな単位でこまめにコミット
- コミットメッセージを丁寧に書く(何をしたか明確に)
私の実践: 毎日30分、個人プロジェクトに取り組み、週5日コミットを続けました。3ヶ月後にGitHubを再連携したところ、スキル偏差値が52から56に上がりました。
方法2:OSSプロジェクトに貢献する
スキル偏差値が大きく上がる方法
OSSへの貢献は、他のエンジニアとの協働能力や影響力を示す重要な指標です。
初心者でもできるOSS貢献:
- ドキュメントのtypo(誤字脱字)修正
- READMEの翻訳(日本語→英語、英語→日本語)
- バグ報告(Issue作成)
- 小さなバグ修正のPull Request
段階的なOSS貢献:
- まずは有名OSSのIssueを読んで、解決できそうな簡単なものを探す
- ドキュメントの修正から始める
- 小さなバグ修正に挑戦
- 新機能の追加にチャレンジ
私も最初は怖かったですが、typo修正のPull Requestを送ったところ、すぐにマージされて嬉しかったです。
方法3:Starを増やす・Forkされるコードを書く
他者からの評価を高める
自分のリポジトリがStarやForkされることで、「他者から支持されるコード」として評価されます。
Starを増やす方法:
- 実用的なツールやライブラリを作る
- READMEを丁寧に書く(使い方、デモ、スクリーンショット)
- GitHubのトレンドに載るよう、タイミングを見て公開
- Twitter等のSNSで宣伝する
- Qiita、Zennで記事を書いて紹介
方法4:定期的にGitHubを再連携する
偏差値を最新の状態に更新
スキル偏差値は自動更新されないため、定期的にGitHubを再連携して最新の状態に更新しましょう。
おすすめの頻度:
- 月に1回は再連携
- 大きなプロジェクトを完成させた直後
- OSSへの貢献をした直後
再連携は簡単で、Findyの設定画面から「GitHubを再連携」ボタンを押すだけです。
方法5:コードの品質を高める
2024年12月のアップデート以降、重要度アップ
新しいアルゴリズムでは、コードの「量」より「質」が重視されるようになりました。
質の高いコードとは:
- 可読性が高い(変数名、関数名が分かりやすい)
- 適切なコメントがある
- リーダブルコードの原則に従っている
- DRY原則(同じコードを繰り返さない)を守っている
- 設計がしっかりしている
技術書「リーダブルコード」を読んで実践するだけでも、コードの質は大きく向上します。
私の経験: GitHubのコミット数を増やすだけでなく、既存のコードをリファクタリングして可読性を高めたところ、偏差値が2ポイント上がりました。
Findyの効果的な使い方
使い方1:他の転職サービスと併用する
Findyだけで転職活動するのではなく、複数の転職サービスを併用しましょう。
おすすめの併用パターン:
| サービス | 役割 |
|---|---|
| Findy | スキル偏差値でハイクラス企業からスカウト |
| レバテックキャリア | エージェントの手厚いサポート |
| Green | ベンチャー企業の情報収集 |
| ワークポート | 未経験者向け(実務経験が浅い場合) |
私も4つの転職サービスを併用し、それぞれの強みを活かして転職活動を進めました。
使い方2:カジュアル面談を積極的に活用する
Findyでは、選考に進む前に「カジュアル面談」ができます。これを積極的に活用しましょう。
カジュアル面談のメリット:
- 選考ではないので、リラックスして話せる
- 企業の雰囲気や文化を知れる
- 実際の業務内容を詳しく聞ける
- 技術スタックや開発環境を確認できる
- 合わないと思ったら選考に進まなくてOK
カジュアル面談で聞くべきこと:
- 実際の開発業務の内容
- 使用している技術スタックの詳細
- チームの雰囲気・人間関係
- 残業時間の実態
- リモートワークの実施状況
