「エンジニアに英語力は必要?」「TOEICは何点あればいい?」「英語ができないとキャリアに影響する?」
結論から言えば、英語力はエンジニアの年収・キャリアに直結します。英語ができるエンジニアとできないエンジニアでは、年収に100〜300万円の差が生まれるのが現実です。
私自身、TOEIC400点台の「英語コンプレックス」を抱えたエンジニアでしたが、3年間の学習でTOEIC800点・実務で英語を使えるレベルまで到達。その結果、外資系IT企業に転職し、年収が200万円アップしました。
この記事では、エンジニアに必要な英語力の全てをお伝えします。
この記事でわかること
- エンジニアに英語が必要な5つの理由
- 企業タイプ別の必要TOEIC点数(日系・外資系・スタートアップ)
- 職種別の英語使用頻度と必要レベル
- 英語力と年収の相関データ
- エンジニアのための効率的な英語学習法
- TOEIC点数別のおすすめ勉強法
- 英語学習に役立つツール・教材・サービス
- 実際に英語力で転職成功した事例
所要時間:12分で読めます
エンジニアに英語が必要な5つの理由
1. 最新技術情報は英語で公開される
技術ドキュメントの言語比率
| 言語 | 割合 |
|---|---|
| 英語 | 約85% |
| 日本語 | 約3% |
| その他 | 約12% |
具体例:
- 公式ドキュメント: React、Vue.js、AWS、GCPなどの公式ドキュメントは英語が最優先
- 技術ブログ: Medium、Dev.to、HashNode等の最新技術記事は英語が圧倒的多数
- GitHub: Issue、Pull Request、READMEは英語が標準
- Stack Overflow: 技術的な質問の大半は英語
日本語翻訳の課題:
- 翻訳されるまで数ヶ月〜数年のタイムラグ
- 機械翻訳の精度が低い(技術用語の誤訳)
- マイナーな技術は翻訳されない
2. 年収が大幅にアップする
英語力別の平均年収(エンジニア・経験5年)
| 英語レベル | 平均年収 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| TOEIC 300点未満 | 450万円 | 350〜550万円 |
| TOEIC 400〜500点 | 500万円 | 400〜600万円 |
| TOEIC 600〜700点 | 600万円 | 500〜750万円 |
| TOEIC 800〜900点 | 750万円 | 650〜900万円 |
| TOEIC 900点以上 | 900万円 | 750〜1,200万円 |
出典:各転職エージェント公開データ・筆者調査
年収アップの理由:
- 外資系企業への転職が可能になる
- グローバル案件を担当できる
- 海外拠点とのブリッジエンジニアになれる
- 英語での技術発信ができる
3. 転職先の選択肢が広がる
英語力別の応募可能求人数(レバテックキャリア調べ)
| 英語レベル | 応募可能求人数 |
|---|---|
| 英語不要 | 約8,000件 |
| TOEIC 600点以上 | 約12,000件(+50%) |
| TOEIC 800点以上 | 約18,000件(+125%) |
| ビジネスレベル | 約25,000件(+212%) |
英語ができるだけで、応募できる求人が2〜3倍に増えます。
選択肢の広がり:
- GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)
- 外資系IT企業(SAP、Oracle、Salesforce等)
- グローバルスタートアップ
- 日系大手のグローバル部門
- フリーランス・海外案件
4. 技術的な問題解決が速くなる
エラー解決の速度比較
- 英語で検索: Stack Overflow、GitHub Issuesで即座に解決策が見つかる
- 日本語のみ: Qiita、teratail等で情報が見つからない場合、数日かかることも
実例:
エラーメッセージ: "TypeError: Cannot read property 'map' of undefined"
英語検索: Stack Overflowで1分以内に解決策発見(回答数100+)
