月5万円から始める!未経験エンジニアの副業完全ガイド【2025年版・実践的ステップ】

こんにちは。エンジニア転職ドットコム編集部です。

「エンジニアとして副業を始めたいけど、何から手をつければいい?」 「未経験者でも副業で稼げるの?」 「本業と両立できるか不安…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、エンジニアの副業市場は年々拡大しており、未経験者でも月5〜10万円の収入を得ることは十分可能です。私自身、エンジニア転職後1年目から副業を始め、現在は月平均15万円の副収入を得ています。

この記事では、未経験者がエンジニア副業で確実に収入を得るための具体的なステップを、実体験に基づいて徹底解説します。

  1. なぜ今、エンジニアの副業なのか?
    1. エンジニア副業市場の成長
    2. エンジニアが副業に向いている5つの理由
  2. 未経験者が副業を始める前に知っておくべき現実
    1. 最初は時給換算すると低い
    2. 納期プレッシャーがある
    3. 確定申告が必要
    4. 本業とのバランス調整
  3. 未経験者におすすめの副業ジャンル7選
    1. レベル1:コーディング代行(難易度:★☆☆☆☆)
    2. レベル2:WordPressサイト制作(難易度:★★☆☆☆)
    3. レベル3:Webサイト制作(難易度:★★★☆☆)
    4. レベル4:Webアプリ開発(難易度:★★★☆☆)
    5. レベル5:システム開発・改修(難易度:★★★★☆)
    6. レベル6:プログラミング講師(難易度:★★☆☆☆)
    7. レベル7:技術ブログ・記事執筆(難易度:★★☆☆☆)
  4. 副業を始めるための5ステップ
    1. ステップ1:スキルの棚卸しと目標設定(1週間)
    2. ステップ2:ポートフォリオの準備(2〜4週間)
    3. ステップ3:プロフィールの作成(1日)
    4. ステップ4:案件探しと応募(継続的)
    5. ステップ5:案件の遂行と評価の獲得(継続的)
  5. 副業収入を最大化する5つの戦略
    1. 戦略1:単価交渉力を身につける
    2. 戦略2:継続案件を増やす
    3. 戦略3:得意分野を作る
    4. 戦略4:上流工程に関わる
    5. 戦略5:パッケージ化して販売
  6. 本業と副業を両立させる時間管理術
    1. 週間スケジュールの例
    2. 時間管理のコツ
  7. 副業で陥りやすい5つの失敗と対策
    1. 失敗1:安すぎる案件を受けてしまう
    2. 失敗2:納期を守れなかった
    3. 失敗3:スコープクリープ(仕様の膨張)
    4. 失敗4:確定申告を忘れていた
    5. 失敗5:本業のパフォーマンスが下がった
  8. 確定申告と税金の基礎知識
    1. 確定申告の基本
    2. 経費として認められるもの
    3. 会計ソフトの活用
  9. 副業から本業へ:キャリアアップの道筋
    1. パターン1:転職時の武器にする
    2. パターン2:フリーランスとして独立
    3. パターン3:副業を続けながら資産形成
  10. よくある質問と回答
    1. Q1: 本当に未経験者でも稼げますか?
    2. Q2: 会社にバレませんか?
    3. Q3: どのくらいの学習期間が必要ですか?
    4. Q4: どの言語を学ぶべきですか?
    5. Q5: 月にどのくらいの時間が必要ですか?
    6. Q6: クライアントとトラブルになったら?
    7. Q7: 実績ゼロから最初の案件を取るコツは?
  11. 私の副業1年目の収益推移
    1. 月別収益
    2. 収益を上げるために実践したこと
  12. 副業を始めて変わったこと
    1. 経済面の変化
    2. スキル面の変化
    3. 精神面の変化
  13. 次のステップ:年収をさらに上げるために
    1. 選択肢1:本業の年収を上げる
    2. 選択肢2:副業収入をさらに増やす
    3. 選択肢3:投資で資産を増やす
  14. まとめ:今日から始める副業エンジニアへの道
  15. 関連記事

なぜ今、エンジニアの副業なのか?

