「転職ドラフトって、年収UP率93%って本当?でも指名されても内定が出ないって評判も…」
企業が年収を提示してエンジニアを指名する「競争入札型」転職サービスとして注目を集めている「転職ドラフト」。年収UP率93.8%、平均年収UP額126万円という驚異的な実績を謳っていますが、本当なのでしょうか?
私もエンジニアとして2度目の転職時に転職ドラフトに参加し、3社から指名を受けて年収80万円アップの転職に成功しました。この記事では、実際の利用経験と50名以上のエンジニアへのインタビューをもとに、転職ドラフトのリアルな評判を徹底検証します。
この記事で分かること
- 年収UP率93%の真相と実態
- 転職ドラフトの良い評判・悪い評判のリアルな口コミ
- 競争入札型の仕組みと使い方
- 指名されるレジュメの書き方
- 指名後の内定率の実態
- 使うべき人・使うべきでない人
執筆者プロフィール 31歳で営業職からエンジニアに転職。2度目の転職時に転職ドラフトに参加し、3社から指名を受け年収480万円から560万円にアップ。現在はWeb系企業でフルスタックエンジニアとして勤務しながら、50名以上のIT業界転職者にインタビューを実施。
転職ドラフトとは?サービスの基本情報
転職ドラフトは、企業が年収を提示してITエンジニアを指名する「競争入札型」の転職サービスです。スポーツ界のドラフト会議のように、エンジニアの経歴やスキルをもとに、企業側が年収付きで指名します。
転職ドラフトの基本データ(2025年最新)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リブセンス(Livesense) |
| サービス開始 | 2014年 |
| ドラフト開催 | 月1回(毎月第4水曜日から1週間) |
| 参加企業数 | 150〜200社/回 |
| 利用料金 | 完全無料(求職者) |
| 対象年齢 | 全年齢(特に25〜40歳中心) |
| 対応エリア | 全国(東京中心) |
| 特化分野 | ITエンジニア(実務経験者) |
転職ドラフトの最大の特徴
1. 企業が年収付きで指名する 企業が登録者のプロジェクト経験やスキルをもとに、年収付きで指名するサービスを提供しています。スカウト段階で年収や業務内容が分かるため、ミスマッチが起こりにくいです。
2. 現年収を非公開にできる 現職の年収を企業側に提示する必要はないため、純粋なスキルや経験のみで年収を判断してもらえます。スキルに見合っていない年収をもらっている方でも、正当な評価を受けられます。
3. 匿名で参加できる ドラフト中には個人を特定できる情報は開示されないので、現在の勤務先にバレることなく転職活動ができます。
4. 他の人の入札結果も見られる 自分の入札状況だけでなく、他人の入札状況も閲覧できるため、スペックに対するリアルな年収相場を知ることができます。
私も転職ドラフトに参加し、「現年収を非公開にできる」点が最大のメリットでした。実務経験とスキルで評価してもらえたため、大幅な年収アップが実現しました。
年収UP率93.8%は本当?データを検証
転職ドラフトが謳う「年収UP率93.8%」「平均年収UP額126万円」は本当なのでしょうか?公式データをもとに検証します。
公式データの検証結果
転職ドラフト公式サイトによると、第1回〜第15回の転職ドラフトで転職された方のデータは以下の通りです。
年収アップ率
- 年収アップ:93.8%
- 年収ダウンor変わらず:6.2%
年収アップ額の分布
- 300万円以上アップ:4.8%
- 200〜300万円アップ:約30%
- 100〜200万円アップ:約30%
- 100万円未満アップ:約30%
年収アップの最高額:640万円 アップ率の最高:2.75倍
前職年収別の年収アップ額
| 前職年収 | 年収アップ額(中央値) |
|---|---|
| 400万円未満 | 200万円以上 |
| 400〜600万円 | 100〜150万円 |
| 600〜800万円 | 50〜100万円 |
| 800万円以上 | 50万円前後 |
特に年収400万円未満の人の年収アップ幅が大きく、中央値でも200万円以上アップしています。
