未経験エンジニアの適性検査対策【CAB・GAB・玉手箱の解き方2025】

転職ノウハウ

「書類選考は通ったのに、適性検査で落ちた…」

エンジニア転職で意外な落とし穴となるのが、適性検査(筆記試験)です。特に未経験エンジニアは、技術力以前に基礎能力を測られるため、適性検査が重要な選考基準になります。

私は3年前に営業職から未経験でエンジニアに転職しました。その際、適性検査で何度も苦戦しました。最初はSPIだけ対策していましたが、実際にはCAB、GAB、玉手箱など、企業によって様々な適性検査が実施されていました。

特に印象的だったのは、Web系企業の選考でCAB(IT適性検査)を受けた時です。事前対策ゼロで臨んだ結果、暗号解読問題で時間切れとなり、あえなく不合格。それ以降、適性検査の重要性を痛感し、徹底的に対策しました。

この記事では、エンジニア転職で頻出する適性検査(CAB・GAB・玉手箱・SPI)の違いと対策方法を、実際の出題例とともに解説します。限られた時間で効率的に対策し、適性検査で落とされない方法をお伝えします。

  1. エンジニア転職で出る適性検査の種類
    1. 適性検査とは?
    2. エンジニア転職で頻出する適性検査4種
    3. 企業タイプ別の傾向
    4. 私の実体験:適性検査で落ちた話
  2. CAB(IT適性検査)完全対策
    1. CABとは?
    2. CABの構成
    3. CABの難易度と合格ライン
    4. CABの対策方法
    5. CAB対策の重要ポイント
  3. GAB(総合適性検査)完全対策
    1. GABとは?
    2. GABの構成
    3. GABの難易度と合格ライン
    4. GAB対策方法
  4. 玉手箱(大手企業の適性検査)完全対策
    1. 玉手箱とは?
    2. 玉手箱の構成
    3. 玉手箱の難易度と合格ライン
    4. 玉手箱対策方法
  5. SPI(最も一般的な適性検査)対策
    1. SPIとは?
    2. SPIの構成
    3. SPI対策方法
  6. 適性検査の効率的な対策法
    1. 優先順位の付け方
    2. 時間がない場合の最短対策(1週間)
    3. 各適性検査の対策本
    4. 無料の対策サイト
    5. アプリで対策
  7. 適性検査当日の注意点
    1. Webテスト(自宅受験)の注意点
    2. テストセンター(会場受験)の注意点
    3. ペーパーテスト(企業で受験)の注意点
  8. 適性検査で落ちないための7つのコツ
    1. コツ1: 最低1週間は対策する
    2. コツ2: 時間配分を意識する
    3. コツ3: 捨て問を作る
    4. コツ4: 性格検査は正直に
    5. コツ5: 複数回受験して慣れる
    6. コツ6: 体調を整える
    7. コツ7: 結果を引きずらない
  9. 適性検査に関するよくある質問(FAQ)
    1. Q1: 適性検査の結果は使い回せますか?
    2. Q2: 適性検査で何点取れば合格ですか?
    3. Q3: 適性検査の結果は面接で聞かれますか?
    4. Q4: 適性検査が苦手です。技術力でカバーできますか?
    5. Q5: 適性検査で不正はバレますか?
    6. Q6: CABとGABの違いは何ですか?
    7. Q7: 適性検査は何回でも受けられますか?
    8. Q8: 適性検査の対策に時間をかけるより、技術学習に時間を使うべきでは?
    9. Q9: 未経験エンジニアは適性検査で不利ですか?
    10. Q10: 適性検査の結果は、どのくらいの期間有効ですか?
  10. 適性検査に落ちた時の対処法
    1. 落ちた原因を分析する
    2. 次に活かす改善策
    3. 適性検査がない企業を選ぶ
  11. 適性検査と並行してやるべきこと
    1. ポートフォリオの作成
    2. 職務経歴書の作成
    3. 面接対策
    4. 技術学習の継続
  12. 転職エージェントを活用した適性検査対策
    1. 転職エージェントができること
    2. おすすめの転職エージェント
  13. 適性検査対策のロードマップ
    1. 転職活動開始〜2週間前
    2. 2週間前〜1週間前
    3. 1週間前〜3日前
    4. 前日
    5. 当日
    6. 受験後
  14. まとめ:適性検査で落ちないための5つのポイント
    1. ポイント1: 甘く見ずに、最低1週間は対策する
    2. ポイント2: 応募企業の適性検査を事前に調べる
    3. ポイント3: 時間配分を意識する
    4. ポイント4: 捨て問を作る
    5. ポイント5: 結果を引きずらず、次に活かす
  15. 最後に:適性検査は通過点
  16. 次に読むべき記事
  17. あなたに最適な転職エージェントを見つけよう