日本語検索: 関連情報が少なく、10〜30分かかる
エンジニアの生産性: 英語で情報収集できるエンジニアは、問題解決速度が約2〜3倍速い。
5. キャリアパスが広がる
英語力がないと制限されるキャリア:
- CTOやVPoEなどの経営層(グローバル企業)
- テックリード・アーキテクト(海外拠点との連携)
- DevRel・エバンジェリスト(国際カンファレンス登壇)
- プロダクトマネージャー(海外市場展開)
英語力があると開けるキャリア:
- 海外勤務・海外リモート
- グローバルなオープンソースプロジェクトへの貢献
- 技術カンファレンスでの登壇(海外)
- 技術書の執筆・翻訳
企業タイプ別:必要な英語力とTOEIC点数
日系中小IT企業・SIer
必要英語力: ほぼ不要〜TOEIC 400点
英語の使用頻度: 月1回未満
具体的な場面:
- 英語のエラーメッセージを読む程度
- 公式ドキュメントを機械翻訳で読む
- 海外ベンダーとのやり取り(たまに)
TOEIC点数:
- 応募条件:不問
- あれば有利:TOEIC 500点以上
年収レンジ: 400〜600万円
日系大手IT企業(NTTデータ、富士通、NEC等)
必要英語力: TOEIC 600〜700点
英語の使用頻度: 週1〜2回
具体的な場面:
- 海外拠点との会議(月1〜2回)
- 英語ドキュメントの作成
- グローバルプロジェクトへの参画
- 海外ベンダーとのやり取り
TOEIC点数:
- 応募条件:TOEIC 600点以上(推奨)
- 昇進条件:TOEIC 700〜800点(管理職)
年収レンジ: 500〜800万円
メガベンチャー(楽天、メルカリ、LINE等)
必要英語力: TOEIC 700〜800点
英語の使用頻度: 週3〜5回
具体的な場面:
- 社内公用語が英語(楽天)
- 外国籍エンジニアとの協働
- 英語でのコードレビュー
- 英語でのドキュメント作成
- グローバルサービスの開発
TOEIC点数:
- 応募条件:TOEIC 700〜800点
- 楽天は「英語公用語」のため特に重視
年収レンジ: 600〜1,000万円
外資系IT企業(GAFAM・SAP・Oracle等)
必要英語力: TOEIC 800〜900点以上(ビジネスレベル)
英語の使用頻度: 毎日
具体的な場面:
- 日常会議がすべて英語
- メール・Slackが英語
- ドキュメント作成が英語
- 海外本社との連携
- コードレビュー・Pull Requestが英語
TOEIC点数:
- 応募条件:TOEIC 800点以上(目安)
- 実際はスピーキング・ライティング重視
- 面接も英語で実施されることが多い
年収レンジ: 800〜1,500万円
スタートアップ(グローバル展開)
必要英語力: TOEIC 700〜850点
英語の使用頻度: 企業による(週1〜毎日)
具体的な場面:
- 海外市場向けプロダクト開発
- 外国籍エンジニアとの協働
- 英語ドキュメント作成
- 海外投資家・パートナーとの連携
TOEIC点数:
- 応募条件:企業による(不問〜800点)
- 柔軟な対応が多い(実力重視)
年収レンジ: 500〜1,200万円(ストックオプション含む)
職種別:英語の使用頻度と必要レベル
フロントエンドエンジニア
英語使用頻度: ★★★★☆(高い)
理由:
- React、Vue.js、Angular等のフレームワークは英語ドキュメント
- npmパッケージのREADMEは英語
- GitHubのIssue・Pull Requestは英語
- 海外のフロントエンドトレンドをキャッチアップ
必要TOEIC点数:
- 最低:600点(ドキュメントが読める)
- 推奨:750点(GitHubで議論できる)
英語スキル内訳:
- リーディング:最重要
- ライティング:重要(GitHubでのコミュニケーション)
- リスニング・スピーキング:あれば尚可
バックエンドエンジニア
英語使用頻度: ★★★★☆(高い)
理由:
- AWS、GCP、Azureのドキュメントは英語
- フレームワーク(Node.js、Django、Spring等)の公式ドキュメント
