エンジニア職務経歴書の書き方【通過率80%のテンプレート】

転職ノウハウ

「エンジニア転職したいけど、職務経歴書って何を書けばいいの?」

転職活動を始めたばかりのあなたにとって、職務経歴書の作成は最初の大きなハードルかもしれません。特にエンジニア職の職務経歴書は、一般職とは書き方が大きく異なります。

この記事では、実際に書類選考通過率80%を達成した職務経歴書のテンプレートと書き方を、実例付きで徹底解説します。現役の採用担当者が「会いたい」と思う職務経歴書の秘訣を、すべてお伝えします。

  1. 職務経歴書と履歴書の違いとは
    1. 履歴書の役割
    2. 職務経歴書の役割
    3. エンジニア転職で重視されるのは職務経歴書
  2. エンジニアの職務経歴書で採用担当者が見ているポイント
    1. 1. 技術力(テクニカルスキル)
    2. 2. ソフトスキル(コミュニケーション能力)
    3. 3. 学習意欲・成長マインド
    4. 4. カルチャーフィット
    5. 5. 職務経歴書の完成度そのもの
  3. エンジニア職務経歴書の基本構成【8つの必須項目】
    1. 1. 職務要約
    2. 2. 活かせる経験・スキル
    3. 3. 職務経歴
    4. 4. プロジェクト経歴(最重要!)
    5. 5. 保有資格
    6. 6. 自己PR
    7. 7. 業務外活動
    8. 8. 今後のキャリアプラン
  4. 未経験者の職務経歴書の書き方
    1. 未経験者が書くべき内容
      1. 1. 学習経歴
      2. 2. 制作物(ポートフォリオ)
      3. 3. 前職の経験をどう活かすか
      4. 4. 未経験者の職務要約の書き方
    2. 未経験者の職務経歴書の注意点
  5. 実例:通過率80%の職務経歴書テンプレート
    1. 実例1:Web系エンジニア(実務経験3年)
    2. 実例2:未経験者(異業種からの転職)
  6. 職務経歴書作成のよくある失敗例と改善策
    1. 失敗例1:情報が羅列されているだけ
    2. 失敗例2:具体的な数字がない
    3. 失敗例3:専門用語の説明がない
    4. 失敗例4:ネガティブな表現
    5. 失敗例5:長すぎる・冗長
    6. 失敗例6:誤字脱字・フォーマットの乱れ
  7. 書類選考通過率を上げる5つのテクニック
    1. テクニック1:企業ごとにカスタマイズする
    2. テクニック2:数字で成果を示す
    3. テクニック3:STAR法で書く
    4. テクニック4:読みやすさを追求する
    5. テクニック5:GitHubとポートフォリオをリンクする
  8. 職務経歴書作成後のチェックリスト
    1. 内容のチェック
    2. 形式のチェック
    3. リンクのチェック
    4. 第三者チェック
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 職務経歴書はWordとPDFどちらで提出すべきですか?
    2. Q2. 転職回数が多いのですが、どう書けば良いですか?
    3. Q3. 職歴に空白期間があるのですが、どうすべきですか?
    4. Q4. アルバイトや派遣での経験は書くべきですか?
    5. Q5. 資格がないのですが、不利ですか?
    6. Q6. 職務経歴書は何枚が適切ですか?
    7. Q7. 写真は必要ですか?
    8. Q8. 趣味や特技は書くべきですか?
  10. まとめ:書類選考を突破する職務経歴書のポイント
    1. 7つの重要ポイント
    2. 最後に

職務経歴書と履歴書の違いとは

転職活動では「履歴書」と「職務経歴書」の2つの書類が必要です。まずは、この2つの違いを理解しましょう。

履歴書の役割

履歴書は、あなたの基本情報を伝える書類です。

記載内容:

  • 氏名、住所、連絡先
  • 学歴
  • 職歴(会社名と在籍期間のみ)
  • 資格
  • 志望動機

履歴書はフォーマットが決まっており、どの企業でもほぼ同じ内容を提出します。

職務経歴書の役割

職務経歴書は、あなたの実務能力を証明する書類です。

記載内容:

  • 具体的な業務内容
  • 使用した技術スタック
  • プロジェクトの規模・役割
  • 工夫した点・成果
  • 保有スキル
  • 自己PR

職務経歴書は自由なフォーマットで作成でき、応募企業に合わせてカスタマイズします。

エンジニア転職で重視されるのは職務経歴書

採用担当者が最も時間をかけて見るのは職務経歴書です。

実際、多くの企業では以下のような選考フローになっています:

  1. 書類選考(履歴書+職務経歴書)
  2. 一次面接(技術面接)
  3. 二次面接(人事面接)
  4. 最終面接

書類選考の段階で、職務経歴書の内容が70〜80%の判断材料になります。つまり、職務経歴書の出来が転職成功のカギなのです。

エンジニアの職務経歴書で採用担当者が見ているポイント

採用担当者は、膨大な応募書類の中からどのような基準で候補者を選んでいるのでしょうか。

1. 技術力(テクニカルスキル)

最も重要なポイントです。

採用担当者は以下を確認しています:

  • 使用経験のある技術スタック
    • プログラミング言語(経験年数も重要)
    • フレームワーク・ライブラリ
    • データベース
    • インフラ・クラウド環境
  • プロジェクトでの役割
    • 要件定義、設計、実装、テスト、運用のどこを担当したか
    • チームでの立ち位置(リーダー、メンバー)
    • プロジェクト規模(人数、期間、予算)
  • 技術の深さと広さ
    • 特定の技術に精通しているか(深さ)
    • 複数の技術を扱えるか(広さ)

2. ソフトスキル(コミュニケーション能力)

エンジニアも「チームで働く職業」です。技術力だけでは不十分です。

採用担当者は以下を確認しています:

  • チームでの協調性
    • レビューを適切に行えるか
    • 他メンバーとのコミュニケーション
    • 問題が起きたときの対応
  • 課題発見・解決能力
    • 単に言われたことをやるだけでなく、課題を見つけて改善できるか
    • 技術的負債の解消に取り組んだ経験
  • リーダーシップ・影響力
    • チームを引っ張った経験
    • 後輩の育成経験
    • 技術選定への関与

3. 学習意欲・成長マインド

IT業界は技術の変化が激しい業界です。継続的に学び続ける姿勢が求められます。

採用担当者は以下を確認しています:

  • 新しい技術へのキャッチアップ
    • 業務外での学習習慣
    • 技術ブログの執筆
    • OSSへのコントリビュート
  • 資格取得
    • 計画的に資格を取得しているか
    • 最新の資格か
  • 今後のキャリアプラン
    • 明確なキャリアビジョンを持っているか
    • 応募企業でどう成長したいか