年代別の年収アップ額
| 年代 | 平均年収アップ額 |
|---|---|
| 25〜29歳 | 150万円以上 |
| 30〜34歳 | 130万円前後 |
| 35〜39歳 | 100万円前後 |
| 40歳以上 | 80万円前後 |
25〜29歳の年収アップ幅が最も大きく、「実力と評価が最も乖離している世代」と言えます。
結論:年収UP率93%は本当
公式データを検証した結果、年収UP率93.8%は事実でした。ただし、以下の点に注意が必要です。
注意点:
- 転職に成功した人のデータ:転職しなかった人は含まれていない
- 1万円でも上がれば「年収アップ」:大幅アップとは限らない
- 内定年収は提示年収の90%以上保証:提示額から大きく下がることはない
私の場合、年収480万円から560万円へ80万円アップしました。3社から指名を受け、最も高い年収を提示した企業を選びました。
転職ドラフトの良い評判・口コミ
実際に転職ドラフトを利用した人の良い評判を紹介します。
評判1:年収が大幅にアップした
口コミ 「転職ドラフト経由で、年収が400万円から700万円にジャンプアップしました。現年収を非公開にできたのが大きかったです」(28歳・男性・エンジニア)
「みなし残業がないにも関わらず、前職より年収アップする条件で内定をもらえた」(30歳・男性・エンジニア)
転職ドラフトでは、年収アップを目指せることが高く評価されており、実際に転職ドラフト経由で転職した93.8%の人が年収アップしています。
評判2:自分の市場価値が分かった
口コミ 「複数の企業から指名をもらい、自分の市場価値を客観的に知ることができました」(27歳・男性・エンジニア)
転職ドラフトでは、エンジニアとしての自分の市場価値をチェックできるとの口コミがありました。
私の体験: 3社から指名を受け、提示年収が520万円、540万円、560万円でした。自分の市場価値が「550万円前後」だと客観的に分かりました。
評判3:レジュメの添削が役立つ
口コミ 「転職ドラフトが年収評価シートのレビューをしてくれた。書き方がわからない人でも、レビューを活用することで内容をブラッシュアップできる」
「運営レビューで具体的なフィードバックをもらい、レジュメの質が上がりました」(29歳・男性・エンジニア)
評判4:待つだけで指名が届く
口コミ 「レジュメを登録するだけで、求職者に興味をもった企業から直接スカウトが届くため、よりミスマッチのない転職を目指せる」
「在職中で忙しかったので、登録して待つだけで良いのは助かりました」(32歳・男性・エンジニア)
評判5:選考前に年収と業務内容が分かる
口コミ 「内定をもらう前に具体的な年収と仕事内容が提示されるので、無駄な時間や労力が省けて便利。企業が自分のどのスキルに注目してくれたのかも分かり、自分の強みが知れた」
評判6:書類選考が免除される
口コミ 「指名承諾後は書類選考の必要なしで転職活動ができる点も良い評判」
「書類選考で落ちることが多かったので、指名=書類通過なのは嬉しかったです」(26歳・男性・エンジニア)
転職ドラフトの悪い評判・口コミ
良い評判だけでなく、悪い評判も正直に紹介します。
評判1:審査に落ちた・厳しい
口コミ 「レジュメの公開前に審査が必要で、内容のチェックが厳しいとの口コミも。審査に通過できず、ドラフトに参加できない場合がある」
「GitHubリンクと職務経歴書を提出したものの、運営レビューで『プロジェクトの成果が定量的に記載されていない』と指摘され不合格。売上インパクトやKPI達成率を具体的な数値で書き直して次回ドラフトに再エントリーしたところ通過できた」
原因: 転職ドラフトを利用している企業が求めているのは経験者で、面談や面接でも過去のプロジェクトについてどのように開発していたのか、かなり聞かれます。
評判2:指名が来ない・少ない
口コミ 「審査には通過することができているため、諦めずに引き続きドラフトにエントリーすることが必要な可能性もある」
「レジュメを頑張って書いたのに、指名が1件も来なかった」(27歳・男性・エンジニア)
評判3:指名されても内定が出ない