- データベース設計のベストプラクティス
- API設計のRESTful/GraphQL標準
必要TOEIC点数:
- 最低:600点
- 推奨:750点
英語スキル内訳:
- リーディング:最重要
- ライティング:重要
- リスニング・スピーキング:あれば尚可
インフラエンジニア・SRE
英語使用頻度: ★★★★★(非常に高い)
理由:
- AWS、Kubernetes、Docker等のドキュメントは英語
- トラブルシューティングは英語情報が豊富
- 最新のインフラ技術は英語で公開される
- セキュリティ情報(CVE等)は英語
必要TOEIC点数:
- 最低:650点
- 推奨:800点
英語スキル内訳:
- リーディング:最重要(技術ドキュメント)
- ライティング:重要(インシデント報告)
- リスニング・スピーキング:あれば尚可
データサイエンティスト・機械学習エンジニア
英語使用頻度: ★★★★★(非常に高い)
理由:
- 論文は英語(arXiv、Google Scholar)
- TensorFlow、PyTorch等のドキュメント
- Kaggleでのコンペティション
- 最新の研究情報は英語
必要TOEIC点数:
- 最低:700点
- 推奨:850点以上
英語スキル内訳:
- リーディング:必須(論文・ドキュメント)
- ライティング:重要(論文執筆・技術ブログ)
- リスニング・スピーキング:重要(国際カンファレンス)
モバイルアプリエンジニア(iOS/Android)
英語使用頻度: ★★★★☆(高い)
理由:
- Appleの公式ドキュメント(Swift、SwiftUI)
- Androidの公式ドキュメント(Kotlin、Jetpack)
- ストア審査ガイドライン
- 海外ユーザーからのレビュー対応
必要TOEIC点数:
- 最低:600点
- 推奨:750点
ゲームエンジニア
英語使用頻度: ★★★☆☆(中程度)
理由:
- Unity、Unreal Engineのドキュメント
- 海外ユーザー向けゲーム開発
- 海外スタジオとの協業
必要TOEIC点数:
- 最低:500点
- 推奨:650点
社内SE・システム管理者
英語使用頻度: ★★☆☆☆(低い)
理由:
- 基本的に社内対応のため日本語が中心
- ただし、グローバル企業の場合は英語必須
必要TOEIC点数:
- 最低:400点(不要な場合も)
- 推奨:600点(グローバル企業)
TOEIC点数別:できること・できないこと
TOEIC対策アプリ・サービス
スタディサプリ TOEIC対策コース
料金: 月額3,278円
特徴:
- 関正生講師の神授業(動画)
- AI学習プラン
- 1回3分からの学習
- TOEIC満点講師の解説
おすすめ度: ★★★★★
向いている人:
- TOEIC 400→700点を目指す人
- スキマ時間で学習したい人
abceed(エービーシード)
料金: 無料〜月額2,700円
特徴:
- AI英語教材プラットフォーム
- 200冊以上の教材が使い放題
- 自動採点・弱点分析
おすすめ度: ★★★★☆
向いている人:
- 複数の教材を試したい人
- AI学習を活用したい人
Santa TOEIC
料金: 無料〜月額4,900円
特徴:
- AIによるスコア予測(精度95%)
- 個別最適化された学習プラン
- 短期間でスコアアップ
おすすめ度: ★★★★☆
向いている人:
- 短期間でスコアアップしたい人
- 効率重視の人
エンジニア向け英語学習サービス
Coursera(コーセラ)
料金: 無料〜月額7,000円
特徴:
- 海外大学の講義を英語で受講
- プログラミング・AI・データサイエンス等
- 修了証がもらえる
おすすめ度: ★★★★★
向いている人:
- 技術スキルと英語を同時に学びたい人
- TOEIC 700点以上
Udemy(英語コース)
料金: 1講座1,500〜24,000円(セール時は90%OFF)
特徴:
- 技術講座を英語で受講
- React、Python、AWS等
- 買い切り型
おすすめ度: ★★★★☆
向いている人:
- 特定技術を英語で学びたい人
- TOEIC 600点以上
Dev.to(無料)
料金: 無料