エンジニア転職で出る適性検査の種類

まず、どんな適性検査があるのか全体像を把握しましょう。

適性検査とは?

適性検査は、応募者の基礎能力・性格・適性を測るためのテストです。

目的:

  • 基礎学力の確認(読解力、計算力、論理的思考力)
  • 性格や価値観の把握
  • 職種への適性判断
  • 大量の応募者を効率的に選別

実施方法:

  • Webテスト(自宅で受験)
  • テストセンター(専用会場で受験)
  • ペーパーテスト(企業で受験)

エンジニア転職で頻出する適性検査4種

適性検査実施企業の割合難易度特徴
SPI50%★★☆☆☆最も一般的、幅広い企業で採用
CAB25%★★★★☆IT企業特化、プログラマ適性を測る
GAB15%★★★☆☆総合商社・コンサル向け
玉手箱10%★★★☆☆大手企業、時間制限が厳しい

注: 数値は私が応募した20社の実績に基づく

企業タイプ別の傾向

大手SIer:

  • SPI(50%)
  • GAB(30%)
  • 玉手箱(20%)

Web系企業・スタートアップ:

  • CAB(40%)
  • SPI(30%)
  • 独自試験(20%)
  • なし(10%)

外資系IT企業:

  • 玉手箱(40%)
  • 独自試験(30%)
  • SPI(20%)
  • なし(10%)

メーカー系:

  • SPI(60%)
  • GAB(30%)
  • その他(10%)

私の実体験:適性検査で落ちた話

転職活動を始めた当初、「SPIくらい誰でもできるでしょ」と高をくくり、対策をほとんどしていませんでした。

しかし、Web系企業A社の選考で、初めてCABを受験したところ、全く解けませんでした。

特に苦戦したのが:

  • 暗号解読(規則性が全く分からない)
  • 命令表(プログラミング的思考が求められる)
  • 四則演算(時間が足りない)

結果は散々で、当然不合格。その後、CABの対策本を購入し、1週間みっちり勉強してから再チャレンジしたところ、次の企業では無事通過できました。

教訓: 適性検査は準備すれば必ず点数が上がります。逆に、準備なしで臨むと、どれだけ技術力があっても落とされます。

CAB(IT適性検査)完全対策

CABは、IT企業・システム開発企業で最も使われる適性検査です。

CABとは?

正式名称: Computer Aptitude Battery(コンピュータ職適性診断テスト)
開発元: 日本エス・エイチ・エル社(SHL)
目的: プログラマー・SEとしての適性を測る
所要時間: 約95分

CABの構成

CABは4つの能力検査と性格検査で構成されています。

1. 暗号(法則性)(制限時間:20分、問題数:30〜50問)

規則性を見つけて、暗号を解読する問題。

例題:

以下の暗号の規則性を見つけ、?に入る記号を選べ。

A → ○
B → △
C → □
D → ?

選択肢: ○ △ □ ◇ ×

解き方のコツ:

  • アルファベットと記号の対応関係を見つける
  • 順番に注目(ABC順、逆順、1つ飛ばしなど)
  • 形の変化に注目(増える、減る、回転など)

2. 法則性(制限時間:12分、問題数:20〜40問)

図形の規則性を見つける問題。

例題:

以下の図形の規則性を見つけ、?に入る図形を選べ。

□ → ◇ → ○ → ?

選択肢: △ ☆ □ ◇ ○

解き方のコツ:

  • 図形の変化パターンを見つける
  • 回転、反転、増減に注目
  • 複数のパターンが組み合わさることもある

3. 命令表(制限時間:20分、問題数:30〜50問)

命令に従って計算する問題。プログラミング的思考を測る。

例題:

以下の命令表に従って、A=3, B=5の時の結果を求めよ。

命令1: AにBを加える
命令2: 結果を2倍にする
命令3: 結果から4を引く

答え: ?