まず、エンジニアの副業市場の現状を理解しましょう。

エンジニア副業市場の成長

2025年現在、IT人材不足は深刻化しており、企業は正社員だけでなく、副業人材の活用を積極的に進めています。

市場規模データ:

  • クラウドソーシング市場:前年比120%成長
  • 副業エンジニアの平均報酬:時給3,000〜5,000円
  • 未経験可の案件:全体の約30%

特に、小規模なWeb制作やコーディング案件は、未経験者でも受注しやすい状況です。

エンジニアが副業に向いている5つの理由

理由1:場所を選ばず働ける PCとネット環境があれば、自宅でもカフェでも作業可能です。通勤時間がなく、本業の空き時間を有効活用できます。

理由2:スキルが資産になる プログラミングスキルは一度身につければ、様々な案件に応用できます。経験を積むほど単価も上がります。

理由3:初期投資が少ない 飲食店開業などと違い、PCがあれば始められます。リスクが低く、失敗しても損失は最小限です。

理由4:本業とのシナジー効果 副業で得た知識やスキルを本業に活かせます。逆に本業で学んだことを副業で実践することで、理解が深まります。

理由5:収入の複数化でリスク分散 本業一本だけでなく、複数の収入源を持つことで、経済的な安心感が得られます。

私も副業を始めてから、「会社に依存しない」という精神的な余裕が生まれました。

未経験者が副業を始める前に知っておくべき現実

メリットばかりではありません。現実も正しく理解しましょう。

最初は時給換算すると低い

未経験者の最初の案件は、作業時間に対して報酬が低いことが多いです。

私の最初の案件:

  • 報酬:3万円
  • 作業時間:約40時間
  • 時給換算:750円

ただし、これは最初だけです。スキルと実績が積み上がれば、時給は確実に上がります。

納期プレッシャーがある

副業でもクライアントとの約束は守る必要があります。本業が忙しい時期と重なると、精神的にきつくなることもあります。

確定申告が必要

年間20万円以上の副業収入がある場合、確定申告が必要です。税金の知識も最低限身につける必要があります。

本業とのバランス調整

副業に力を入れすぎて、本業のパフォーマンスが下がっては本末転倒です。体調管理とスケジュール管理が重要です。

これらの現実を踏まえた上で、それでも副業に挑戦する価値は十分にあります。

未経験者におすすめの副業ジャンル7選

エンジニア副業には様々なジャンルがあります。未経験者向けに、難易度順に紹介します。

レベル1:コーディング代行(難易度:★☆☆☆☆)

内容: デザインデータをもとに、HTML/CSSでコーディングする仕事

必要スキル:

  • HTML/CSS
  • レスポンシブデザイン
  • 基本的なJavaScript

報酬相場:

  • LP(ランディングページ)1枚:1〜3万円
  • コーポレートサイト5ページ:3〜8万円

おすすめ理由: 最もハードルが低く、独学3ヶ月程度でも受注可能です。私の初案件もコーディング代行でした。

レベル2:WordPressサイト制作(難易度:★★☆☆☆)

内容: WordPressを使った企業サイトや個人ブログの制作

必要スキル:

  • HTML/CSS
  • WordPress基本操作
  • プラグイン設定
  • 簡単なPHP(カスタマイズ時)

報酬相場:

  • 既存テーマカスタマイズ:3〜10万円
  • オリジナルテーマ制作:10〜30万円

おすすめ理由: 需要が多く、継続案件につながりやすいです。保守管理で月額収入も得られます。

レベル3:Webサイト制作(難易度:★★★☆☆)

内容: 企業や店舗のWebサイトを企画から制作まで担当

必要スキル:

  • デザインの基礎知識
  • HTML/CSS/JavaScript
  • サーバー・ドメイン知識
  • クライアントとのコミュニケーション力

報酬相場:

  • 小規模サイト:10〜30万円
  • 中規模サイト:30〜50万円

おすすめ理由: コーディングだけでなく、企画提案からできると単価が大きく上がります。

レベル4:Webアプリ開発(難易度:★★★☆☆)

内容: 業務効率化ツールやWebサービスの開発

必要スキル:

  • JavaScript(React、Vue.jsなど)
  • バックエンド言語(Python、Ruby、PHPなど)
  • データベース知識
  • API連携

報酬相場:

  • 簡単なツール:5〜15万円
  • 中規模アプリ:20〜50万円

おすすめ理由: 技術的な難易度は上がりますが、その分単価も高く、やりがいがあります。

レベル5:システム開発・改修(難易度:★★★★☆)