4. カルチャーフィット

「この人はうちの会社に合うか?」という観点です。

  • 企業の価値観との一致
  • 働き方の志向性(リモート、フレックスなど)
  • チームの雰囲気との相性

5. 職務経歴書の完成度そのもの

職務経歴書の書き方自体が、あなたの仕事の質を表します。

  • 読みやすく整理されているか
  • 誤字脱字がないか
  • 具体的な数字で説明できているか
  • 専門用語の使い方が適切か

丁寧に書かれた職務経歴書は、「この人は仕事も丁寧だろう」という印象を与えます。

エンジニア職務経歴書の基本構成【8つの必須項目】

効果的な職務経歴書には、以下の8つの項目が必要です。

1. 職務要約

役割: 職務経歴書の「顔」。30秒で読める自己紹介。

職務要約は、職務経歴書の冒頭に配置する、あなたのキャリアの要約です。採用担当者は膨大な書類を見るため、最初の30秒で「読む価値があるか」を判断します。

書き方のポイント:

  • 3〜5行(150〜200文字)で簡潔に
  • 経験年数、得意分野、強みを明記
  • 具体的な数字を入れる

例文(Web系エンジニア):

Web系自社開発企業で5年間、フルスタックエンジニアとして従事。
Ruby on RailsとReact.jsを中心に、ECサイトやSaaSプロダクトの
開発に携わってきました。要件定義から実装、運用まで一貫して担当し、
月間100万PVのサービスを3名のチームで開発・運用した経験があります。
現在はテックリードとして、技術選定やコードレビューも担当しています。

例文(インフラエンジニア):

大手SIerで7年間、インフラエンジニアとして金融系システムの
設計・構築・運用に従事。オンプレミスからクラウド(AWS)への
移行プロジェクトをリーダーとして推進し、運用コストを40%削減しました。
Terraform、Ansible等のIaCツールを活用した自動化に強みがあります。

例文(未経験者):

前職では営業職として5年間従事し、トップセールスを2年連続で達成。
業務効率化のためにPythonを独学で習得し、営業データ分析ツールを
自作した経験から、エンジニアへのキャリアチェンジを決意しました。
現在はReact/Node.jsを学習中で、個人開発でWebアプリを3つ制作しています。

2. 活かせる経験・スキル

役割: あなたの「武器」を一目で伝える

採用担当者が最も知りたいのは「この人は何ができるのか?」です。スキルセットを見やすく整理しましょう。

書き方のフォーマット:

【プログラミング言語】
・JavaScript(実務5年)
・TypeScript(実務3年)
・Python(実務2年)
・Ruby(基礎レベル、個人開発で使用)

【フロントエンド】
・React.js(実務4年) - SPA開発、Hooks、Context API
・Next.js(実務2年) - SSR/SSG、App Router
・Vue.js(実務1年) - 基本的なコンポーネント設計
・HTML/CSS(実務5年) - レスポンシブデザイン、CSS設計(BEM)
・Tailwind CSS(実務1年)

【バックエンド】
・Node.js/Express(実務3年) - REST API設計・実装
・Ruby on Rails(実務2年) - MVC設計、Active Record
・PostgreSQL(実務4年) - DB設計、インデックス最適化
・MySQL(実務2年)
・Redis(実務1年) - キャッシュ設計

【インフラ・クラウド】
・AWS(実務3年) - EC2、S3、RDS、Lambda、CloudFront
・Docker(実務2年) - コンテナ化、docker-compose
・Kubernetes(学習中)
・GitHub Actions(実務1年) - CI/CD構築

【その他ツール】
・Git/GitHub(実務5年) - ブランチ戦略、コードレビュー
・Figma(実務2年) - デザインデータの読み取り
・Slack、Notion、Jira(日常的に使用)

【開発手法・プロセス】
・アジャイル開発(スクラム) - 実務3年
・TDD(テスト駆動開発) - 実務1年
・ペアプログラミング、モブプログラミング経験あり

スキル記載のポイント:

  1. 経験年数を明記する
    • 実務経験と個人開発を区別
    • 「実務3年」「学習中」など明確に
  2. レベル感を伝える
    • 「基本的な実装が可能」
    • 「実務レベル」
    • 「アーキテクチャ設計が可能」
  3. 具体的な経験を添える
    • 「React – SPA開発、Hooks、Context API使用経験あり」
    • 「AWS – EC2、S3、RDSを使用した本番環境構築経験あり」
  4. 欲張らない
    • 触っただけの技術は書かない
    • 実務や個人開発で実際に使った技術のみ

3. 職務経歴

役割: あなたの実務経験を時系列で伝える

基本フォーマット(逆編年体式): 直近の経験から順に書くのが一般的です。

■ 株式会社〇〇(2020年4月〜現在)
【事業内容】自社サービス開発(Webアプリケーション)
【従業員数】約100名
【資本金】5億円

▼ 配属部署・役割
開発部エンジニアリングチーム(2020年4月〜現在)
- 配属時:エンジニア(メンバー)
- 現在:シニアエンジニア・テックリード

▼ 主な担当業務
新規事業立ち上げプロジェクトに参画。要件定義から
設計、実装、テスト、リリース、運用まで一貫して担当。


■ 株式会社△△(2018年4月〜2020年3月)
【事業内容】受託開発
【従業員数】約50名
【資本金】1億円

(同様に記載)

4. プロジェクト経歴(最重要!)

役割: あなたが何をしてきたか、最も詳しく伝える部分

プロジェクト経歴は職務経歴書の最も重要なセクションです。ここで差がつきます。

良いプロジェクト経歴の例:

【プロジェクト名】ECサイトリニューアルプロジェクト
【期間】2023年4月〜2024年3月(1年間)
【チーム構成】PM1名、デザイナー1名、エンジニア3名(自分含む)
【担当フェーズ】要件定義、設計、実装、テスト
【役割】フロントエンドリード

【プロジェクト概要】
既存のECサイト(レガシーシステム)を、モダンな技術スタックで
フルリニューアル。パフォーマンス改善とユーザビリティ向上を目的とした。

【使用技術】
・フロントエンド:Next.js 13(App Router)、TypeScript、Tailwind CSS
・バックエンド:Node.js、Express、PostgreSQL
・インフラ:Vercel、AWS(S3、CloudFront)
・その他:GitHub Actions、Figma

【担当業務】
・フロントエンド全体の設計・実装
・コンポーネント設計(Atomic Design採用)
・パフォーマンス最適化
・デザイナーとの仕様調整
・他メンバーのコードレビュー

【工夫した点・成果】
1. パフォーマンス最適化
   - 画像の最適化(Next.js Image)で初期表示速度50%改善
   - Code Splittingで初回バンドルサイズを30%削減
   - Lighthouse スコア: 90点以上を達成

2. 保守性の向上
   - Atomic Designでコンポーネントを体系化
   - Storybookを導入し、デザインシステムを構築
   - TypeScriptの型定義を徹底し、バグを70%削減

3. ユーザビリティ改善
   - レスポンシブデザイン完全対応
   - スマホでのコンバージョン率が20%向上
   - カート離脱率を15%改善

【苦労した点と解決方法】
レガシーシステムからのデータ移行で、データの整合性確保に苦労した。
既存DBのスキーマが複雑で、移行スクリプトの作成に時間がかかったが、
段階的な移行計画を立て、テスト環境で十分に検証することで
無事故でのリリースを実現できた。