解答:

命令1: 3 + 5 = 8
命令2: 8 × 2 = 16
命令3: 16 - 4 = 12

答え: 12

解き方のコツ:

  • 命令を順番に実行する
  • 途中経過をメモする
  • 変数の値を常に把握する

4. 四則演算(制限時間:10分、問題数:50問)

足し算、引き算、掛け算、割り算を高速で解く問題。

例題:

23 + 47 = ?
98 - 36 = ?
12 × 8 = ?
144 ÷ 12 = ?

解き方のコツ:

  • 暗算の速度を上げる
  • 簡単な問題から解く
  • 概算で答えを絞る

5. 性格検査(制限時間:30分)

性格や価値観を測る質問。

注意点:

  • 正直に答える
  • 矛盾した回答をしない
  • 極端な回答を避ける

CABの難易度と合格ライン

難易度: ★★★★☆(高い)

合格ライン:

  • 正解率60%以上が目安
  • ただし企業によって異なる

私のCABスコア推移:

  • 1回目(対策なし): 正解率45%(不合格)
  • 2回目(1週間対策): 正解率65%(合格)
  • 3回目(2週間対策): 正解率75%(余裕で合格)

CABの対策方法

対策期間: 最低1週間、理想は2週間

ステップ1: 対策本を1冊購入(1〜2日)

おすすめの対策本:

  • 『CAB・GAB完全突破法!』(講談社)
  • 『これが本当のCAB・GABだ!』(洋泉社)

ステップ2: 問題形式に慣れる(3日)

最初は解けなくても気にせず、問題形式と解き方のパターンを理解する。

ステップ3: 時間を測って解く(3日)

本番と同じ時間制限で解く練習をする。時間配分を体で覚える。

ステップ4: 苦手分野を集中的に対策(3日)

暗号、命令表など、苦手な分野を重点的に練習する。

ステップ5: 模擬試験(1日)

本番前日に、通しで模擬試験を解く。

私の対策法: 毎日30分〜1時間、通勤時間に対策本を解きました。2週間で対策本を3周し、本番では余裕を持って解けました。

CAB対策の重要ポイント

1. 暗号と命令表に時間を割く

CABで最も差がつくのが、暗号と命令表です。ここで高得点を取れれば、合格は確実です。

2. 四則演算は捨て問もあり

四則演算は問題数が多く、全問解くのは困難です。簡単な問題から解き、難しい問題は飛ばしましょう。

3. 性格検査は正直に

性格検査で嘘をついても、矛盾が生じてバレます。正直に答えましょう。

GAB(総合適性検査)完全対策

GABは、総合商社やコンサルティングファームで使われることが多い適性検査です。

GABとは?

正式名称: Graduate Aptitude Battery
開発元: 日本エス・エイチ・エル社(SHL)
目的: 総合的な知的能力を測る
所要時間: 約90分

GABの構成

1. 言語理解(制限時間:25分、問題数:52問)

長文を読み、設問に答える問題。

出題形式:

  • 文章の内容と一致するものを選ぶ
  • 文章から推論できることを選ぶ

例題:

以下の文章を読み、設問に答えよ。

「近年、リモートワークが普及し、オフィス出社の必要性が見直されている。ある調査によると、従業員の70%がリモートワークを継続したいと回答している」

設問: この文章から確実に言えることは?

A. リモートワークは今後も増え続ける
B. 従業員の多くがリモートワークを好んでいる
C. オフィスは不要になる
D. 生産性が向上している

正解: B

解き方のコツ:

  • 文章に書かれていることだけを根拠にする
  • 推測や思い込みを排除する
  • 「確実に言える」ことだけを選ぶ

2. 計数理解(制限時間:35分、問題数:40問)

表やグラフを読み取り、計算する問題。

出題形式:

  • 図表の読み取り
  • 比率・割合の計算
  • 増減率の計算

例題:

以下の表を見て、設問に答えよ。

【2024年の売上高】
A部門: 500万円
B部門: 300万円
C部門: 200万円

設問: A部門の売上高は全体の何%か?