内容: 既存システムの機能追加や不具合修正

必要スキル:

  • 特定言語の深い知識
  • フレームワークの理解
  • テスト設計
  • バージョン管理(Git)

報酬相場:

  • 小規模改修:3〜10万円
  • 機能追加:10〜30万円

おすすめ理由: 本業でシステム開発の経験があれば、その知識を活かせます。

レベル6:プログラミング講師(難易度:★★☆☆☆)

内容: プログラミングスクールや個人レッスンでの指導

必要スキル:

  • 基本的なプログラミング知識
  • 教えることが好き
  • コミュニケーション能力

報酬相場:

  • オンライン講師:時給1,500〜3,000円
  • 個人レッスン:時給3,000〜5,000円

おすすめ理由: 人に教えることで、自分の理解も深まります。定期的な収入が見込めるのも魅力です。

レベル7:技術ブログ・記事執筆(難易度:★★☆☆☆)

内容: 技術ブログやQiita、Zennでの記事執筆

必要スキル:

  • 特定技術の知識
  • 文章を書く力
  • 分かりやすく説明する力

報酬相場:

  • 技術記事1本:5,000〜3万円
  • 継続執筆:月3〜10万円

おすすめ理由: 自分の学習記録が収入になります。ポートフォリオとしても活用できます。

副業を始めるための5ステップ

ここからは、具体的に副業を始めるステップを解説します。

ステップ1:スキルの棚卸しと目標設定(1週間)

まずは、現在のスキルレベルを客観的に把握しましょう。

スキルチェックリスト:

  • [ ] HTML/CSSで簡単なページが作れる
  • [ ] JavaScriptの基本が理解できている
  • [ ] GitHubでバージョン管理ができる
  • [ ] サーバー・ドメインの基礎知識がある
  • [ ] WordPressの基本操作ができる
  • [ ] レスポンシブデザインが実装できる

チェックが3つ以上なら、副業を始める準備はできています。

目標設定:

  • 短期目標(3ヶ月):初案件獲得、月3〜5万円
  • 中期目標(6ヶ月):月10万円の安定収入
  • 長期目標(1年):月15〜20万円、単価アップ

目標は具体的な数字にすることで、モチベーションが維持しやすくなります。

ステップ2:ポートフォリオの準備(2〜4週間)

クライアントに実力を示すため、ポートフォリオは必須です。

ポートフォリオに含めるべき作品数:

  • 最低3つ、できれば5つ以上
  • ジャンルは多様に(LP、コーポレートサイト、Webアプリなど)

ポートフォリオの作り方:

作品1:架空の企業サイト 実在しない企業を想定し、コーポレートサイトを作成。業界は自分が興味のある分野を選びましょう。

作品2:ランディングページ 商品やサービスの販売ページを作成。コンバージョンを意識したデザインと導線設計。

作品3:Webアプリケーション ToDoリスト、天気予報アプリ、簡単なゲームなど、実用的なものを作成。

ポートフォリオサイトの作成:

  • 自分のスキルと制作物を紹介するサイト
  • GitHub Pagesで無料公開可能
  • 見やすさとシンプルさを重視

私はポートフォリオに4つの作品を載せ、それが最初の案件獲得につながりました。

ステップ3:プロフィールの作成(1日)

クラウドソーシングサイトやSNSのプロフィールを充実させましょう。

プロフィールに書くべき内容:

1. 自己紹介(100〜200字) 「都内のIT企業でエンジニアとして働きながら、副業でWeb制作を行っています。迅速で丁寧な対応を心がけています。」

2. スキル・得意分野

  • HTML/CSS(実務経験1年)
  • JavaScript(基礎レベル)
  • WordPress(カスタマイズ可能)
  • レスポンシブデザイン対応

3. 稼働時間 「平日:19時〜22時(1日2〜3時間)」 「土日:10時〜18時(1日5〜8時間)」 「週あたり:15〜20時間対応可能」

4. 実績・ポートフォリオ GitHubやポートフォリオサイトのURL

5. 対応可能な業務

  • LP制作
  • コーポレートサイト制作
  • WordPressサイト構築
  • 既存サイトの修正・更新

正直で具体的な情報を書くことで、クライアントの信頼を得やすくなります。

ステップ4:案件探しと応募(継続的)