【学んだこと】
大規模なリニューアルプロジェクトにおいて、段階的なリリース戦略の
重要性を学んだ。また、デザイナーとのコミュニケーションを密に取ることで、
実装前の段階で仕様の認識齟齬を防げることを実感した。

プロジェクト経歴を書く際のSTARフレームワーク:

  • Situation(状況):どんなプロジェクトだったか
  • Task(課題):どんな課題があったか
  • Action(行動):どんな行動を取ったか
  • Result(結果):どんな結果になったか

このフレームワークを使うことで、説得力のある職務経歴書になります。

悪い例(避けるべき書き方):

【プロジェクト名】ECサイト開発
【期間】2023年4月〜2024年3月
【使用技術】Next.js、TypeScript

Webサイトのフロントエンド開発を担当しました。

→これでは「何をしたのか」が全く伝わりません。

5. 保有資格

役割: 客観的なスキル証明

資格は「あれば加点」ですが、必須ではありません。ただし、持っているなら必ず記載しましょう。

記載すべき資格:

【国家資格】
・基本情報技術者試験(2020年10月取得)
・応用情報技術者試験(2022年4月取得)
・情報処理安全確保支援士(2023年10月取得)

【ベンダー資格】
・AWS Certified Solutions Architect - Associate(2021年6月取得)
・AWS Certified Developer - Associate(2022年3月取得)
・Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11(2020年8月取得)

【その他】
・TOEIC 850点(2023年1月)
・統計検定2級(2021年11月取得)

資格記載のポイント:

  • 取得年月を必ず記載
  • 古い資格(5年以上前)は、更新の有無を確認
  • エンジニアに関係ない資格(普通自動車免許など)は履歴書に記載

6. 自己PR

役割: あなたの強み・人となりを伝える

自己PRは、職務経歴だけでは伝えきれない、あなたの「人間性」や「働き方」を伝えるセクションです。

自己PRの構成(3つのポイント):

例文:

【1. 技術への探究心と実行力】
新しい技術を積極的に学び、実務に活かすことを得意としています。
直近では、Next.js 13のApp Routerがリリースされた際、いち早く
個人プロジェクトで試し、チームに導入を提案。実際のプロジェクトで
採用され、パフォーマンスが大幅に向上しました。技術選定の際は、
トレンドに流されず、プロジェクトに最適な技術を選ぶことを心がけています。

【2. チームでの協調性とコミュニケーション能力】
前職では5人のエンジニアチームでスクラム開発を実践してきました。
デイリースタンドアップやレトロスペクティブを通じて、チームの課題を
可視化し、改善提案を積極的に行ってきました。また、後輩エンジニアの
メンター役として、コードレビューやペアプログラミングを通じた
技術指導にも注力しました。

【3. ユーザー視点での開発】
エンジニアリングはあくまで手段であり、最終的にはユーザーに
価値を届けることが目的だと考えています。そのため、開発段階から
ユーザーの使い勝手を意識し、デザイナーやPMと密にコミュニケーションを
取りながら開発を進めてきました。結果として、リリース後の
ユーザー満足度調査で高評価を得ることができました。

自己PRを書く際のポイント:

  1. 具体的なエピソードを入れる
  2. 3つ程度のポイントに絞る
  3. 200〜400文字×3項目程度
  4. 応募企業が求める人物像に合わせる

7. 業務外活動

役割: 学習意欲・コミュニティへの貢献度を示す

業務外の活動も、あなたの評価ポイントになります。

記載例:

【技術ブログ】
・Qiita: https://qiita.com/your-name (30記事、総いいね数500以上)
  「React Hooksの実践的な使い方」が200いいね獲得
・Zenn: https://zenn.dev/your-name (15記事)

【OSS活動】
・GitHub: https://github.com/your-name
・React公式ドキュメントの日本語翻訳に貢献
・オープンソースライブラリへのバグ修正PR: 3件マージ

【登壇・勉強会】
・社内LT大会で「Next.js 13の新機能」について発表(2023年6月)
・地域の勉強会で登壇経験あり(2022年10月)

【個人開発】
・タスク管理アプリ「TaskFlow」を開発・公開
  デモ: https://taskflow.example.com
  GitHub: https://github.com/your-name/taskflow
  技術スタック:React、TypeScript、Firebase

業務外活動のポイント:

  • GitHubのアカウントは必ず記載
  • 技術ブログがあれば大きなアピールに
  • OSSへの貢献は高評価
  • 個人開発の成果物も重要

8. 今後のキャリアプラン

役割: 志望動機と将来の展望を伝える

企業は「この人は長く働いてくれるか?」「成長してくれるか?」を気にしています。

記載例:

【今後のキャリアプラン】
これまでフロントエンド開発を中心に経験を積んできましたが、
今後はフルスタックエンジニアとして、バックエンドやインフラ領域にも
知見を広げていきたいと考えています。

特に、貴社のようなスタートアップ環境では、幅広い技術領域に
挑戦できる機会があると考え、志望いたしました。

将来的には、エンジニアリングマネージャーまたはテックリードとして、
技術的な意思決定やチームビルディングに携わりたいと考えています。
そのために、現在はリーダーシップやマネジメントに関する書籍を
読むなど、意識的に学習を進めています。

キャリアプランを書く際のポイント:

  1. 現実的で具体的に
  2. 応募企業で実現できる内容にする
  3. 短期(1〜2年)と中長期(3〜5年)を分ける

未経験者の職務経歴書の書き方

「実務経験がないのに、何を書けばいいの?」

未経験者にとって、職務経歴書は大きな壁です。しかし、書き方次第で十分にアピールできます。

未経験者が書くべき内容

1. 学習経歴

実務経験の代わりに、学習経歴を詳しく書きましょう。

例:

【学習経歴】

■ プログラミングスクール「〇〇」受講(2023年4月〜2023年9月)
カリキュラム:HTML/CSS、JavaScript、React、Ruby on Rails
学習時間:約600時間(平日2時間、休日5時間)

・基礎学習(2ヶ月):HTML/CSS、JavaScript基礎
・フロントエンド(2ヶ月):React、TypeScript
・バックエンド(2ヶ月):Ruby on Rails、PostgreSQL

最終課題として、ECサイトのクローンアプリを制作し、
講師から高評価をいただきました。

■ Udemy オンライン学習(2023年10月〜現在)
受講完了コース:
・「React完全ガイド」
・「TypeScript入門」
・「AWS認定ソリューションアーキテクト対策講座」

■ 技術書による学習
読破した書籍:
・「リーダブルコード」
・「プリンシプル オブ プログラミング」
・「Webを支える技術」

2. 制作物(ポートフォリオ)

**これが最重要です。**未経験者にとって、制作物が実質的な「実務経験」の代わりになります。

例:

【制作物】

■ タスク管理アプリ「TaskMaster」
URL: https://taskmaster-demo.vercel.app
GitHub: https://github.com/your-name/taskmaster