A. 30%
B. 40%
C. 50%
D. 60%

正解: C (500 ÷ 1000 = 50%)

解き方のコツ:

  • 電卓を使う(Webテストの場合)
  • 概算で答えを絞る
  • 単位に注意する

3. 性格検査(制限時間:30分)

性格や行動特性を測る質問。

GABの難易度と合格ライン

難易度: ★★★☆☆(中程度)

合格ライン:

  • 正解率65%以上が目安

GAB対策方法

対策期間: 最低1週間

ステップ1: 長文読解の速度を上げる

言語理解は時間との戦いです。速読力を鍛えましょう。

練習方法:

  • 新聞の社説を毎日読む
  • 要約する練習をする
  • キーワードを素早く見つける

ステップ2: 計算速度を上げる

計数理解は計算問題が多いため、四則演算の速度を上げましょう。

練習方法:

  • 対策本の問題を繰り返し解く
  • 電卓を使う練習をする(Webテストの場合)

ステップ3: 図表の読み取りに慣れる

グラフや表から必要な情報を素早く見つける練習をしましょう。

私の体験談: GABの言語理解で、最初は時間が足りず、半分しか解けませんでした。速読の練習をした結果、8割まで解けるようになりました。

玉手箱(大手企業の適性検査)完全対策

玉手箱は、大手企業で広く使われている適性検査です。

玉手箱とは?

開発元: 日本エス・エイチ・エル社(SHL)
目的: 知的能力と性格を測る
所要時間: 約60分
特徴: 時間制限が非常に厳しい

玉手箱の構成

1. 言語(制限時間:10分、問題数:32問)

GABと同様の長文読解問題。

特徴:

  • 1問あたり約20秒と超高速
  • 同じ文章で複数の設問

対策:

  • 速読力が勝負
  • キーワードを素早く見つける
  • 全問解くのは難しいと割り切る

2. 計数(制限時間:20分、問題数:50問)

図表の読み取りと計算問題。

特徴:

  • 1問あたり約24秒
  • 電卓必須

対策:

  • 電卓を使いこなす
  • 概算で選択肢を絞る
  • 難しい問題は飛ばす

3. 英語(企業による)

英文読解問題。

特徴:

  • TOEICのような問題
  • スピードが求められる

対策:

  • 英語力を事前に高める
  • IT業界では実施されないことが多い

4. 性格検査

一般的な性格検査。

玉手箱の難易度と合格ライン

難易度: ★★★☆☆(中〜高)

最大の特徴: 時間制限が非常に厳しい

合格ライン:

  • 正解率60%以上が目安
  • 全問解くのは不可能と割り切る

玉手箱対策方法

対策期間: 最低1週間

ステップ1: 速度を最優先にする

玉手箱は速度が命です。正確性より速度を優先しましょう。

練習方法:

  • タイマーを使って練習
  • 1問にかける時間を決める(20秒)
  • 20秒経ったら次の問題へ

ステップ2: 電卓の使い方を練習

計数問題では電卓が必須です。ブラインドタッチできるレベルを目指しましょう。

ステップ3: 捨て問を決める

全問解くのは不可能なので、解ける問題を確実に解くことが重要です。

私の体験談: 玉手箱で最初は3割しか解けませんでした。速度重視の訓練をした結果、6割まで解けるようになりました。

SPI(最も一般的な適性検査)対策

SPIは最も一般的な適性検査で、エンジニア転職でも頻出です。

SPIとは?

正式名称: Synthetic Personality Inventory
開発元: リクルート
目的: 基礎学力と性格を測る
所要時間: 約70分

SPIの構成

1. 言語(制限時間:30分)

  • 語彙力
  • 文章理解
  • 長文読解

2. 非言語(制限時間:40分)

  • 推論
  • 確率
  • 割合・比
  • 速さ・時間・距離
  • 集合

3. 性格検査(制限時間:約30分)

SPI対策方法

対策期間: 最低1週間

SPIは出題範囲が広いため、対策本を1冊完璧にしましょう。

おすすめの対策本:

  • 『これが本当のSPI3だ!』(洋泉社)
  • 『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』(ナツメ社)

私の体験談: SPIは高校数学レベルの問題が多く、対策しやすいです。1週間対策すれば、十分に高得点を取れます。

適性検査の効率的な対策法

限られた時間で、どう対策すればいいでしょうか?