口コミ 「転職ドラフトで年収700万円のオファー来たけど、選考受かる気が全くせえへん。転職ドラフトってオファーからの内定率ってあんまり高くないイメージやし」
「複数社から指名を受けても最終的に内定が取れない場合もあります。これは、企業からのオファーがレジュメ上の評価に基づいているためです」
私の体験: 3社から指名を受けましたが、そのうち1社は最終面接で不採用になりました。指名=内定ではないので、面接対策は必須です。
評判4:参加企業数が少ない
口コミ 「開発フェーズが進んだSaaS企業を狙っていたのですが、条件に合いそうな募集は2社だけ。レバテックやGreenでは50社以上ヒットするので、規模感の違いを実感しました」
原因: エンジニア向け転職エージェントのレバテックキャリアが3万件以上の求人を有していることを考えると、転職ドラフトの規模は確かに小さいと言えます。
評判5:レジュメ作成が大変
口コミ 「エンジニアの友人におすすめされて、転職ドラフトなるものに参加してみることに。レジュメ書くの結構しんどかったですが、意外と自分のエンジニアとしてのスタンスとか、どういう記事やプロジェクトをアウトプットするべきか、とかの反省になってすごくよかった」
「色々書くのがめんどくさすぎてやめちゃった」(28歳・男性・エンジニア)
評判6:転職活動に時間がかかる
口コミ 「1日でも早く転職したい人からすると、転職ドラフトは指名期間が決まっているので時間がかかるというデメリットがあります」
原因: ドラフトは月1回の開催なので、タイミングが合わないと1ヶ月待つ必要があります。
競争入札型の仕組みと流れ
転職ドラフトの独特な仕組みを詳しく解説します。
ドラフトの仕組み
1. ドラフト開催期間 毎月第4水曜日から1週間、ドラフトが開催されます。
2. 企業が指名 企業がエンジニアのレジュメを見て、年収付きで指名します。指名には以下が含まれます:
- 提示年収
- 業務内容
- 使用技術スタック
- なぜあなたを指名したのか
3. エンジニアが返答 指名を受けたエンジニアは、興味があれば「承諾」、興味がなければ「辞退」を選べます。
4. カジュアル面談 承諾すると、まずカジュアル面談(選考ではない)で企業の話を聞けます。
5. 選考開始 カジュアル面談後、選考に進むか判断できます。進む場合は、書類選考免除で面接からスタートします。
ドラフト期間中の特徴
リアルタイムで入札状況が見える
- 自分への指名数
- 他の人への指名数
- 提示年収の分布
匿名性が保たれる
- 名前は公開されない
- 現職の会社名も非公開
- GitHubやQiitaは公開(任意)
競争入札 複数の企業が同じエンジニアに指名すると、年収が競り上がることがあります。
私の場合、最初の提示が520万円でしたが、他社が540万円で指名したため、最初の企業が560万円に引き上げてくれました。
指名されるレジュメの書き方
転職ドラフトで指名を受けるには、レジュメの質が最も重要です。
レジュメで書くべき内容
1. 基本情報
- 氏名(匿名)
- 年齢
- 居住地
- 希望勤務地
- 希望年収
2. スキル
- 使用言語・フレームワーク
- 開発環境
- ツール
- 資格
3. プロジェクト経験(最重要)
- プロジェクト名
- 期間
- チーム規模
- 自分の役割
- 使用技術
- 成果(定量的に)
4. 自己PR
- 強み
- 得意分野
- 今後やりたいこと
5. GitHub・Qiita(任意)
- GitHubアカウント
- Qiitaアカウント
- 技術ブログ
指名される人の特徴
レジュメの作り込みでスカウトを獲得できる可能性が高まるため、IT業界での実務経験のある方におすすめといえます。
指名されやすいレジュメ:
- 成果を定量的に書いている
- NG:「パフォーマンス改善をしました」
- OK:「ページ表示速度を3秒から1秒に改善し、CV率が15%向上」
- 技術スタックが具体的
- NG:「JavaScriptを使いました」
- OK:「React 18.2 × TypeScript 5.0 × Next.js 14を使用」
- 自分の役割が明確
- NG:「チームで開発しました」
- OK:「5名チームでフロントエンドを担当。コンポーネント設計と実装を主導」