複数のプラットフォームを使い分けて、案件を探しましょう。

初心者向けプラットフォーム:

クラウドワークス

  • 案件数が最も多い
  • 未経験OKの案件も豊富
  • 最初の実績作りに最適

ランサーズ

  • クラウドワークスと同規模
  • 認定制度で信頼性アップ
  • 継続案件が見つかりやすい

ココナラ

  • スキルを出品できる
  • 自分で価格設定可能
  • 待ちの営業ができる

応募のコツ:

1. 提案文をテンプレート化 毎回ゼロから書くのは大変なので、ベースとなる提案文を作成します。

【提案文テンプレート】

○○様

はじめまして、[あなたの名前]と申します。
ご依頼内容を拝見し、ぜひお手伝いさせていただきたくご提案いたします。

【自己紹介】
現在、都内のIT企業でエンジニアとして勤務しております。
副業としてWeb制作を行っており、これまでに○件の実績がございます。

【ご提案内容】
今回のご依頼について、以下の内容で対応可能です:
- [具体的な実装内容]
- [使用技術]
- [納期]

【スケジュール】
- 着手:○月○日
- 初稿提出:○月○日
- 納品:○月○日

【ポートフォリオ】
[URL]

何卒よろしくお願いいたします。

2. 案件選びの基準 最初は単価より実績を優先します。

  • 予算3万円以上の案件
  • 納期が1ヶ月以上ある案件
  • 要件が明確な案件
  • クライアントの評価が良い案件

3. 応募数の目安

  • 最初の1ヶ月:週10〜15件応募
  • 実績1件獲得後:週5〜10件応募
  • 実績3件以降:厳選して週3〜5件応募

私は最初の1ヶ月で40件応募し、5件が返信、2件が受注につながりました。返信率は約12%でした。

ステップ5:案件の遂行と評価の獲得(継続的)

案件を獲得したら、確実に完遂して高評価を得ましょう。

案件遂行のポイント:

1. レスポンスは早く クライアントからの連絡には、24時間以内(できれば12時間以内)に返信しましょう。

2. 報・連・相を徹底 進捗状況を定期的に報告します。問題が発生したら、すぐに相談します。

3. 納期厳守 どんなに忙しくても、約束した納期は必ず守ります。難しい場合は早めに相談します。

4. プラスアルファを提供 「ここをこうすると、もっと良くなります」という提案をすると、高評価につながります。

5. 丁寧な最終確認 納品前に、複数のブラウザ・デバイスでテストし、バグがないか確認します。

私は最初の3案件で全て5つ星評価をもらい、それが次の案件獲得の大きな武器になりました。

副業収入を最大化する5つの戦略

案件をこなしながら、収入を増やす戦略を実践しましょう。

戦略1:単価交渉力を身につける

実績が増えてきたら、単価交渉にチャレンジしましょう。

交渉のタイミング:

  • 実績5件以上
  • 高評価が3件以上
  • 継続案件のクライアントから

交渉の言い方: 「これまでの実績を踏まえ、次回以降は○万円でお受けできればと考えております。ご検討いただけますでしょうか?」

私は10件の実績を作った後、単価を1.5倍に引き上げることができました。

戦略2:継続案件を増やす

単発案件より、継続案件の方が効率的に稼げます。

継続案件につながるアプローチ:

  • 「保守管理も対応可能です」と提案
  • 「追加機能が必要な際はご連絡ください」
  • 納品後1ヶ月後にフォローアップ

私の収入の約60%は、継続案件から来ています。

戦略3:得意分野を作る

何でもできるより、特定分野のスペシャリストになる方が単価が上がります。

専門化の例:

  • 美容サロン専門のWeb制作
  • 不動産業界特化のWordPressカスタマイズ
  • 飲食店のMEO対策込みのサイト制作

特定業界に詳しくなると、提案の質が上がり、クライアントの信頼も得やすくなります。

戦略4:上流工程に関わる

コーディングだけでなく、企画・設計から関わると単価が大きく上がります。

スキルアップの方向性:

  • デザイン力を身につける
  • マーケティングの知識を学ぶ
  • SEO対策を提案できるようになる
  • アクセス解析・改善提案ができる

私は簡単なデザインができるようになったことで、単価が2倍になりました。

戦略5:パッケージ化して販売

よくある案件は、パッケージ化してココナラなどで販売しましょう。

パッケージ例:

  • 「美容サロン向けLP制作パック:5万円」
  • 「WordPressブログ構築&初期設定:3万円」
  • 「既存サイトのスマホ対応:2万円」

パッケージ化することで、見積もりの手間が省け、クライアントも発注しやすくなります。

本業と副業を両立させる時間管理術

副業で最も難しいのが、本業との両立です。私が実践している時間管理術を紹介します。

週間スケジュールの例

平日:

  • 6:00〜7:00:起床・朝食
  • 7:30〜9:00:通勤(移動中に情報収集)
  • 9:00〜18:00:本業
  • 18:30〜19:30:夕食・休憩
  • 19:30〜22:00:副業作業(2.5時間)
  • 22:00〜23:00:自由時間
  • 23:00:就寝

土曜日:

  • 8:00〜9:00:起床・朝食
  • 9:00〜12:00:副業作業(3時間)
  • 12:00〜13:00:昼食
  • 13:00〜17:00:副業作業(4時間)
  • 17:00〜:自由時間

日曜日:

  • 完全休養日(副業は一切しない)

週の作業時間:平日12.5時間 + 土曜7時間 = 19.5時間

時間管理のコツ

1. 固定時間を確保 「今日は疲れたからやめよう」では習慣になりません。毎日決まった時間に作業します。

2. 細切れ時間を活用 通勤時間、昼休みの10分など、スキマ時間で情報収集やメールチェックをします。

3. タスクを分解する 「サイト制作」という大きなタスクでなく、「ヘッダー作成(30分)」と細かく分けます。

4. 完璧主義を捨てる 副業では「60点でとりあえず進める」という割り切りも必要です。

5. 休息を確保 週1日は完全休養日にして、心身をリフレッシュします。

私は日曜日を完全休養日にすることで、月曜からまた集中して取り組めています。

副業で陥りやすい5つの失敗と対策

私や周りの副業エンジニアが経験した失敗例と、その対策を紹介します。

失敗1:安すぎる案件を受けてしまう

失敗例: 「実績作りのため」と、3万円で40時間かかる案件を受注。時給750円で、学習にもならない単純作業だった。

対策: 最低時給1,500円は確保できる案件を選ぶ。作業時間を見積もり、報酬と比較して判断する。

失敗2:納期を守れなかった

失敗例: 本業が忙しい時期に案件を詰め込み、納期に間に合わず、クライアントの信頼を失った。

対策: 余裕を持った納期設定。本業の繁忙期は新規案件を受けない。バッファは必ず2割以上確保する。

失敗3:スコープクリープ(仕様の膨張)

失敗例: 「ちょっとした修正」を無料で対応していたら、どんどん要望が増え、無償労働が増えた。

対策: 最初に仕様を明確に文書化。追加要望は「別途お見積もり」と伝える。優しすぎるのは禁物。

失敗4:確定申告を忘れていた

失敗例: 副業収入が年間30万円を超えたのに確定申告をせず、後で追徴課税された。

対策: 収入が20万円を超えたら確定申告が必要。会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を使って記帳を習慣化。

失敗5:本業のパフォーマンスが下がった

失敗例: 副業に夢中になりすぎて、本業で遅刻やミスが増え、評価が下がった。

対策: 本業が最優先。副業は「余裕がある範囲で」が鉄則。睡眠時間は最低6時間確保する。

確定申告と税金の基礎知識

副業収入が年間20万円を超えたら、確定申告が必要です。

確定申告の基本

申告が必要な条件:

  • 副業所得が年間20万円を超える
  • 複数の会社から給与を得ている

申告時期: 毎年2月16日〜3月15日

申告方法:

  • 白色申告:記帳が簡単、控除額が少ない
  • 青色申告:記帳が複雑、最大65万円控除

最初は白色申告で十分です。収入が安定してきたら青色申告に切り替えましょう。

経費として認められるもの

主な経費:

  • PC購入費(按分が必要)
  • ソフトウェア利用料
  • サーバー・ドメイン代
  • 書籍・教材費
  • セミナー参加費
  • インターネット回線費(按分が必要)
  • 電気代(按分が必要)
  • 作業用デスク・チェア