優先順位の付け方

ステップ1: 応募企業の適性検査を調べる(1日)

まず、応募する企業がどの適性検査を使っているか調べましょう。

調べ方:

  1. 企業の採用ページを確認
  2. 口コミサイト(ONE CAREER、就活会議)で検索
  3. 転職エージェントに聞く

ステップ2: 頻出する適性検査から対策(優先度順)

1位: SPI(必須)

最も一般的なので、必ず対策しましょう。

2位: CAB(IT企業志望なら必須)

IT企業・Web系企業を受けるなら、CAB対策は必須です。

3位: GAB(大手SIer志望なら対策)

大手SIer、総合商社系を受けるなら対策しましょう。

4位: 玉手箱(余裕があれば)

外資系・大手企業を受けるなら対策しましょう。

時間がない場合の最短対策(1週間)

1日目: SPIの対策本を1周(非言語重点)

2日目: SPIの対策本を2周(言語重点)

3日目: CABの対策本を1周(暗号・命令表重点)

4日目: CABの対策本を2周(四則演算も)

5日目: 苦手分野の復習

6日目: 模擬試験

7日目: 最終確認

各適性検査の対策本

CAB対策:

  • 『CAB・GAB完全突破法!』(講談社) 1,650円
  • 『これが本当のCAB・GABだ!』(洋泉社) 1,650円

GAB対策:

  • 上記と同じ

玉手箱対策:

  • 『8割が落とされる「Webテスト」完全突破法』(洋泉社) 1,650円
  • 『玉手箱・C-GAB編』(洋泉社) 1,650円

SPI対策:

  • 『これが本当のSPI3だ!』(洋泉社) 1,650円
  • 『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』(ナツメ社) 1,430円

総合:

  • 『就職試験 これだけ覚える! 一般常識』(高橋書店) 1,320円

予算: 合計3,000円〜5,000円

無料の対策サイト

1. SPI無料学習サイト

  • SPIノートの会(無料問題集)
  • Study Pro(無料問題・解説動画)

2. YouTube

  • SPIやCABの解説動画が多数

3. 転職エージェントの無料模試

一部の転職エージェントは、無料で適性検査の模試を提供しています。

アプリで対策

おすすめアプリ:

1. SPI言語・非言語 就活問題集

  • 無料
  • iOS/Android対応
  • 通勤時間に最適

2. CAB・GAB対策

  • 有料(600円)
  • iOS/Android対応
  • 本格的な対策

3. 玉手箱Webテスト対策

  • 有料(600円)
  • iOS/Android対応

私の対策法: 通勤時間(往復1時間)にアプリで問題を解き、週末に対策本で総復習しました。

適性検査当日の注意点

Webテスト(自宅受験)の注意点

1. 環境を整える

  • 静かな場所で受験
  • PC・ネット環境を確認
  • 電卓を用意
  • メモ用紙・筆記用具を用意

2. 時間に余裕を持つ

  • 制限時間ギリギリではなく、余裕を持って開始
  • 途中で中断できない場合が多い

3. 不正はしない

  • 他人に代わってもらう
  • 複数人で解く
  • カンニング

これらは不正行為で、発覚すると不合格または内定取り消しになります。

私の失敗談: Web テストで、途中でネットが切れてしまい、最初からやり直しになりました。事前にネット環境を確認しておくべきでした。

テストセンター(会場受験)の注意点

1. 事前予約

  • 早めに予約する(直前は満席のことも)
  • 会場の場所を確認
  • 所要時間を確認(移動時間含む)

2. 持ち物

  • 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 受験票(メール等で届く)
  • 筆記用具(会場で貸し出しもあり)

3. 服装

  • 私服でOK
  • ただし清潔感のある服装

ペーパーテスト(企業で受験)の注意点

1. 持ち物

  • 筆記用具(鉛筆、消しゴム、シャープペンシル)
  • 時計(スマホ不可の場合が多い)