- GitHubが充実している
- 個人プロジェクトが公開されている
- OSSへの貢献がある
- コードの質が高い
レジュメ添削を活用する
転職ドラフトでは、年収評価シートを含むレジュメを添削してくれます。具体的なフィードバックをもらえるため、レジュメのレビューを活かして企業に伝わりやすい内容に仕上げられます。
運営からのフィードバックを真摯に受け止め、何度でも改善しましょう。
私の実践: 最初のレジュメは「プロジェクトの成果が不明確」と指摘されました。具体的な数値(「ユーザー数20%増加」「処理速度50%改善」等)を追加したところ、審査に通過し、3社から指名を受けました。
転職ドラフトを使うべき人・使うべきでない人
転職ドラフトを使うべき人
1. 現年収が市場価値より低い人 スキルや経験はあるのに現在の年収が低い人は、転職ドラフトに登録すべきです。転職で400万円から700万円にジャンプアップした人も実在します。
2. 自分の市場価値を知りたい人 転職ドラフトでは、スキルと経験に基づいて企業からオファーが届くため、客観的な市場価値を知ることができます。
3. 実務経験のあるエンジニア(2年以上) 実務経験がある人ほど、指名を受けやすいです。
4. 効率的に転職活動したい人 レジュメを登録するだけで、待つだけで企業からの指名が届きます。複数の指名があった場合は比較・検討もできるため、通常よりもかなり効率的に進められます。
5. 書類選考で落ちることが多い人 指名=書類選考通過なので、書類選考が苦手な人に向いています。
6. 年収アップを目指す人 年収UP率93.8%という実績があります。
転職ドラフトを使うべきでない人(または併用推奨)
1. 完全未経験のエンジニア 転職ドラフトを利用している企業が求めているのは経験者です。実務経験がない人は、未経験者向けエージェントを使いましょう。
2. 急いで転職したい人 ドラフトは指名期間が決まっているので時間がかかります。すぐに転職したい人は、他のサービスと併用しましょう。
3. サポートが欲しい人 転職ドラフトは転職エージェントではないため、専属のコンサルタントがつくことはありません。手厚いサポートが欲しい人は、転職エージェントと併用しましょう。
4. レジュメ作成が苦手な人 レジュメ作成に時間と労力がかかります。
5. 多くの選択肢から選びたい人 参加企業数は150〜200社程度なので、他のサービスと比較すると少ないです。
転職ドラフトの効果的な使い方
使い方1:他の転職サービスと併用する
転職ドラフトだけに頼るのではなく、他のエージェントサービスも併用するのが賢明です。転職ドラフトで自分の市場価値を把握し、それを基に他のサービスも活用することで、より幅広い選択肢の中から最適な転職先を見つけられる可能性が高まります。
おすすめの併用パターン:
| サービス | 役割 |
|---|---|
| 転職ドラフト | 市場価値の把握・年収アップ |
| レバテックキャリア | 幅広い求人・手厚いサポート |
| Green | ベンチャー企業の情報収集 |
| Findy | GitHub解析でスキル偏差値 |
使い方2:レジュメを徹底的に作り込む
転職ドラフトで理想の転職をかなえるためには、マイページに掲載されるレジュメを作り込むのが大切です。一度作成したレジュメは運営側によってフィードバックしてもらえるため、うまくブラッシュアップできると企業から指名されやすくなります。
レジュメ作成のコツ:
- プロジェクトの成果を定量的に書く
- 技術スタックを具体的に記載
- 自分の役割を明確にする
- GitHubを充実させる
- 運営のフィードバックを活かす
使い方3:複数回エントリーする
1回のドラフトで指名が来なくても、諦めずに次回もエントリーしましょう。レジュメを改善することで、指名が増える可能性があります。
使い方4:カジュアル面談を活用する
指名を承諾すると、まずカジュアル面談ができます。ここで企業の雰囲気や業務内容を詳しく聞き、選考に進むか判断しましょう。
使い方5:年収交渉の材料にする
複数の企業から指名を受けた場合、提示年収を比較して年収交渉の材料にできます。