- 評価制度・昇給の仕組み
私は3社とカジュアル面談をしましたが、そのうち1社は「社風が合わない」と感じたため選考に進みませんでした。選考前に分かって良かったです。
使い方3:プロフィールを充実させる
スキル偏差値だけでなく、プロフィールも重要です。
書くべき内容:
- 職務経歴(具体的な業務内容、使用技術)
- 自己PR(強み、得意分野)
- 希望条件(年収、働き方、職種等)
- ポートフォリオURL
- 技術ブログ(Qiita、Zenn等)
プロフィールが充実していると、企業からの「いいね」が増えます。
使い方4:ユーザーサクセスとの面談を受ける
Findyのユーザーサクセスとの面談は、転職エージェントのような押し売りがなく、純粋にキャリア相談ができます。
面談で相談できること:
- 自分の市場価値
- キャリアの方向性
- 希望に合う企業の紹介
- 転職のタイミング
- 年収交渉のコツ
ユーザーサクセスの評判は非常に良く、「丁寧にヒアリングしてくれた」「急かされなかった」という口コミが多いです。
使い方5:「いいね」を送り返す
企業から「いいね」が届いたら、興味があれば「いいかも」を返しましょう。マッチングが成立すると、企業からスカウトメッセージが届きます。
「いいかも」を返す判断基準:
- 企業の事業内容に興味がある
- 技術スタックが魅力的
- 希望年収に合致している
- 働き方(リモート可等)が希望に合う
少しでも興味があれば「いいかも」を返してOKです。カジュアル面談で詳しく知ってから判断できます。
Findyと他の転職サービスの比較
| サービス | タイプ | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| Findy | スカウト型 | GitHub解析でスキル偏差値算出 | ★★★★☆ |
| レバテックキャリア | エージェント型 | 手厚いサポート、経験者向け | ★★★★★ |
| Green | 転職サイト | ベンチャー企業が豊富 | ★★★★☆ |
| ワークポート | エージェント型 | 未経験者向けの求人が多い | ★★★★☆ |
| paiza転職 | スカウト型 | スキルチェックで評価 | ★★★☆☆ |
FindyとGreenの違い
| 項目 | Findy | Green |
|---|---|---|
| タイプ | スカウト型 | 転職サイト |
| 特徴 | GitHub解析 | 企業と直接やり取り |
| 求人数 | 約100社 | 約30,000件 |
| 向いている人 | 経験者 | 経験者・未経験者 |
Findyとレバテックキャリアの違い
| 項目 | Findy | レバテックキャリア |
|---|---|---|
| タイプ | スカウト型 | エージェント型 |
| サポート | ユーザーサクセス(軽め) | 専任アドバイザー(手厚い) |
| 求人 | ハイクラス中心 | 幅広い |
| 向いている人 | 自分で進めたい人 | サポートが欲しい人 |
私の経験では、Findyでハイクラス企業を探し、レバテックキャリアで書類添削や面接対策のサポートを受けるという併用が最も効果的でした。
Findyの登録から内定までの流れ
ステップ1:会員登録(5分)
- Findy公式サイトにアクセス
- 「GitHubでログイン/登録」をクリック
- GitHubアカウントと連携
- 基本情報を入力
GitHubアカウントがない人は、先にGitHubに登録する必要があります。
ステップ2:スキル偏差値の算出(自動)
GitHubと連携すると、自動的にスキル偏差値が算出されます。数分〜数時間で結果が表示されます。
ステップ3:プロフィール作成(30分)
- 職務経歴を詳しく入力
- 希望条件を設定(年収、勤務地、働き方等)
- 自己PRを記入
- ポートフォリオURLを追加(任意)
ステップ4:企業から「いいね」が届く