2. 服装

  • スーツまたはビジネスカジュアル

3. 時間厳守

  • 遅刻厳禁
  • 余裕を持って到着

適性検査で落ちないための7つのコツ

コツ1: 最低1週間は対策する

「適性検査くらい」と甘く見ず、最低1週間は対策しましょう。対策するかしないかで、合格率は大きく変わります。

コツ2: 時間配分を意識する

適性検査は時間との戦いです。1問にかける時間を事前に決め、時間が来たら次の問題に進みましょう。

時間配分の例(CAB・暗号):

  • 1問あたり24秒(20分÷50問)
  • 分からない問題は20秒で飛ばす

コツ3: 捨て問を作る

全問解くのは不可能です。難しい問題は飛ばし、解ける問題を確実に解きましょう。

コツ4: 性格検査は正直に

性格検査で嘘をついても、矛盾が生じてバレます。正直に答えましょう。

注意点:

  • 極端な回答を避ける(「全くそう思う」ばかり選ばない)
  • 社会人としての常識的な回答を心がける

コツ5: 複数回受験して慣れる

適性検査は、複数回受けることで慣れます。可能であれば、本命企業の前に、他社で練習しましょう。

私の体験談: 最初の3社は適性検査で落ちました。4社目以降は、適性検査に慣れて、ほぼ通過できるようになりました。

コツ6: 体調を整える

当日は、十分な睡眠と食事を取りましょう。集中力が勝負です。

コツ7: 結果を引きずらない

適性検査で落ちても、気にしないことです。次の企業で頑張りましょう。

適性検査に関するよくある質問(FAQ)

Q1: 適性検査の結果は使い回せますか?

A: テストセンターのSPIは使い回せます。

SPIをテストセンターで受験した場合、結果を他社にも送信できます。高得点を取れたら、複数社に使い回しましょう。

ただし、CAB、GAB、玉手箱は企業ごとに受験が必要です。

Q2: 適性検査で何点取れば合格ですか?

A: 企業によって異なりますが、60〜70%が目安です。

正確な合格ラインは公表されていませんが、一般的には60〜70%の正解率が必要と言われています。

Q3: 適性検査の結果は面接で聞かれますか?

A: 基本的に聞かれません。

適性検査の結果は、選考の判断材料として使われますが、面接で具体的な点数を聞かれることはほとんどありません。

ただし、性格検査の結果に基づいて、「チームワークについてどう考えていますか?」といった質問をされることはあります。

Q4: 適性検査が苦手です。技術力でカバーできますか?

A: 難しいです。適性検査は足切りとして機能します。

多くの企業では、適性検査で一定の基準を満たさないと、技術力を見る前に不合格になります。

ただし、以下の企業では適性検査がないか、重視されない傾向があります:

  • スタートアップ(約30%が適性検査なし)
  • 技術力重視のWeb系企業
  • 少人数採用の企業

Q5: 適性検査で不正はバレますか?

A: 高確率でバレます。絶対にやめましょう。

バレる理由:

  • 面接での受け答えと適性検査の結果が乖離している
  • テストセンターでの再試験で大きく点数が下がる
  • 性格検査の矛盾が検出される

不正が発覚すると、内定取り消しや、最悪の場合は業界内で情報共有されることもあります。

Q6: CABとGABの違いは何ですか?

A: 測定する能力が異なります。

CAB:

  • IT適性を測る
  • プログラミング的思考が求められる
  • IT企業・システム開発企業で使用

GAB:

  • 総合的な知的能力を測る
  • ビジネス能力が求められる
  • 総合商社・コンサル・大手SIerで使用

Q7: 適性検査は何回でも受けられますか?

A: 企業によって異なります。

Webテスト: 基本的に1回のみ。ただし、企業によっては再受験を認める場合もあります。

テストセンター(SPI): 年に何度でも受験可能。高得点を取れたら、その結果を他社に使い回せます。

Q8: 適性検査の対策に時間をかけるより、技術学習に時間を使うべきでは?

A: 両方必要ですが、適性検査対策は最低限必要です。

技術学習は長期的に重要ですが、適性検査で落とされたら、技術力を見てもらう機会すらありません。

おすすめの時間配分:

  • 適性検査対策: 1〜2週間(集中的に)
  • 技術学習: 継続的に

適性検査対策は短期集中で終わらせ、それ以降は技術学習に集中しましょう。

Q9: 未経験エンジニアは適性検査で不利ですか?