【概要】
チーム向けのタスク管理アプリ。プロジェクト別にタスクを管理し、
進捗を可視化できる。

【主な機能】
・ユーザー認証(JWT)
・タスクのCRUD操作
・ドラッグ&ドロップでステータス変更
・プロジェクト別のカンバンボード
・進捗レポート(グラフ表示)

【使用技術】
・フロントエンド: React、TypeScript、Tailwind CSS
・バックエンド: Node.js、Express、PostgreSQL
・インフラ: Vercel、Render

【開発期間】2ヶ月(2023年10月〜11月)

【工夫した点】
1. React.memoを活用し、再レンダリングを最小化
2. Atomic Designでコンポーネントを設計
3. E2Eテスト(Playwright)でテストカバレッジ80%達成

【苦労した点】
WebSocketの実装で、接続管理に苦労したが、
公式ドキュメントとStack Overflowを参考に解決できた。

制作物は最低3つは用意しましょう。

3. 前職の経験をどう活かすか

異業種からの転職の場合、前職の経験とエンジニアリングをどう結びつけるかが重要です。

例(営業職からの転職):

【前職での経験の活かし方】

■ コミュニケーション能力
営業職として5年間、顧客折衝を行ってきました。
エンジニアもチームで働く職業であり、PMやデザイナー、
他エンジニアとのコミュニケーションが重要だと考えています。
前職で培った傾聴力や提案力を、チーム開発で活かせると考えています。

■ 課題発見・解決能力
営業活動の中で、顧客の潜在的なニーズを引き出し、
最適なソリューションを提案してきました。
この課題発見・解決のプロセスは、システム開発における
要件定義や設計フェーズでも活かせると考えています。

■ 数字へのコミットメント
営業目標達成に向けて、PDCAサイクルを回しながら
行動してきました。エンジニアとしても、パフォーマンス指標や
ユーザー満足度などの数値を意識しながら開発に取り組みたいと
考えています。

例(事務職からの転職):

【前職での経験の活かし方】

■ 正確性・丁寧さ
経理業務を5年間担当し、ミスが許されない環境で
正確な作業を心がけてきました。
プログラミングにおいても、バグを出さない丁寧なコーディングや
テストの重要性を理解しており、品質にこだわる姿勢を活かせます。

■ 業務効率化への意識
日々の定型業務をExcel VBAで自動化し、作業時間を50%削減した
経験があります。この経験がプログラミングに興味を持つきっかけと
なりました。エンジニアとしても、業務効率化の視点を持ちながら
開発に取り組みたいと考えています。

■ ドキュメンテーション能力
マニュアル作成や手順書の整備を行ってきた経験から、
わかりやすい文書を作成する能力には自信があります。
エンジニアにとって、READMEや設計書などのドキュメント作成は
重要なスキルであり、この経験を活かせると考えています。

4. 未経験者の職務要約の書き方

未経験者の職務要約では、「なぜエンジニアになりたいのか」と「どんな学習をしてきたか」を簡潔に伝えます。

例:

前職では営業職として5年間従事し、トップセールスを2年連続で達成
しました。業務効率化のためにPythonを独学で習得し、営業データ分析
ツールを自作した経験から、プログラミングの面白さに目覚めました。

2023年4月よりプログラミングスクールで学習を開始し、現在は
React/TypeScriptを中心にWebアプリケーション開発の学習を
進めています。個人開発でWebアプリを3つ制作し、GitHubに
公開しています。

前職で培ったコミュニケーション能力と課題解決能力を活かしながら、
チーム開発に貢献できるエンジニアを目指しています。

未経験者の職務経歴書の注意点

やってはいけないこと:

❌ 「実務経験がないため記載なし」と書く → 学習経歴や制作物を詳しく書く

❌ 前職の業務内容を延々と書く → エンジニアリングと関連する部分に絞る

❌ 「勉強中です」だけで終わる → 具体的に何を、どこまで学習したかを明記

❌ 自信のなさが伝わる表現 → 「〜できるように頑張ります」より「〜を学習し、〜を作成しました」

やるべきこと:

✅ 制作物を最低3つ用意する ✅ GitHubのコミットを継続する ✅ 技術ブログを書く(1記事でもOK) ✅ 学習時間を記録し、数字で示す ✅ 資格取得でスキルを証明する

実例:通過率80%の職務経歴書テンプレート

ここからは、実際に書類選考通過率80%を達成した職務経歴書の実例を紹介します。

実例1:Web系エンジニア(実務経験3年)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
職務経歴書
                                    2025年1月20日現在
                                    山田 太郎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 職務要約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Web系自社開発企業で3年間、フルスタックエンジニアとして従事。
Ruby on RailsとReact.jsを中心に、自社SaaSプロダクトの開発に
携わってきました。要件定義から設計、実装、テスト、運用まで
一貫して担当し、月間10万ユーザーが利用するサービスを
3名のチームで開発・運用しています。現在はテックリードとして、
技術選定やアーキテクチャ設計にも関与しています。


■ 活かせる経験・スキル ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【プログラミング言語】
・JavaScript(実務3年)
・TypeScript(実務2年)
・Ruby(実務3年)
・Python(個人開発で使用)

【フロントエンド】
・React.js(実務3年) - Hooks、Context API、Redux
・Next.js(実務1年) - SSR/SSG実装経験
・HTML/CSS(実務3年) - レスポンシブデザイン
・Tailwind CSS(実務1年)

【バックエンド】
・Ruby on Rails(実務3年) - API設計、MVC設計
・Node.js/Express(実務1年) - REST API実装
・PostgreSQL(実務3年) - DB設計、クエリ最適化
・Redis(実務1年) - キャッシュ設計

【インフラ・クラウド】
・AWS(実務2年) - EC2、S3、RDS、CloudFront
・Docker(実務2年) - コンテナ化、docker-compose
・GitHub Actions(実務1年) - CI/CD構築
・Heroku(実務3年)

【開発手法】
・アジャイル開発(スクラム) - 実務3年
・コードレビュー経験 - 日常的に実施
・ペアプログラミング経験あり


■ 職務経歴 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【2022年4月〜現在】株式会社〇〇テクノロジー
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事業内容:自社SaaSプロダクト開発(プロジェクト管理ツール)
従業員数:約80名 / 資本金:3億円
配属:開発部エンジニアリングチーム
役職:エンジニア → シニアエンジニア(2024年4月〜)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼ 担当業務
自社プロダクトの新機能開発、既存機能の改善、
パフォーマンス最適化、技術負債の解消


■ プロジェクト経歴 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】新機能開発:ガントチャート機能
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
期間:2024年4月〜2024年9月(6ヶ月)
規模:PM1名、デザイナー1名、エンジニア3名
役割:フロントエンドリード
技術:React、TypeScript、Redux、Ruby on Rails
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【プロジェクト概要】
既存のプロジェクト管理ツールに、タスクの時系列を
視覚的に管理できるガントチャート機能を追加。