特徴:
- エンジニア向け技術記事プラットフォーム
- 英語での技術情報が豊富
- 記事を投稿することも可能
おすすめ度: ★★★★★
向いている人:
- 技術英語のリーディングを鍛えたい人
- すべてのレベル
オンライン英会話(エンジニア向け)
DMM英会話
料金: 月額6,980円〜(毎日1レッスン)
特徴:
- 130カ国以上の講師
- 教材が豊富(ビジネス・技術英語)
- 24時間365日受講可能
おすすめ度: ★★★★★
向いている人:
- スピーキングを強化したい人
- TOEIC 600点以上
Cambly(キャンブリー)
料金: 月額14,390円〜(1日30分)
特徴:
- 講師全員がネイティブ
- IT業界経験者の講師も在籍
- 録画機能で復習可能
おすすめ度: ★★★★☆
向いている人:
- ネイティブと話したい人
- TOEIC 700点以上
レアジョブ英会話
料金: 月額7,980円〜
特徴:
- ビジネス英語コースが充実
- 日本人カウンセラーのサポート
- フィリピン人講師が中心
おすすめ度: ★★★★☆
向いている人:
- 初心者〜中級者
- ビジネス英語を学びたい人
英語学習ツール
Grammarly(グラマリー)
料金: 無料〜月額$12
特徴:
- AI英文添削ツール
- Chrome拡張機能
- Gmail、Slack等で自動添削
おすすめ度: ★★★★★
向いている人:
- 英文メール・ドキュメントを書く人
- すべてのレベル
DeepL
料金: 無料〜月額1,000円
特徴:
- 高精度AI翻訳
- Google翻訳より自然な翻訳
- ファイル翻訳も可能
おすすめ度: ★★★★★
向いている人:
- ドキュメント翻訳が必要な人
- すべてのレベル
Anki(暗記アプリ)
料金: 無料(iOS版は3,000円)
特徴:
- 間隔反復学習
- 技術英単語デッキが豊富
- カスタマイズ自由
おすすめ度: ★★★★☆
向いている人:
- 技術英単語を効率的に覚えたい人
おすすめ教材・書籍
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』
価格: 979円
特徴:
- TOEIC頻出単語1,000語
- 音声ダウンロード付き
- コスパ最強
対象: TOEIC 400〜800点
『ITエンジニアのための英語リーディング』
価格: 2,420円
特徴:
- エンジニア向け英語教材
- 技術記事の読み方
- GitHub・Stack Overflowの英語
対象: TOEIC 500点以上
『エンジニアのための英語プレゼンテーション』
価格: 2,640円
特徴:
- 技術プレゼンの英語表現
- カンファレンス登壇を目指す人向け
対象: TOEIC 700点以上
英語力で転職成功した5つの事例
事例1:TOEIC 450→800点で外資系IT企業へ(28歳・男性)
プロフィール:
- 前職:日系SIer(年収500万円)
- 転職先:外資系クラウド企業(年収750万円)
- 学習期間:2年
英語学習の内容:
- スタディサプリTOEIC(毎日1時間・1年)
- DMM英会話(週3回・1年)
- 英語ドキュメントを毎日読む
転職活動:
- TOEIC 800点取得後、レバテックキャリアに登録
- 外資系IT企業5社に応募、3社内定
- 英語面接もクリア
コメント: 「最初はTOEIC 450点で英語コンプレックスがありました。でも、毎日1〜2時間の学習を2年続けたら、TOEIC 800点を達成。外資系企業に転職でき、年収も250万円アップしました。」
事例2:TOEIC 600点で楽天へ転職(26歳・女性)
プロフィール:
- 前職:Web制作会社(年収420万円)
- 転職先:楽天(年収650万円)
- 学習期間:1年
英語学習の内容:
- 公式ドキュメントを英語で読む(毎日30分)
- TED Talksでリスニング強化
- オンライン英会話(週2回)
転職活動:
- 楽天は「英語公用語」だが、TOEIC 600点でも応募可能
- 入社後も英語学習を継続(社内サポート充実)
コメント: 「楽天は英語が公用語ですが、入社時は完璧じゃなくてOK。入社後も英語研修があり、今ではTOEIC 750点まで伸びました。」