A: 不利ではありません。むしろ重要性が高まります。

未経験エンジニアは技術力で判断しにくいため、適性検査で基礎能力を測られます。逆に言えば、適性検査で高得点を取れば、「基礎学力が高く、学習能力がある」と評価されます。

Q10: 適性検査の結果は、どのくらいの期間有効ですか?

A: テストセンター(SPI)は1年間有効です。

テストセンターで受験したSPIの結果は、受験日から1年間有効です。高得点を取れたら、1年以内に転職活動を完了させましょう。

Webテスト(CAB、GAB、玉手箱)は、企業ごとに受験が必要で、結果の使い回しはできません。

適性検査に落ちた時の対処法

適性検査で落ちることは、よくあります。落ち込まず、次に活かしましょう。

落ちた原因を分析する

考えられる原因:

  1. 対策不足(最も多い)
  2. 時間配分のミス
  3. 苦手分野での失点
  4. 体調不良
  5. 緊張

次に活かす改善策

原因1: 対策不足 → 対策本を1冊完璧にする

原因2: 時間配分のミス → 時間を測って練習する

原因3: 苦手分野での失点 → 苦手分野を集中的に対策

原因4: 体調不良 → 前日は十分に休む

原因5: 緊張 → 複数社で経験を積む

適性検査がない企業を選ぶ

どうしても適性検査が苦手な場合、適性検査がない企業を選ぶのも一つの手です。

適性検査がない(または少ない)企業:

  • スタートアップ(小規模採用)
  • 技術力重視のWeb系企業
  • リファラル採用
  • 転職エージェント経由(一部)

私の後輩の例: 適性検査が苦手だった後輩は、適性検査がないスタートアップを中心に応募し、技術力とポートフォリオで内定を獲得しました。

適性検査と並行してやるべきこと

適性検査対策だけでなく、並行して以下も進めましょう。

ポートフォリオの作成

未経験エンジニアは、ポートフォリオで技術力を証明する必要があります。

ポートフォリオの重要性:

  • 適性検査で高得点を取っても、ポートフォリオがないと落とされる
  • 技術力を可視化できる
  • 面接での話題になる

ポートフォリオの作り方【未経験者向け実例付き】

職務経歴書の作成

適性検査を通過した後は、書類選考・面接が待っています。

職務経歴書の重要性:

  • 適性検査よりも重視される
  • スキル・経験を詳しくアピール
  • 面接の質問のベースになる

エンジニア職務経歴書の書き方【通過率80%のテンプレート・2025年最新版】

面接対策

適性検査を通過したら、次は面接です。

面接対策:

  • よく聞かれる質問の回答準備
  • 自己紹介の練習
  • 逆質問の準備

技術面接でよく聞かれる質問50選と回答例【2025年最新・実践的対策】

技術学習の継続

適性検査対策に時間を取られすぎず、技術学習も継続しましょう。

学習時間の配分例(1日2時間の場合):

  • 適性検査対策: 30分(最初の2週間のみ)
  • 技術学習: 1時間30分

転職エージェントを活用した適性検査対策

転職エージェントは、適性検査対策でも役立ちます。

転職エージェントができること

1. 企業の適性検査情報の提供

  • どの適性検査が使われているか
  • 過去の出題傾向
  • 合格ラインの目安

2. 無料模試の提供

  • 一部のエージェントは無料模試を提供
  • 本番に近い環境で練習できる

3. 対策本の貸し出し

  • 対策本を無料で貸し出してくれることも

4. 適性検査なしの求人紹介

  • 適性検査が苦手な場合、適性検査なしの求人を紹介

おすすめの転職エージェント

ワークポート:

  • IT業界に特化
  • 未経験エンジニアのサポートが手厚い
  • 適性検査の情報提供

マイナビIT AGENT:

  • 大手の安心感
  • 企業ごとの選考情報が充実
  • 無料模試の提供

レバテックキャリア:

  • エンジニア専門
  • 技術面接対策が充実
  • 適性検査の情報共有

未経験エンジニア向け転職エージェント徹底比較【2025年最新】

私の体験談: 転職エージェントから「この企業はCABが出ます」と事前に教えてもらい、集中的にCAB対策をしたところ、無事通過できました。情報は武器です。

適性検査対策のロードマップ

最後に、適性検査対策の全体像をまとめます。

転職活動開始〜2週間前

やること:

  • 対策本を購入(3,000円〜5,000円)
  • 応募企業の適性検査を調べる
  • 優先順位を決める(SPI > CAB > GAB > 玉手箱)

2週間前〜1週間前

やること:

  • 対策本を1周(問題形式に慣れる)
  • 苦手分野を見つける
  • 時間を測って解く練習

1日の学習時間: 30分〜1時間

1週間前〜3日前

やること:

  • 対策本を2周(苦手分野を集中的に)
  • 時間配分を体に覚えさせる
  • 模擬試験

1日の学習時間: 1時間〜2時間

前日

やること:

  • 軽く復習(詰め込みすぎない)
  • 早めに就寝(十分な睡眠)
  • 必要な物の準備(電卓、メモ用紙など)

当日

やること:

  • 朝食をしっかり食べる
  • リラックスする
  • 自信を持つ

受験後

やること:

  • 結果を引きずらない
  • 次の企業の対策を始める
  • 改善点をメモする

まとめ:適性検査で落ちないための5つのポイント

適性検査対策で最も重要なポイントをまとめます。

ポイント1: 甘く見ずに、最低1週間は対策する

「適性検査くらい」と甘く見ると、痛い目に遭います。最低1週間、理想は2週間対策しましょう。

私の失敗談: 最初の3社は、対策ゼロで適性検査に臨み、すべて落ちました。4社目以降は対策をして、ほぼ通過できるようになりました。

ポイント2: 応募企業の適性検査を事前に調べる

企業によって使われる適性検査が異なります。事前に調べて、的を絞って対策しましょう。

調べ方:

  • 企業の採用ページ
  • 口コミサイト(ONE CAREER、就活会議)
  • 転職エージェント

ポイント3: 時間配分を意識する

適性検査は時間との戦いです。1問にかける時間を決め、時間が来たら次の問題に進みましょう。

時間配分の例:

  • CAB暗号: 1問24秒
  • GAB言語: 1問30秒
  • 玉手箱計数: 1問24秒

ポイント4: 捨て問を作る

全問解くのは不可能です。難しい問題は飛ばし、解ける問題を確実に解きましょう。

目標:

  • SPI: 80%正解
  • CAB: 70%正解
  • GAB: 70%正解
  • 玉手箱: 60%正解

ポイント5: 結果を引きずらず、次に活かす

適性検査で落ちても、気にしないことです。改善点を見つけて、次の企業で頑張りましょう。

重要: 適性検査は対策すれば必ず点数が上がります。諦めずに、継続して対策しましょう。

最後に:適性検査は通過点

適性検査は、エンジニア転職の最初の関門ですが、あくまで「通過点」です。

本当に重要なのは:

  • 技術力
  • ポートフォリオ
  • 面接でのコミュニケーション能力

適性検査で高得点を取っても、技術力がなければ内定はもらえません。逆に、適性検査を通過すれば、技術力をアピールする機会が得られます。

適性検査対策のゴール:

  • 適性検査で落とされないこと
  • 技術力を見てもらう機会を得ること

私は転職活動で、適性検査で3社落ちました。しかし、対策を徹底した結果、以降はほぼ通過できるようになり、最終的に希望の企業から内定を獲得できました。

この記事が、あなたの適性検査対策の助けになれば幸いです。

あなたの転職活動が成功することを、心から応援しています!


次に読むべき記事

適性検査対策と並行して、以下の準備も進めましょう。

書類準備:

面接対策:

学習方法:

転職活動全般:


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転職活動を成功させるには、自分に合ったエージェント選びが重要です。

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著者プロフィール

異業種(営業職)から未経験でエンジニアに転職し、現在3年目。転職活動では20社以上に応募し、適性検査で3社落ちた経験から、徹底的に対策を行いました。この記事では、実際に適性検査を通過した経験と、落ちた失敗談を包み隠さず紹介しています。

このブログ「エンジニア転職ドットコム」では、未経験からエンジニアを目指す人に向けて、実践的なノウハウを発信しています。

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