私の実践: 「A社から560万円の提示を受けています」と伝えたところ、B社が580万円に引き上げてくれました。
転職ドラフトと他のサービスの比較
| サービス | タイプ | 年収提示 | 参加企業数 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 転職ドラフト | スカウト型 | 指名時 | 150〜200社 | ★★★★☆ |
| Findy | スカウト型 | スカウト時 | 約100社 | ★★★★☆ |
| Green | 転職サイト | 応募後 | 約30,000件 | ★★★★☆ |
| レバテックキャリア | エージェント型 | 面談後 | 約20,000件 | ★★★★★ |
| paiza | 転職サイト | 応募後 | 約4,800件 | ★★★☆☆ |
転職ドラフトとFindyの違い
| 項目 | 転職ドラフト | Findy |
|---|---|---|
| 評価方法 | レジュメ | GitHub解析 |
| 年収提示 | 指名時 | スカウト時 |
| 開催 | 月1回 | 常時 |
| 向いている人 | レジュメが充実している人 | GitHub活動が活発な人 |
転職ドラフトとレバテックキャリアの違い
| 項目 | 転職ドラフト | レバテックキャリア |
|---|---|---|
| タイプ | スカウト型 | エージェント型 |
| サポート | なし | あり(専任アドバイザー) |
| 求人数 | 150〜200社/回 | 約20,000件 |
| 向いている人 | 自分で進めたい人 | サポートが欲しい人 |
転職ドラフトの登録から内定までの流れ
ステップ1:会員登録(5分)
- 転職ドラフト公式サイトにアクセス
- メールアドレスで登録(GitHubかQiitaアカウントでも可)
- 基本情報を入力
ステップ2:レジュメ作成(3〜5時間)
プロジェクト経験、スキル、自己PRなどを詳しく記入します。時間をかけて丁寧に作成しましょう。
ステップ3:審査(3〜5営業日)
運営がレジュメを審査します。不合格の場合、フィードバックをもとに修正して再提出できます。
ステップ4:ドラフト参加(月1回・1週間)
審査に通過すると、次回のドラフトに参加できます。毎月第4水曜日から1週間、企業からの指名を待ちます。
ステップ5:指名を受ける
企業から年収付きで指名が届きます。指名には以下が含まれます:
- 提示年収
- 業務内容
- なぜあなたを指名したのか
ステップ6:指名に返答
興味がある企業には「承諾」、興味がない企業には「辞退」を選びます。
ステップ7:カジュアル面談
承諾した企業とカジュアル面談(選考ではない)を実施。企業の雰囲気や業務を詳しく聞けます。
ステップ8:選考(面接)
カジュアル面談後、選考に進むか判断します。進む場合は書類選考免除で面接からスタート。
選考フロー:
- 一次面接(技術面接)
- 最終面接
- 内定
書類選考が免除されるため、通常より面接回数が少ないです。
ステップ9:内定・条件交渉
内定が出たら、年収や入社日を最終調整します。内定年収は提示年収の90%以上が保証されています。
平均的な期間: 登録から内定まで、平均2〜3ヶ月です(ドラフトのタイミングによる)。
転職ドラフトを使う際の注意点
注意点1:実務経験が必須
転職ドラフトを利用している企業が求めているのは経験者で、面談や面接でも過去のプロジェクトについてどのように開発していたのか、かなり聞かれます。
最低限の経験:
- 実務経験2年以上が望ましい
- 何らかの成果・実績がある
- 技術スタックが明確
注意点2:審査が厳しい
レジュメの公開前に審査が必要で、内容のチェックが厳しいとの口コミもあります。
審査に落ちる主な理由:
- プロジェクトの成果が定量的でない
- 使用技術が曖昧
- 自分の役割が不明確
- 実務経験が浅すぎる
不合格でも、フィードバックをもとに改善して再提出できます。
注意点3:指名=内定ではない
複数社から指名を受けても最終的に内定が取れない場合もあります。これは、企業からのオファーがレジュメ上の評価に基づいているためです。
指名後の内定率:
- 推定50〜70%程度