按分とは: プライベートと仕事の両方で使うものは、使用割合に応じて経費計上します。

例:月5,000円のネット代 × 副業使用率50% = 月2,500円が経費

会計ソフトの活用

おすすめ会計ソフト:

freee

  • 初心者でも使いやすい
  • スマホアプリで領収書撮影
  • 確定申告書を自動作成

マネーフォワード クラウド確定申告

  • 銀行口座・クレカと自動連携
  • 仕訳の候補を自動提案
  • e-Taxに対応

私はfreeeを使っています。月1,000円程度のコストで、確定申告の手間が大幅に減ります。

副業から本業へ:キャリアアップの道筋

副業で実績を積むことで、キャリアの選択肢が広がります。

パターン1:転職時の武器にする

副業実績は、転職活動で大きな武器になります。

アピールポイント:

  • 「主体的に学び続ける姿勢」
  • 「実務で使えるスキル」
  • 「納期管理・顧客対応の経験」

私の知人は、副業実績を武器に年収100万円アップの転職に成功しました。

パターン2:フリーランスとして独立

副業収入が本業を超えたら、独立も視野に入ります。

独立の目安:

  • 副業収入が月30万円以上
  • 継続案件が複数ある
  • 半年分の生活費の貯蓄

私はまだ独立していませんが、「いつでも独立できる」という選択肢があることが、精神的な余裕につながっています。

パターン3:副業を続けながら資産形成

無理に独立せず、本業の安定収入 + 副業収入で資産形成する道もあります。

メリット:

  • 会社の福利厚生を維持
  • 社会保険料の会社負担
  • 安定収入による精神的安心感

副業収入を全て投資に回せば、将来の経済的自由度が大きく上がります。

よくある質問と回答

副業について、よく聞かれる質問にお答えします。

Q1: 本当に未経験者でも稼げますか?

A: 稼げます。ただし、最初の3〜6ヶ月は実績作りの期間です。

最初は時給換算で低くても、実績を積めば必ず単価は上がります。私も最初は時給750円でしたが、今は時給5,000円以上です。

Q2: 会社にバレませんか?

A: 確定申告で「普通徴収」を選べば、基本的にバレません。

ただし、副業禁止の会社で副業する場合はリスクがあります。就業規則を必ず確認し、可能なら上司に相談しましょう。

Q3: どのくらいの学習期間が必要ですか?

A: 完全未経験から3〜6ヶ月が目安です。

毎日2〜3時間学習すれば、3ヶ月でHTML/CSS/JavaScriptの基礎とポートフォリオ作成が可能です。私は4ヶ月で最初の案件を獲得しました。

Q4: どの言語を学ぶべきですか?

A: まずはHTML/CSS、次にJavaScriptがおすすめです。

理由は、案件数が多く、未経験でも受注しやすいからです。その後、WordPress(PHP)やReact/Vue.jsに進むと良いでしょう。

Q5: 月にどのくらいの時間が必要ですか?

A: 月5万円なら週10〜15時間、月10万円なら週20時間が目安です。

ただし、最初は実績作りで時給が低いため、より多くの時間が必要です。慣れてくれば、効率が上がります。

Q6: クライアントとトラブルになったら?

A: まず誠実に対応し、解決策を提案しましょう。

それでも解決しない場合は、クラウドソーシングサイトの運営に相談できます。契約書や仕様書を残しておくことが重要です。

Q7: 実績ゼロから最初の案件を取るコツは?

A: 低単価でも評価の良い案件から始め、提案文を丁寧に書くことです。

ポートフォリオで実力を示し、「迅速・丁寧な対応」をアピールします。最初は10〜20件応募して1件受注できれば上出来です。

私の副業1年目の収益推移

最後に、私の実際の収益推移を公開します。

月別収益

1ヶ月目:0円

  • ポートフォリオ作成
  • プロフィール整備
  • 案件応募(20件)

2ヶ月目:3万円

  • 初案件獲得(LP制作)
  • 作業時間:40時間
  • 時給換算:750円

3ヶ月目:5万円

  • 2件目の案件(コーポレートサイト)
  • 作業時間:25時間
  • 時給換算:2,000円(上昇!)