事例3:英語ドキュメント読解力でスタートアップへ(32歳・男性)
プロフィール:
- 前職:受託開発企業(年収550万円)
- 転職先:AI系スタートアップ(年収700万円)
- TOEIC点数:650点
英語学習の内容:
- 機械学習の論文を英語で読む
- Kaggleで英語コミュニケーション
- TensorFlow公式ドキュメントを英語で読む
転職活動:
- TOEIC点数は高くないが、技術英語のリーディング力をアピール
- 面接で「英語の論文を毎週3本読んでいる」と伝え、高評価
コメント: 「TOEICの点数よりも、実際に英語で技術情報を収集できることが評価されました。」
事例4:海外リモート勤務を実現(35歳・男性)
プロフィール:
- 前職:日系大手SIer(年収650万円)
- 転職先:米国スタートアップ(完全リモート・年収1,000万円)
- TOEIC点数:900点
英語学習の内容:
- Courseraで技術講座を受講(2年)
- 英語で技術ブログを執筆
- 海外カンファレンスに参加
転職活動:
- GitHubのプロフィールを英語で充実
- LinkedIn経由でスカウト
- 英語面接をクリア
コメント: 「英語ができると、日本だけでなく世界中の企業が選択肢になります。年収も大幅アップし、タイで生活しながら働いています。」
事例5:TOEIC 500点でもグローバル案件担当(30歳・女性)
プロフィール:
- 前職:地方IT企業(年収420万円)
- 転職先:日系大手IT企業(年収580万円)
- TOEIC点数:500点→700点(入社後)
英語学習の内容:
- 会社の英語研修制度を活用
- 海外拠点との定例会議で実践
- 社内のグローバルプロジェクトに参加
転職活動:
- TOEIC 500点だが「英語を学ぶ意欲」をアピール
- 入社後、会社の研修制度で英語力を向上
- 2年後、海外拠点との橋渡し役に
コメント: 「最初から完璧じゃなくてOK。意欲があれば、会社のサポートで英語力は伸びます。」
よくある質問(FAQ)
Q1. エンジニアに英語は本当に必要ですか?
A. 必須ではありませんが、英語力があると年収・キャリアの選択肢が大幅に広がります。
英語が不要な場合:
- 日系中小企業で長く働く予定
- 年収アップよりも安定を重視
- 地元密着型のキャリア
英語が必要な場合:
- 外資系企業に転職したい
- 年収を大幅にアップさせたい
- 最新技術をキャッチアップしたい
- グローバルなキャリアを目指す
Q2. TOEICの点数が低くても転職できますか?
A. はい、可能です。特に日系企業では英語力よりも技術力を重視します。
ただし、以下の企業は英語力が求められます:
- 外資系IT企業(TOEIC 800点以上)
- メガベンチャー(TOEIC 700点以上)
- グローバル部門(TOEIC 600点以上)
Q3. TOEICとビジネス英語は違いますか?
A. はい、TOEICはあくまで「英語の基礎力」を測るテストです。
TOEICで測れること:
- リーディング・リスニングの基礎力
- 語彙力・文法力
TOEICで測れないこと:
- スピーキング(話す力)
- ライティング(書く力)
- 実務での応用力
重要なこと: TOEICは「入口」であり、実務で使える英語力は別途学習が必要です。
Q4. 英語ができないとキャリアに影響しますか?
A. 影響します。特に以下の点で差が出ます。
年収:
- TOEIC 800点以上:平均年収750万円
- TOEIC 500点未満:平均年収500万円
- 差額:250万円
キャリアパス:
- 英語ができる→外資系、グローバル案件、CTO等
- 英語ができない→日系企業中心、選択肢が限定的
Q5. 何歳から英語学習を始めても遅くないですか?
A. まったく遅くありません。30代・40代から始めても十分間に合います。
実例:
- 35歳からTOEIC学習を開始→2年で800点達成→外資系転職
- 40歳からオンライン英会話→1年で海外拠点と会議可能に
**重要なのは「継続」**です。年齢は関係ありません。
Q6. 英語の勉強時間はどれくらい必要ですか?