【担当業務】
・要件定義(PM、デザイナーとの仕様調整)
・フロントエンド設計・実装
・API設計(バックエンドエンジニアと協業)
・パフォーマンス最適化
・メンバーのコードレビュー

【工夫した点・成果】
1. パフォーマンス最適化
   - Canvas APIを使用し、大量のタスク表示でも
     スムーズな描画を実現(1000タスクでも60fps維持)
   - 仮想スクロールで初期表示速度70%改善

2. UX改善
   - ドラッグ&ドロップで直感的な操作を実現
   - リアルタイム同期(WebSocket使用)で
     チーム全員の編集をリアルタイム反映

3. テスト品質
   - E2Eテスト(Playwright)を導入し、
     主要フローのテストカバレッジ90%達成
   - バグ発生率を前回リリースの50%に削減

【成果】
リリース後3ヶ月でMAU(月間アクティブユーザー)が
30%増加。カスタマーサポートへの問い合わせも
大幅に減少し、高評価を獲得。

【学んだこと】
大規模な新機能開発において、段階的なリリース戦略
(Feature Flagを使用したカナリアリリース)の重要性を学んだ。


【2】技術負債解消:フロントエンドのリファクタリング
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
期間:2023年10月〜2024年3月(6ヶ月)
規模:エンジニア2名
役割:リード
技術:React、TypeScript、Redux → Zustand
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【プロジェクト概要】
レガシー化したフロントエンドコードのリファクタリング。
JavaScript → TypeScript移行、状態管理ライブラリの刷新。

【工夫した点・成果】
1. 段階的な移行
   - いきなり全体を書き換えるのではなく、
     ページ単位で段階的にTypeScript化
   - 既存機能を壊さず、3ヶ月でTypeScript化100%達成

2. 状態管理の改善
   - 複雑化したReduxをZustandに移行
   - ボイラープレートコードが70%削減
   - 新規メンバーのオンボーディング時間が半分に

3. パフォーマンス向上
   - 不要な再レンダリングを削減
   - バンドルサイズ30%削減
   - 初期表示速度40%改善

【成果】
コードの保守性が大幅に向上し、新機能開発の
スピードが20%向上。技術的負債が解消され、
開発体験が改善した。


【3】新規事業立ち上げ:スマホアプリ版の開発
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
期間:2023年4月〜2023年9月(6ヶ月)
規模:PM1名、デザイナー1名、エンジニア2名
役割:メンバー
技術:React Native、TypeScript、Firebase
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【プロジェクト概要】
既存Webサービスのスマホアプリ版を新規開発。

【担当業務】
・React Nativeでの実装(初学習)
・Firebase連携(認証、プッシュ通知)
・App Store、Google Playへの申請・リリース

【工夫した点・成果】
React Native未経験からのスタートだったが、
公式ドキュメントとUdemyで学習し、
3ヶ月でキャッチアップ。iOS/Android両対応の
アプリをリリースできた。

【学んだこと】
新しい技術を短期間でキャッチアップする方法を学んだ。
また、モバイルアプリ特有のUX設計の重要性を実感。


■ 保有資格 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・基本情報技術者試験(2021年10月取得)
・AWS Certified Solutions Architect - Associate(2023年6月取得)
・TOEIC 750点(2022年3月)


■ 自己PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1. 新しい技術への探究心と実行力】
新しい技術を積極的に学び、実務に活かすことを得意としています。
React Native未経験の状態から、3ヶ月で実務レベルまで
キャッチアップし、アプリリリースまで漕ぎつけた経験があります。
技術選定の際は、トレンドに流されず、プロジェクトに最適な
技術を選ぶことを心がけています。

【2. チームでの協調性とリーダーシップ】
3人のエンジニアチームでスクラム開発を実践してきました。
テックリードとして、技術的な意思決定やアーキテクチャ設計を
担当し、チーム全体の開発効率向上に貢献しました。
また、後輩エンジニアのメンター役として、コードレビューや
ペアプログラミングを通じた技術指導も行っています。

【3. ユーザー視点での開発とパフォーマンスへのこだわり】
エンジニアリングはあくまで手段であり、最終的にはユーザーに
価値を届けることが目的だと考えています。そのため、開発段階から
ユーザーの使い勝手を意識し、デザイナーやPMと密に
コミュニケーションを取りながら開発を進めてきました。
また、パフォーマンス最適化にもこだわり、Lighthouse スコア
90点以上を常に意識しています。


■ 業務外活動 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【技術ブログ】
・Qiita: https://qiita.com/yamada-taro (25記事、総いいね数400)
  「React Hooksの実践的な使い方」が150いいね獲得
・Zenn: https://zenn.dev/yamada-taro (10記事)

【OSS活動】
・GitHub: https://github.com/yamada-taro
・React公式ドキュメントの日本語翻訳に貢献
・オープンソースライブラリへのバグ修正PR: 2件マージ

【登壇】
・社内LT大会で「Next.js 13のApp Router」について発表(2023年8月)


■ 希望条件 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・勤務地:東京都内(リモートワーク可の場合は全国可)
・希望職種:Webエンジニア、フルスタックエンジニア
・希望年収:500万円〜
・入社可能時期:内定後2ヶ月以内


■ 今後のキャリアプラン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

これまでフロントエンド開発を中心に経験を積んできましたが、
今後はフルスタックエンジニアとして、バックエンドやインフラ領域にも
知見を広げていきたいと考えています。

特に、貴社のような技術力の高い環境では、より深い技術的な
挑戦ができると考え、志望いたしました。

将来的には、エンジニアリングマネージャーまたはテックリードとして、
技術的な意思決定やチームビルディングに携わりたいと考えています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上

実例2:未経験者(異業種からの転職)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
職務経歴書
                                    2025年1月20日現在
                                    佐藤 花子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 職務要約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前職では営業職として3年間従事し、年間売上目標を2年連続で達成
しました。業務効率化のためにPythonを独学で習得し、顧客データ分析
ツールを自作した経験から、プログラミングの面白さに目覚めました。

2024年4月よりプログラミングスクールで学習を開始し、HTML/CSS、
JavaScript、React、Node.jsを習得。現在はTypeScriptとNext.jsを
学習中です。個人開発でWebアプリを3つ制作し、GitHubに公開しています。

前職で培ったコミュニケーション能力と課題解決能力を活かしながら、
チーム開発に貢献できるエンジニアを目指しています。


■ 保有スキル ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【プログラミング言語】
・JavaScript(学習期間9ヶ月)
・TypeScript(学習期間3ヶ月)
・Python(学習期間6ヶ月、基礎レベル)

【フロントエンド】
・React.js(学習期間6ヶ月) - Hooks、Context API
・Next.js(学習期間2ヶ月) - SSR/SSG
・HTML/CSS(学習期間9ヶ月) - レスポンシブデザイン
・Tailwind CSS(学習期間3ヶ月)

【バックエンド】
・Node.js/Express(学習期間4ヶ月) - REST API実装
・PostgreSQL(学習期間3ヶ月) - 基本的なSQL
・Firebase(学習期間2ヶ月) - 認証、Firestore