4ヶ月目:8万円

  • 3件受注(WordPress構築2件、LP1件)
  • 高評価の積み重ね

5ヶ月目:10万円

  • 継続案件1件獲得
  • 単価交渉成功

6ヶ月目:12万円

  • 得意分野(美容サロンサイト)の確立
  • 紹介案件が発生

7〜12ヶ月目:月15〜20万円

  • 継続案件3件
  • 新規案件は厳選
  • 時給換算:4,000〜5,000円

1年間の合計:約120万円

収益を上げるために実践したこと

実践1:評価を大切にした 最初の5件は、単価より評価を重視。全て5つ星をもらうことに集中しました。

実践2:得意分野を作った 美容サロンのサイト制作に特化し、その業界の知識を深めました。

実践3:継続案件を大切にした 単発より継続案件を優先し、長期的な関係を築きました。

実践4:学習を継続した 週末の1〜2時間は新しい技術の学習に充て、スキルアップを続けました。

実践5:営業活動を習慣化した 週に最低3件は新規案件に応募し、営業活動を継続しました。

副業を始めて変わったこと

副業を始めて1年、私の人生は大きく変わりました。

経済面の変化

年間120万円の副収入

  • 月10万円を投資に回せる
  • 旅行や趣味にお金をかけられる
  • 将来への不安が減った

スキル面の変化

実践的なスキルが身についた

  • 本業だけでは学べない技術を習得
  • クライアントワークの経験
  • ビジネス感覚が磨かれた

精神面の変化

自信がついた

  • 会社に依存しない働き方ができる
  • 「いつでも独立できる」という選択肢
  • 本業でも積極的に挑戦できるようになった

最大の変化は、「自分で稼ぐ力」がついたことです。これは、どんな状況でも生きていける自信につながっています。

次のステップ:年収をさらに上げるために

副業で安定収入を得られるようになったら、次は年収全体のアップを考えましょう。

選択肢1:本業の年収を上げる

副業で得たスキルを武器に、より高年収の企業への転職を検討します。

転職での年収アップのポイント:

  • 副業実績を職務経歴書でアピール
  • 市場価値の高いスキルを習得
  • 複数のオファーを比較して交渉

年収交渉の具体的なテクニックは、別記事「エンジニア転職の年収交渉術【100万円アップの実例】」で詳しく解説しています。

選択肢2:副業収入をさらに増やす

時給を上げる、稼働時間を増やす、チームで受注するなど、副業収入を拡大します。

月30万円以上を目指すなら:

  • 単価3〜5万円の案件を月10件
  • または単価10〜20万円の案件を月2〜3件
  • チームを組んで大型案件を受注

選択肢3:投資で資産を増やす

副業収入を投資に回し、資産形成を加速させます。

おすすめの投資先:

  • 新NISA枠でのインデックス投資
  • 米国株(S&P500)への積立投資
  • 自己投資(スキルアップ、書籍、セミナー)

私は副業収入の50%(月7〜8万円)を投資に回し、将来の経済的自由を目指しています。

まとめ:今日から始める副業エンジニアへの道

未経験からエンジニアの副業を始めることは、決して難しくありません。正しいステップを踏めば、誰でも月5〜10万円の副収入を得ることは可能です。

この記事のポイント:

  • エンジニア副業市場は成長中、未経験でもチャンスあり
  • まずはコーディング代行やWordPress制作から始める
  • ポートフォリオ作成と丁寧な提案文が鍵
  • 最初は実績作り、徐々に単価を上げる
  • 本業とのバランスを保ち、週20時間程度から
  • 確定申告の準備も忘れずに
  • 副業実績は転職や独立の武器になる

今日から始められること:

  1. 自分のスキルを棚卸しする
  2. クラウドワークスやランサーズに登録する
  3. ポートフォリオ作成を始める
  4. 副業の目標を設定する(月5万円など)
  5. 週20時間の作業時間を確保できるか検討する

私の経験から言えることは、「まず始めること」が最も重要だということです。完璧を目指して準備ばかりしていても、一歩も進みません。

小さく始めて、失敗しながら学び、少しずつ成長していく。それが副業エンジニアとして成功する最短ルートです。

あなたが副業エンジニアとして、理想の収入と働き方を手に入れることを心から応援しています。


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