A. 目標によって異なりますが、目安は以下の通りです。
TOEIC 400→600点:
- 学習時間:300〜500時間
- 期間:6ヶ月〜1年(毎日1〜2時間)
TOEIC 600→800点:
- 学習時間:500〜800時間
- 期間:1年〜1.5年(毎日1〜2時間)
TOEIC 800→900点以上:
- 学習時間:800〜1,200時間
- 期間:1.5年〜2年(毎日1〜2時間)
Q7. スピーキングとリーディング、どちらを優先すべきですか?
A. エンジニアはリーディングを優先すべきです。
理由:
- 技術ドキュメントは「読む」ことが中心
- GitHubのIssue・Pull Requestも「読む」「書く」
- スピーキングは外資系企業以外ではあまり使わない
優先順位:
- リーディング(最優先)
- ライティング(次に重要)
- リスニング(あれば尚可)
- スピーキング(外資系企業志望なら重要)
Q8. エンジニア向けの英語学習で最もコスパが良い方法は?
A. 以下の3つを組み合わせるのが最もコスパが良いです。
- 無料の技術記事を読む(Dev.to、Medium)
- スタディサプリTOEIC(月額3,278円)
- 公式ドキュメントを英語で読む(無料)
月額コスト: 3,278円 効果: TOEIC 600→800点を目指せる
まとめ:エンジニアの英語学習で押さえるべき5つのポイント
1. 英語力は年収・キャリアに直結する
TOEIC 800点以上のエンジニアは、平均年収が750万円。英語ができないエンジニア(500万円)と比べて250万円の差があります。
2. まずはTOEIC 600点を目指す
TOEIC 600点があれば、英語ドキュメントが読め、日系大手企業への転職も有利になります。まずはこの点数を目標にしましょう。
3. 技術英語に特化して学ぶ
一般的な英語学習ではなく、技術英語(ドキュメント、GitHub、Stack Overflow)に特化することで、学習効率が大幅にアップします。
4. 毎日の仕事を英語学習にする
エラーメッセージを英語で理解する、公式ドキュメントを英語で読む。これだけで、自然と英語力が身につきます。
5. 継続が最も重要
毎日1〜2時間の学習を1年続ければ、TOEIC 600点は十分達成可能。継続することが最も重要です。
次のステップ:あなたに合った英語学習を始めよう
英語力はエンジニアのキャリアを大きく変える武器です。今日から、少しずつでも英語学習を始めてみませんか?
おすすめの第一歩:
- 現在のTOEIC点数を把握(公式問題集で模擬試験)
- 目標を設定(6ヶ月後にTOEIC 600点等)
- スタディサプリTOEICに登録(7日間無料体験)
- 毎日15分でもいいので継続
関連記事:
- 未経験エンジニア向け転職エージェント徹底比較【2025年最新】:外資系求人を扱うエージェント情報
- エンジニア転職の推薦状・リファレンスチェック対策【外資系企業向け2025】:外資系転職の選考プロセス
- 年収600万円以上狙える!ハイクラスエンジニア転職エージェント【2025年最新】:高年収求人の探し方
- エンジニア転職の年収交渉術【100万円アップの実例・2025年最新版】:年収アップ戦略
- 技術面接でよく聞かれる質問50選と回答例【2025年最新】:英語面接の対策も
英語力を身につけて、あなたのエンジニアキャリアを次のステージへ!
あなたに最適な転職エージェントを見つけよう
転職活動を成功させるには、自分に合ったエージェント選びが重要です。
エンジニア転職ドットコムでは、未経験エンジニア向けに厳選した転職エージェントを徹底比較しています。年代別・職種別・地域別におすすめのサービスを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
この記事を書いた人
はなまうよぞら
TOEIC 400点台から3年間の学習で800点を達成。その後、外資系IT企業に転職し、年収が550万円から750万円にアップ。現在は完全リモートで東京のベンチャー企業のシニアエンジニアとして活躍中(年収700万円)。英語コンプレックスを克服した経験をもとに、エンジニアのための英語学習ノウハウを発信。エンジニア転職ドットコムを運営。
最終更新日:2025年11月15日


コメント