【その他】
・Git/GitHub(日常的に使用)
・Figma(基本操作)
・Vercel、Render(デプロイ経験あり)


■ 学習経歴 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【プログラミングスクール「〇〇」受講】
期間:2024年4月〜2024年9月(6ヶ月)
学習時間:約600時間(平日2時間、休日5時間)

カリキュラム:
・基礎学習(2ヶ月):HTML/CSS、JavaScript基礎
・フロントエンド(2ヶ月):React、コンポーネント設計
・バックエンド(2ヶ月):Node.js、Express、データベース

最終課題:
ECサイトのクローンアプリを制作。講師から
「完成度が高く、実務でも通用するレベル」との評価を受けました。

【Udemy オンライン学習】
期間:2024年10月〜現在
受講完了コース:
・「React完全ガイド」(30時間)
・「TypeScript入門」(10時間)
・「Web開発の基礎」(15時間)

【技術書による学習】
読破した書籍:
・「リーダブルコード」
・「プリンシプル オブ プログラミング」
・「Webを支える技術」


■ 制作物(ポートフォリオ)━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】タスク管理アプリ「TaskFlow」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
URL: https://taskflow-demo.vercel.app
GitHub: https://github.com/sato-hanako/taskflow
開発期間:2ヶ月(2024年10月〜11月)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【概要】
個人向けのシンプルなタスク管理アプリ。カテゴリー別に
タスクを管理し、期限通知機能も実装。

【主な機能】
・ユーザー登録・ログイン(Firebase Authentication)
・タスクのCRUD操作
・カテゴリー別フィルタリング
・期限通知機能(メール通知)
・レスポンシブデザイン対応

【使用技術】
・フロントエンド: React、TypeScript、Tailwind CSS
・バックエンド: Firebase(Authentication、Firestore)
・インフラ: Vercel

【工夫した点】
1. React.memoを使用し、不要な再レンダリングを防止
2. カスタムフックで共通ロジックを抽出し、コードの再利用性を向上
3. ローディング状態やエラーハンドリングを丁寧に実装

【苦労した点と解決方法】
Firestoreのクエリ設計で、効率的なデータ取得方法を学ぶのに
時間がかかりました。公式ドキュメントを読み込み、
インデックスの設定を適切に行うことで解決しました。


【2】レシピ共有SNS「CookHub」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
URL: https://cookhub-demo.vercel.app
GitHub: https://github.com/sato-hanako/cookhub
開発期間:3週間(2024年12月)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【概要】
料理好きが集まるレシピ共有プラットフォーム。
レシピの投稿、検索、お気に入り機能を実装。

【主な機能】
・レシピ投稿(画像アップロード対応)
・タグ・カテゴリー別検索
・いいね・コメント機能
・マイページ(投稿一覧、お気に入り一覧)

【使用技術】
・フロントエンド: Next.js 14、TypeScript
・バックエンド: Supabase
・ストレージ: Cloudinary(画像管理)
・インフラ: Vercel

【工夫した点】
1. Next.jsのApp Routerを採用し、SEO対策を実施
2. Cloudinaryの変換機能で画像を自動最適化
3. Supabaseの Row Level Security で安全なデータアクセス


【3】ポートフォリオサイト(このサイト自体)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
URL: https://sato-hanako-portfolio.vercel.app
GitHub: https://github.com/sato-hanako/portfolio
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【使用技術】
・React、TypeScript、Tailwind CSS
・Framer Motion(アニメーション)
・Vercel

【工夫した点】
・Intersection Observer APIでスクロールアニメーション
・Lighthouse スコア 95点以上を達成
・ダークモード対応


■ 前職での職務経歴 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【2021年4月〜2024年3月】株式会社△△商事
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事業内容:不動産仲介業
従業員数:約200名
配属:営業部 営業担当
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼ 担当業務
・顧客対応(年間約150件)
・物件提案・商談
・契約業務
・顧客データ管理

▼ 実績
・2022年度:年間売上目標120%達成(チーム内1位)
・2023年度:年間売上目標115%達成(チーム内2位)
・顧客満足度アンケート:平均4.5/5.0

▼ 業務効率化の取り組み
Pythonを独学で習得し、顧客データ分析ツールを自作。
Excelでの手作業を自動化し、データ分析時間を70%削減。
この経験がプログラミングへの興味につながり、
エンジニア転職を決意するきっかけとなりました。


■ 前職での経験の活かし方 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【コミュニケーション能力】
営業職として3年間、顧客折衝を行ってきました。
エンジニアもチームで働く職業であり、PMやデザイナー、
他エンジニアとのコミュニケーションが重要だと考えています。
前職で培った傾聴力や提案力を、チーム開発で活かせます。

【課題発見・解決能力】
営業活動の中で、顧客の潜在的なニーズを引き出し、
最適なソリューションを提案してきました。
この課題発見・解決のプロセスは、システム開発における
要件定義や設計フェーズでも活かせると考えています。

【目標達成へのコミットメント】
営業目標達成に向けて、PDCAサイクルを回しながら
行動してきました。エンジニアとしても、パフォーマンス指標や
ユーザー満足度などの数値を意識しながら開発に取り組みます。


■ 保有資格 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・基本情報技術者試験(2024年10月取得)
・TOEIC 800点(2023年5月)


■ 業務外活動 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【技術ブログ】
・Qiita: https://qiita.com/sato-hanako (5記事)
  「未経験からReactを学ぶロードマップ」が50いいね獲得

【GitHub】
・https://github.com/sato-hanako
・コミット継続中(2024年4月から毎日コミット)
・草が生え続けている状態を維持


■ 自己PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【学習意欲と実行力】
未経験からのスタートでしたが、9ヶ月間で600時間以上の
学習時間を確保し、3つのWebアプリを制作しました。
GitHubへの毎日コミットも継続しており、継続的な学習習慣が
身についています。新しい技術を学ぶことに喜びを感じており、
常に成長し続けるエンジニアでありたいと考えています。

【ユーザー視点での開発】
前職での営業経験から、「ユーザーが本当に求めているものは何か」を
考える習慣が身についています。単に動くものを作るのではなく、
使いやすさや価値提供を意識した開発を心がけています。
制作物でも、ユーザビリティやアクセシビリティに配慮した
実装を行っています。

【コミュニケーション能力】
営業職で培ったコミュニケーション能力は、エンジニアとしても
活かせると考えています。技術的な内容を非エンジニアにも
わかりやすく説明する能力や、チームメンバーとの円滑な
コミュニケーションに自信があります。


■ 希望条件 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・勤務地:東京都内(リモートワーク可の場合は全国可)
・希望職種:Webエンジニア、フロントエンドエンジニア
・希望年収:300万円〜
・入社可能時期:即日可能


■ 今後のキャリアプラン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずは、実務経験を積みながらフロントエンド開発のスキルを
深めていきたいと考えています。将来的には、バックエンドや
インフラ領域にも知見を広げ、フルスタックエンジニアとして
価値提供できる人材を目指しています。

また、技術的なスキルだけでなく、前職で培った
コミュニケーション能力を活かし、チームに貢献できる
エンジニアになりたいと考えています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以上

職務経歴書作成のよくある失敗例と改善策

多くの人が陥りがちな失敗例を知り、同じ失敗を避けましょう。

失敗例1:情報が羅列されているだけ

ダメな例:

【使用技術】
React、Vue、Angular、jQuery、HTML、CSS、JavaScript、
TypeScript、Python、Ruby、PHP、Java、C++、Go、
Node.js、Express、Rails、Django、Flask、MySQL、
PostgreSQL、MongoDB、Redis...