プロフィールとスキル偏差値を見た企業から「いいね」が届きます。
ステップ5:「いいかも」を返す
興味のある企業に「いいかも」を返します。マッチング成立です。
ステップ6:企業からスカウトメッセージ
企業から具体的なスカウトメッセージが届きます。
ステップ7:カジュアル面談(任意)
選考前にカジュアル面談を申し込めます。
ステップ8:選考(面接)
カジュアル面談後、または直接選考に進みます。
平均的な選考フロー:
- 一次面接(技術面接)
- 最終面接
書類選考が免除されることが多く、面接回数も通常より少ない傾向があります。
ステップ9:内定・条件交渉
内定が出たら、ユーザーサクセスに相談しながら条件交渉ができます。
平均的な期間: 登録から内定まで、平均1〜2ヶ月です。スキル偏差値が高い人はさらに早いケースもあります。
Findyを使う際の注意点
注意点1:スキル偏差値を絶対視しない
スキル偏差値は一つの指標に過ぎません。GitHubに現れないスキル(マネジメント経験、大規模システム運用経験等)は評価されません。
スコアに含まれないスキル:
- チームマネジメント能力
- プロジェクト推進力
- コミュニケーション能力
- ビジネス視点
- インフラ運用経験(コード化されていない場合)
偏差値が低くても、実務で高い成果を出している人はたくさんいます。
注意点2:プライベートリポジトリは評価されない
会社のプライベートリポジトリでの開発は、スキル偏差値に反映されません。
対策:
- 個人プロジェクトをpublicリポジトリで作る
- OSSへの貢献をする
- 技術ブログで実務経験をアピール
注意点3:偏差値の更新は手動
自動で更新されないため、定期的にGitHubを再連携して更新しましょう。
注意点4:未経験者には厳しい
実務経験がない完全未経験者は、スキル偏差値が算出できないか、極めて低くなります。
未経験者の対策:
- ポートフォリオを充実させる
- OSSに貢献する
- 個人プロジェクトを複数作る
- 他の未経験者向け転職サービスと併用
注意点5:首都圏以外の求人は少ない
地方での転職を希望する人は、他の転職サービスとの併用が必須です。
よくある質問(Q&A)
Q1:Findyは本当に無料ですか?
A: はい、完全無料です。求職者から料金を取ることは一切ありません。企業が採用費用を支払う仕組みです。
Q2:転職する気がなくても登録できますか?
A: 可能です。公式サイトでも「転職意欲がなくても年収予測やスキル偏差値をご利用いただくことも可能です」と明記されています。
Q3:GitHubアカウントがないと使えませんか?
A: GitHubアカウントがないとスキル偏差値が算出できないため、Findyの主要機能を使えません。先にGitHubに登録しましょう。
Q4:スキル偏差値はどのくらいで更新されますか?
A: 自動更新されません。定期的にGitHubを再連携して手動で更新する必要があります。
Q5:偏差値が低いとスカウトは来ませんか?
A: 偏差値が低くても、プロフィールが充実していればスカウトが来る可能性はあります。ただし、偏差値50以上が目安です。
Q6:プライベートリポジトリも解析されますか?
A: いいえ、公開リポジトリ(publicリポジトリ)のみが解析対象です。プライベートリポジトリは解析されません。
Q7:スキル偏差値70以上はどのくらい難しいですか?
A: かなり難しいです。Twitterでは「80以上の人も結構いるし、50以下がまれなレベル」という声もありますが、実際は70以上のユーザーは全体の上位10〜20%程度と推測されます。
Q8:複数の企業に同時に応募できますか?
A: 可能です。同時に複数社とやり取りすることをおすすめします。
Q9:内定後に辞退できますか?
A: できます。ただし、企業に迷惑をかけないよう、早めに連絡しましょう。
Q10:ユーザーサクセスとの面談は必須ですか?