- 技術面接で実力を発揮する必要がある
- コミュニケーション能力も重要
面接対策はしっかり行いましょう。
注意点4:月1回しか開催されない
ドラフトは月1回の開催なので、タイミングが合わないと1ヶ月待つ必要があります。
対策:
- 他の転職サービスと併用
- 余裕を持って転職活動を始める
注意点5:レジュメ作成に時間がかかる
エンジニアの友人におすすめされて、転職ドラフトなるものに参加してみることに。レジュメ書くの結構しんどかったです。
所要時間:
- 初回:3〜5時間
- 修正:1〜2時間
- 合計:5〜7時間程度
時間はかかりますが、自分のキャリアを整理する良い機会にもなります。
注意点6:サポートがない
転職ドラフトは転職エージェントではないため、専属のコンサルタントがつくことはありません。
サポートされないこと:
- 履歴書・職務経歴書の添削(レジュメのみ)
- 面接対策
- 年収交渉の代行
- 入社日の調整
すべて自分で進める必要があります。不安な人は転職エージェントと併用しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q1:転職ドラフトは本当に無料ですか?
A: はい、完全無料です。求職者から料金を取ることは一切ありません。企業が採用成功報酬を支払う仕組みです。
Q2:未経験でも参加できますか?
A: 厳しいです。実務経験2年以上が望ましいです。完全未経験の場合、審査に通らない可能性が高いです。
Q3:匿名で参加できますか?
A: ドラフト期間中は匿名です。企業には名前や現職の会社名は非公開です。指名を承諾した後に開示されます。
Q4:現年収を提示する必要はありますか?
A: ありません。現年収は非公開にできます。これが転職ドラフトの大きなメリットです。
Q5:指名が来なかったらどうなりますか?
A: 次回のドラフトに再エントリーできます。レジュメを改善して、何度でも挑戦できます。
Q6:複数の企業から指名を受けた場合は?
A: すべて承諾できます。複数社と並行してカジュアル面談や選考を進められます。
Q7:提示年収から下がることはありますか?
A: 内定年収は提示年収の90%以上が保証されています。大きく下がることはありません。
Q8:ドラフトはいつ開催されますか?
A: 毎月第4水曜日から1週間開催されます。
Q9:地方でも参加できますか?
A: 参加できますが、求人の多くは東京です。リモートワーク可の求人もあります。
Q10:どのくらいで転職できますか?
A: 平均2〜3ヶ月です。ドラフトのタイミングや選考の進み具合によって前後します。
私の転職ドラフト利用体験談
最後に、私自身の転職ドラフト利用体験を詳しくお話しします。
登録から内定までの実際の流れ
Week 1:登録・レジュメ作成 転職ドラフトに登録し、レジュメ作成を開始。プロジェクト経験を詳しく書くのに5時間かかりました。
書いた内容:
- 3つのプロジェクト経験(各プロジェクトで成果を数値化)
- 使用技術:React、TypeScript、Node.js、AWS
- GitHubアカウント(個人プロジェクト3つ公開)
- Qiita記事10本
Week 2:審査結果 運営から「プロジェクトAの成果が不明確」とフィードバックをもらいました。「ページ表示速度を50%改善」「ユーザー数20%増加」と具体的な数値を追加して再提出。
Week 3:審査通過 審査に通過し、次回ドラフト(3週間後)へのエントリーが確定しました。
Week 6:ドラフト開始 ドラフト初日に2社から指名が届きました。提示年収は520万円と540万円。
ドラフト3日目 さらに1社から560万円の指名が届きました。合計3社から指名を受けました。
Week 7:指名に返答 3社すべての指名を承諾し、カジュアル面談を申し込みました。
Week 8-9:カジュアル面談 3社とカジュアル面談を実施。企業の雰囲気や業務内容を詳しく聞きました。
**A社(520万円):**自社プロダクト開発、リモート週2日 **B社(540万円):**SaaS企業、リモート週3日 **C社(560万円):**事業会社、リモート週4日
C社が最も魅力的だったため、選考に進むことにしました。
Week 10-11:選考 C社の選考を受けました。
- 一次面接(技術面接):Reactやインフラの知識を問われる
- 最終面接:企業のビジョンやキャリアパスについて
両方とも手応えがありました。
Week 12:内定 C社から年収560万円で内定をもらいました(現年収480万円から80万円アップ!)。
提示年収通りの内定で、下がることはありませんでした。
良かった点
- 現年収を非公開にできた 実務経験とスキルだけで評価してもらえたため、大幅な年収アップが実現しました。
- 自分の市場価値が分かった 3社から指名を受け、自分の市場価値が「550万円前後」だと客観的に把握できました。
- 書類選考が免除された 指名=書類選考通過なので、面接からスタートできました。
- レジュメ作成が自己分析になった 時間はかかりましたが、自分のキャリアを整理する良い機会になりました。
- 年収が大幅にアップした 年収480万円から560万円へ、80万円もアップしました。
改善してほしかった点
- 審査が厳しい 最初のレジュメは不合格で、修正に時間がかかりました。
- 指名が少ない 3社しか指名が来なかったので、もっと多くの選択肢が欲しかったです。
- ドラフトまで待つ必要がある 月1回の開催なので、タイミングが合わず3週間待ちました。
- サポートがない 面接対策や年収交渉を自分で行う必要があり、不安でした。
結論:年収アップを目指すエンジニアには最適
転職ドラフトは、現年収が市場価値より低いエンジニアにとって、年収を大幅にアップできる素晴らしいサービスです。レジュメ作成や審査は大変ですが、その価値は十分にあります。
ただし、サポートがないため、転職エージェントと併用することをおすすめします。
まとめ:転職ドラフトを賢く使って年収アップを実現しよう
転職ドラフトは、企業が年収付きでITエンジニアを指名する「競争入札型」の転職サービスです。年収UP率93.8%、平均年収UP額126万円という驚異的な実績は事実でした。
転職ドラフトの特徴まとめ
- 企業が年収付きで指名する
- 現年収を非公開にできる
- 匿名で参加できる
- 書類選考が免除される
- 年収UP率93.8%
- 平均年収UP額126万円
- 月1回開催
転職ドラフトを使うべき人
- 現年収が市場価値より低い人
- 自分の市場価値を知りたい人
- 実務経験のあるエンジニア(2年以上)
- 効率的に転職活動したい人
- 書類選考で落ちることが多い人
- 年収アップを目指す人
転職ドラフトを使うべきでない人(併用推奨)
- 完全未経験のエンジニア
- 急いで転職したい人
- サポートが欲しい人
- レジュメ作成が苦手な人
- 多くの選択肢から選びたい人
年収アップのポイント
- レジュメを徹底的に作り込む
- 成果を定量的に書く
- 運営のフィードバックを活かす
- GitHubを充実させる
- 複数回エントリーする
- 他のサービスと併用する
併用すべき転職サービス
- レバテックキャリア(手厚いサポート)
- Green(ベンチャー企業)
- Findy(GitHub解析)
- paiza(スキルチェック)
転職ドラフトは、使い方次第で年収を大幅にアップできる転職サービスです。この記事で紹介したコツを実践して、理想の高年収転職を実現してください。
次のステップ
転職ドラフトを使いながら、他の転職サービスも併用して、より効果的な転職活動を進めましょう。以下の記事も参考にしてください。
- 未経験エンジニア向け転職エージェント徹底比較【2025年最新】
- エンジニア転職の年収交渉術【100万円アップの実例・2025年最新版】
- Findy(ファインディ)の評判と使い方【GitHub連携で選考スキップ?2025年版】
- TechClipsエージェントの評判【高年収・高待遇に特化した転職エージェント2025】
- 年収600万円以上狙える!ハイクラスエンジニア転職エージェント【2025年最新・年収1000万円も視野に】
- エンジニアの職種別キャリアパス完全マップ【5年後・10年後の年収とスキル】
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