(20個以上の技術が並ぶ)

なぜダメか:

  • どの技術をどれだけ使えるのか不明
  • 「広く浅く」の印象を与える
  • 採用担当者は読む気を失う

改善策:

【使用技術】
■ メインスキル(実務レベル)
・React.js(実務3年) - SPA開発、Hooks、Context API
・TypeScript(実務2年) - 型設計、Generics活用
・Node.js(実務2年) - REST API設計・実装

■ サブスキル(基礎〜中級レベル)
・Vue.js(実務6ヶ月) - 基本的なコンポーネント設計
・Python(個人開発) - スクリプト作成

■ 学習中
・Go言語 - バックエンドAPI開発を学習中

失敗例2:具体的な数字がない

ダメな例:

大規模なECサイトの開発を担当しました。
パフォーマンスを大幅に改善し、売上向上に貢献しました。

なぜダメか:

  • 「大規模」「大幅」が抽象的
  • インパクトが伝わらない
  • 成果が測定できない

改善策:

月間100万PVのECサイトの開発を担当しました。
画像の最適化とキャッシュ戦略により、ページ表示速度を
50%改善(5秒→2.5秒)。結果として、コンバージョン率が
15%向上し、月間売上が300万円増加しました。

失敗例3:専門用語の説明がない

ダメな例:

SSR/SSGでISRも実装し、DXとUXを両立させました。
CI/CDパイプラインにE2Eテストを組み込み、
SLOを99.9%に維持しています。

なぜダメか:

  • 人事担当者には理解できない
  • 技術アピールが空回りしている

改善策:

Next.jsのSSR(サーバーサイドレンダリング)とSSG(静的サイト生成)を
活用し、SEO対策とパフォーマンスを両立させました。
また、GitHub Actionsでテストとデプロイを自動化し、
サービスの稼働率99.9%を維持しています。

必要に応じて括弧で説明を加えるか、わかりやすい言葉に言い換えましょう。

失敗例4:ネガティブな表現

ダメな例:

前職では、レガシーなシステムの保守しかやらせてもらえず、
モダンな技術を学ぶ機会がありませんでした。
そのため、独学で学習を進めています。

なぜダメか:

  • 前職への不満が伝わる
  • ネガティブな印象
  • 「やらされている」感がある

改善策:

前職では、レガシーシステムの保守・運用を担当し、
安定稼働を実現するための基礎を学びました。
同時に、モダンな技術にも興味を持ち、業務外で
React/TypeScriptを独学で習得しました。

失敗例5:長すぎる・冗長

ダメな例:

(A4用紙10枚分の職務経歴書)

プロジェクト1の詳細...3ページ
プロジェクト2の詳細...3ページ
プロジェクト3の詳細...2ページ
自己PR...2ページ

なぜダメか:

  • 採用担当者は読む時間がない
  • 重要な情報が埋もれる

改善策: 職務経歴書は**A4用紙2〜3枚(4,000〜6,000文字)**が適切です。

  • 直近3年の経験を重点的に
  • 古い経験は簡潔に
  • 1プロジェクトあたり0.5〜1ページ

失敗例6:誤字脱字・フォーマットの乱れ

ダメな例:

- フロントエンド開発を担当しました
- バッグエンド開発も経験があります(バックエンドの誤字)
- デザイナーとの強調も行いました(協調の誤字)

(フォントサイズがバラバラ、余白が不揃い)

なぜダメか:

  • 仕事が雑な印象
  • 注意力不足と思われる
  • ITエンジニアとして致命的

改善策:

  • 完成したら必ず2回以上読み返す
  • 他人にチェックしてもらう
  • ツールで校正(Grammarly、文章校正ツール)
  • フォーマットを統一(テンプレートを使う)

書類選考通過率を上げる5つのテクニック

テクニック1:企業ごとにカスタマイズする

同じ職務経歴書を使い回すのはNGです。

企業の求人票をよく読み、以下をカスタマイズしましょう:

カスタマイズする箇所:

  1. 職務要約
  2. 強調するスキル
  3. プロジェクト経歴の順序
  4. 自己PR
  5. 希望条件

例:スタートアップに応募する場合

【強調すべきポイント】
・幅広い技術スタック(フルスタック)
・スピード感のある開発経験
・0→1の立ち上げ経験
・主体的な行動

例:大手企業に応募する場合

【強調すべきポイント】
・チームでの協調性
・大規模開発の経験
・品質管理の徹底
・ドキュメント作成能力

テクニック2:数字で成果を示す

Before(数字なし):

Webサイトのパフォーマンスを改善しました。

After(数字あり):

画像の最適化により、ページ表示速度を50%改善(5秒→2.5秒)。
その結果、直帰率が30%減少し、CVRが15%向上しました。

使える数字の例:

  • プロジェクト規模(人数、期間、予算)
  • パフォーマンス改善(速度、メモリ使用量)
  • ユーザー数、PV数
  • 売上、コスト削減額
  • バグ削減率、テストカバレッジ
  • 工数削減率

テクニック3:STAR法で書く

採用担当者が知りたいのは「あなたが何をしたか」です。

STAR法:

  • Situation(状況)
  • Task(課題)
  • Action(行動)
  • Result(結果)

例:

【状況】
既存のレガシーシステムが月1回のペースで障害を起こし、
ユーザーからのクレームが増加していた。

【課題】
システムの安定性を向上させ、障害発生率を削減する必要があった。

【行動】
・エラーログの詳細な分析を実施
・原因となっていたメモリリークを特定
・非効率なSQL文を最適化
・監視ツール(Datadog)を導入し、早期検知体制を構築

【結果】
障害発生率を80%削減(月4回→月0.8回)。
ユーザー満足度が15%向上しました。

テクニック4:読みやすさを追求する

採用担当者は多忙です。パッと見て読みやすい職務経歴書が評価されます。

読みやすくするポイント:

  1. 見出しを活用
    • ■、◆、▼などの記号で階層化
    • 太字、下線を適度に使う
  2. 箇条書きを活用
    • 長文よりも箇条書きが読みやすい
    • 各項目は1〜2行に収める
  3. 余白を十分に
    • 行間を広めに(1.2〜1.5倍)
    • セクション間に空白行を入れる
  4. フォントは統一
    • 本文:10.5〜11pt
    • 見出し:12〜14pt
    • フォント:游ゴシック、メイリオなど
  5. 色は控えめに
    • 基本は黒
    • 見出しに青や紺を使う程度
    • 派手な色は避ける