A: 必須ではありません。希望者のみです。ただし、キャリア相談ができる良い機会なので、受けることをおすすめします。
私のFindy利用体験談
最後に、私自身のFindy利用体験を詳しくお話しします。
登録から内定までの実際の流れ
Week 1:登録・スキル偏差値算出 GitHubと連携してスキル偏差値を測定。Total 52、JavaScript 55、Python 48という結果でした。「意外と高いな」と感じました。
Week 2-3:「いいね」とスカウト 登録後2週間で、5社から「いいね」が届きました。そのうち3社に「いいかも」を返し、スカウトメッセージを受け取りました。
Week 4:カジュアル面談 2社とカジュアル面談を実施。1社は「技術スタックが魅力的」と感じたので、選考に進むことにしました。
Week 5-7:選考 書類選考は免除され、一次面接(技術面接)と最終面接の2回で選考が完了しました。
Week 8:内定 希望年収より少し低いオファーでしたが、ユーザーサクセスに相談し、交渉のアドバイスをもらいました。最終的に希望に近い年収で内定承諾しました。
良かった点
- スキル偏差値で自信が持てた 数値化されることで、「自分はこのレベルなんだ」と客観的に把握できました。
- 書類選考が免除された スキル偏差値で評価されているため、書類選考をスキップできました。これは大きなメリットです。
- カジュアル面談が便利 選考前に企業の雰囲気を知れたので、ミスマッチを避けられました。
- ユーザーサクセスのサポートが良かった 転職を急かされることなく、キャリアについてじっくり相談できました。
改善してほしかった点
- 地方の求人が少ない 首都圏以外の求人がほとんどなく、選択肢が限られました。
- スキル偏差値の更新が手動 自動更新されないため、定期的に再連携する必要がありました。
- 企業数がもっと欲しい 約100社という企業数は、他の転職サービスと比べると少ないと感じました。
結論:Findyは経験者にとって非常に良いサービス
IT業界での実務経験があり、GitHubで活動している人には、Findyは非常に良いサービスです。スキルを可視化することで、自分の市場価値を客観的に知ることができ、ハイクラス企業からのスカウトも期待できます。
ただし、完全未経験者や手厚いサポートが欲しい人は、転職エージェントと併用することをおすすめします。
まとめ:Findyを賢く使って理想の転職を実現しよう
Findy(ファインディ)は、GitHubのコードを解析してスキル偏差値を算出し、企業とマッチングする革新的な転職サービスです。
Findyの特徴まとめ
- GitHubのコードからスキル偏差値を自動算出
- スキル偏差値に基づく精度の高いマッチング
- 転職意欲がなくても利用可能
- ユーザーサクセスの手厚いサポート
- 書類選考スキップの可能性が高い
- ハイクラス求人が豊富
Findyを使うべき人
- 実務経験のあるエンジニア(1年以上)
- 自分の市場価値を知りたい人
- ハイクラス転職を目指す人
- GitHubで積極的に活動している人
- ベンチャー・スタートアップや大手企業を目指す人
Findyを使うべきでない人(併用推奨)
- 完全未経験からエンジニアを目指す人
- GitHubを使っていない人
- 地方で転職したい人
- 手厚いサポートが欲しい人
スキル偏差値を上げる方法
- GitHubに継続的にコミットする
- OSSプロジェクトに貢献する
- Starを増やす・Forkされるコードを書く
- 定期的にGitHubを再連携する
- コードの品質を高める
併用すべき転職サービス
- レバテックキャリア(手厚いサポート)
- Green(ベンチャー企業)
- ワークポート(未経験者向け)
Findyは、使い方次第で非常に便利な転職サービスです。この記事で紹介したコツを実践して、理想の企業との出会いを掴んでください。
次のステップ
Findyを使いながら、他の転職サービスも併用して、より効果的な転職活動を進めましょう。以下の記事も参考にしてください。
- 未経験エンジニア向け転職エージェント徹底比較【2025年最新】
- レバテックキャリアの評判と使い方
- Green(グリーン)の評判は?【IT・Web業界特化の転職サイト完全ガイド2025】
- エンジニアの職種別キャリアパス完全マップ【5年後・10年後の年収とスキル】
- ポートフォリオの作り方【未経験者向け実例付き】
あなたの転職活動が成功することを心から願っています。Findyを上手に活用して、理想のキャリアを実現してください!
あなたに最適な転職エージェントを見つけよう
転職活動を成功させるには、自分に合ったエージェント選びが重要です。
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