テクニック5:GitHubとポートフォリオをリンクする

エンジニアの職務経歴書には、必ずGitHubとポートフォリオのリンクを記載しましょう。

記載例:

■ GitHub / ポートフォリオ ━━━━━━━━━━━━━━━━━

【GitHub】
https://github.com/your-name
・コミット数:500+(2024年1月時点)
・公開リポジトリ:15個
・スター獲得:50+

【ポートフォリオサイト】

https://your-portfolio.com
・制作物3つを掲載 ・技術ブログ記事へのリンク

GitHubで評価されるポイント:

  • コミット頻度(草が生えているか)
  • コードの品質
  • README.mdの充実度
  • コミットメッセージの質

職務経歴書作成後のチェックリスト

作成した職務経歴書を提出する前に、必ず以下をチェックしましょう。

内容のチェック

  • [ ] 職務要約は3〜5行で簡潔にまとまっているか
  • [ ] スキルセットに経験年数を明記しているか
  • [ ] プロジェクト経歴に具体的な数字が入っているか
  • [ ] STAR法で成果を説明しているか
  • [ ] 工夫した点・苦労した点を具体的に書いているか
  • [ ] 専門用語に説明を添えているか
  • [ ] 自己PRは3つのポイントに絞られているか
  • [ ] GitHubとポートフォリオのリンクを記載しているか
  • [ ] 応募企業に合わせてカスタマイズしているか

形式のチェック

  • [ ] A4用紙2〜3枚(4,000〜6,000文字)に収まっているか
  • [ ] フォントサイズは適切か(本文10.5〜11pt)
  • [ ] 余白は十分にあるか
  • [ ] 見出しが整理され、読みやすいか
  • [ ] 箇条書きを適度に使っているか
  • [ ] 誤字脱字はないか
  • [ ] 日付は最新か(作成日を明記)
  • [ ] 連絡先は正確か

リンクのチェック

  • [ ] GitHubのURLは正しいか
  • [ ] ポートフォリオサイトは表示されるか
  • [ ] デモサイトは動作するか
  • [ ] すべてのリンクが有効か

第三者チェック

  • [ ] 友人・知人に読んでもらったか
  • [ ] エンジニアの友人にレビューしてもらったか
  • [ ] 転職エージェントに添削してもらったか

よくある質問(FAQ)

Q1. 職務経歴書はWordとPDFどちらで提出すべきですか?

A. PDFが推奨です。

理由:

  • レイアウトが崩れない
  • どの環境でも同じように表示される
  • セキュリティが高い

ただし、企業から「Word形式で」と指定がある場合はそれに従いましょう。

Q2. 転職回数が多いのですが、どう書けば良いですか?

A. 正直に書きつつ、各職場で得たスキルを強調しましょう。

転職回数が多い場合:

  • 各職場での成果を明確に記載
  • 「なぜ転職したか」の理由を簡潔に
  • 一貫したキャリアビジョンを示す

例:

3社での経験を通じて、多様な開発環境と技術スタックに触れることができ、
幅広い知見を得ることができました。今後は、貴社で腰を据えて
長期的なキャリアを築いていきたいと考えています。

Q3. 職歴に空白期間があるのですが、どうすべきですか?

A. 正直に記載し、その期間に何をしていたかを説明しましょう。

例:

【2023年4月〜2023年9月】
体調不良により療養期間。現在は完全に回復しており、
療養中もプログラミング学習は継続していました。

空白期間が学習期間だった場合:

【2023年4月〜2023年9月】
プログラミングスクール通学・学習期間
Web開発の基礎を習得し、個人開発でアプリを3つ制作しました。

Q4. アルバイトや派遣での経験は書くべきですか?

A. エンジニア関連であれば書くべきです。

正社員でなくても、実務経験は実務経験です。ただし、雇用形態を明記しましょう。

例:

【2023年4月〜2023年9月】株式会社〇〇(派遣社員)
Web開発の補助業務を担当。HTML/CSSのコーディング、
既存システムの軽微な改修を経験しました。

Q5. 資格がないのですが、不利ですか?

A. 実務経験や制作物があれば、資格がなくても問題ありません。

資格は「あれば加点」ですが、必須ではありません。ただし、未経験者の場合は、基本情報技術者試験などの資格があると有利です。

Q6. 職務経歴書は何枚が適切ですか?

A. A4用紙2〜3枚が適切です。

  • 1枚:情報不足
  • 2〜3枚:ちょうど良い
  • 4枚以上:長すぎる(読まれない可能性)

経験年数による目安:

  • 1〜3年:2枚
  • 4〜7年:2〜3枚
  • 8年以上:3枚(古い経験は簡潔に)

Q7. 写真は必要ですか?

A. 履歴書には必要ですが、職務経歴書には不要です。

職務経歴書はスキルと経験を伝える書類なので、写真は入れません。

Q8. 趣味や特技は書くべきですか?

A. 履歴書には書きますが、職務経歴書には基本的に不要です。

ただし、技術に関連する趣味(OSS活動、技術書執筆、プログラミングコンテスト参加など)は「業務外活動」として記載すると良いです。

まとめ:書類選考を突破する職務経歴書のポイント

エンジニアの職務経歴書で最も重要なのは、あなたの技術力と成長力を具体的に伝えることです。

7つの重要ポイント

  1. 職務要約で興味を引く
    • 最初の30秒が勝負
    • 経験年数、得意分野、強みを簡潔に
  2. スキルセットは具体的に
    • 経験年数を明記
    • レベル感を伝える
    • メインスキルとサブスキルを分ける
  3. プロジェクト経歴はSTAR法で
    • 状況、課題、行動、結果を明確に
    • 具体的な数字で成果を示す
    • 工夫した点・苦労した点を詳しく
  4. 未経験者は制作物で勝負
    • 最低3つの制作物を用意
    • 学習経歴を詳しく記載
    • 前職の経験とエンジニアリングを結びつける
  5. 読みやすさを追求
    • A4用紙2〜3枚に収める
    • 見出し・箇条書きを活用
    • 余白を十分に取る
  6. 企業ごとにカスタマイズ
    • 求人票をよく読む
    • 企業が求めるスキル・人物像に合わせる
    • 志望動機を明確に
  7. GitHubとポートフォリオをリンク
    • コードで技術力を証明
    • コミット継続で学習意欲を示す
    • ポートフォリオサイトで総合的にアピール

最後に

職務経歴書は、あなたのエンジニアとしての価値を伝える重要な書類です。時間をかけて丁寧に作成し、何度も見直しましょう。

完璧な職務経歴書を作ることよりも、実際に応募してフィードバックをもらいながら改善していくことが重要です。

まずは1社に応募し、書類選考の結果を見ながら、職務経歴書をブラッシュアップしていきましょう。

あなたの転職活動が成功することを願っています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました