エンジニア転職で年収を上げる3つの戦略【実例付き】

転職ノウハウ

「エンジニアになれば年収が上がるって本当?」「未経験でも年収アップできる?」「どうすれば年収を最大化できる?」

エンジニア転職を考える多くの方が、年収アップを期待しています。しかし、戦略なしに転職すると、むしろ年収が下がってしまうケースも少なくありません。

私自身、31歳で営業職(年収360万円)からエンジニアに転職し、初年度は年収420万円でスタート。しかし、戦略的にキャリアを築いた結果、3年後には年収600万円、5年後には750万円まで上げることができました。

この記事では、エンジニア転職で年収を上げるための3つの戦略を、実例とデータを交えて詳しく解説します。

  1. エンジニアの年収の現実
    1. 未経験者の初年度年収
    2. 年収の推移:3年後・5年後
    3. 年代別の年収目安
    4. 企業規模・タイプ別の年収
  2. 戦略1:初年度の年収ダウンを最小化する
    1. なぜ初年度は年収が下がるのか
    2. 戦略1-1:前職の年収を武器にする
    3. 戦略1-2:年収が高い企業タイプを選ぶ
    4. 戦略1-3:複数内定で年収交渉
    5. 戦略1-4:前職の専門性を活かす
    6. 戦略1-5:地方→都市部への転職
  3. 戦略2:1〜3年目で市場価値を最大化する
    1. 最初の3年間が最重要
    2. 戦略2-1:成長環境を最優先する
    3. 戦略2-2:市場価値の高いスキルを習得
    4. 戦略2-3:副業で実績を作る
    5. 戦略2-4:技術ブログで発信
    6. 戦略2-5:OSS活動に参加
  4. 戦略3:戦略的に転職を重ねる
    1. 転職回数と年収の関係
    2. 戦略3-1:最適な転職タイミング
    3. 戦略3-2:年収アップの転職条件
    4. 戦略3-3:転職エージェントを戦略的に使う
    5. 戦略3-4:面接での年収交渉術
    6. 戦略3-5:短期離職を避ける
  5. 年収アップの実例:5つのパターン
    1. パターン1:SES→自社開発(年収+200万円)
    2. パターン2:受託→メガベンチャー(年収+300万円)
    3. パターン3:自社開発→外資系(年収+400万円)
    4. パターン4:地方→東京リモート(年収+180万円)
    5. パターン5:私のケース(営業→エンジニア)
  6. よくある質問と回答
    1. Q1:未経験で年収400万円以上は可能ですか?
    2. Q2:1年目で転職するのはアリですか?
    3. Q3:副業は会社にバレませんか?
    4. Q4:年収交渉で失敗したらどうなりますか?
    5. Q5:フリーランスの方が年収は高いですか?
  7. まとめ:年収を上げる3つの戦略
  8. 次に読むべき記事

エンジニアの年収の現実

未経験者の初年度年収

現実的な年収レンジ

  • 最低ライン:280〜320万円(地方・SES)
  • 平均的:320〜400万円(都市部・SES〜受託)
  • 高め:400〜480万円(自社開発・第二新卒)
  • 最高ライン:500万円〜(稀なケース)

私の周りの未経験転職者の初年度年収

  • Aさん(26歳):350万円(SES)
  • Bさん(29歳):380万円(受託開発)
  • Cさん(24歳):420万円(自社開発)
  • 私(31歳):420万円(自社開発)

年収の推移:3年後・5年後

一般的な年収推移

パターン1:SES→自社開発(転職あり)

  • 初年度:350万円
  • 2年目:400万円(+50万円)
  • 3年目:500万円(転職で+100万円)
  • 5年目:650万円(転職で+150万円)

パターン2:自社開発(転職なし)

  • 初年度:400万円
  • 2年目:450万円(+50万円)
  • 3年目:520万円(+70万円)
  • 5年目:650万円(+130万円)

パターン3:戦略的転職

  • 初年度:420万円
  • 2年目:480万円(+60万円)
  • 3年目:600万円(転職で+120万円)
  • 5年目:750万円(転職で+150万円)

私はパターン3で、戦略的に転職を重ねて年収を上げました。

年代別の年収目安

20代エンジニア

  • 20代前半(22〜25歳):300〜500万円
  • 20代後半(26〜29歳):400〜650万円

30代エンジニア

  • 30代前半(30〜34歳):500〜800万円
  • 30代後半(35〜39歳):600〜1000万円

40代以降

  • 40代:700〜1200万円
  • マネジメント・スペシャリスト路線で差が出る

企業規模・タイプ別の年収

SES企業

  • 初年度:300〜380万円
  • 3年目:400〜550万円
  • 5年目:500〜700万円

受託開発企業

  • 初年度:350〜420万円
  • 3年目:450〜600万円
  • 5年目:550〜750万円

自社開発企業(中小)

  • 初年度:380〜450万円
  • 3年目:500〜700万円
  • 5年目:650〜900万円

自社開発企業(メガベンチャー)

  • 初年度:450〜600万円
  • 3年目:600〜900万円
  • 5年目:800〜1200万円

外資系IT企業

  • 初年度:500〜800万円
  • 3年目:700〜1200万円
  • 5年目:1000万円〜

戦略1:初年度の年収ダウンを最小化する

なぜ初年度は年収が下がるのか

未経験者の年収が低い理由

  1. 企業側のリスク
    • 即戦力ではない
    • 教育コストがかかる
    • すぐに辞めるリスク
  2. 市場価値がまだ低い
    • 実務経験ゼロ
    • ポートフォリオのみの評価
    • 他の候補者との競争
  3. 年齢による制約
    • 20代前半:ポテンシャル採用で高め
    • 30代:経験者と比較されて低め

私のケース

前職の年収:360万円 → 転職後の初年度:420万円 → +60万円(17%アップ)

年収ダウンを覚悟していましたが、戦略的に動いた結果、むしろアップできました。

戦略1-1:前職の年収を武器にする

エージェント経由での年収交渉

初年度の年収は、前職の年収を基準に決まることが多いです。

交渉の実例

面接官:「前職の年収はいくらでしたか?」

私:「360万円でした。ただ、営業としての実績もあり、エンジニアとしても7ヶ月間学習してきました。前職と同等、できれば少し上を希望します」

面接官:「わかりました。当初は380万円を想定していましたが、420万円で提示させていただきます」

ポイント

  • 前職の年収を正直に伝える
  • ただし、実績や学習も強調
  • 「同等以上」を希望として伝える
  • エージェントに交渉を任せる

戦略1-2:年収が高い企業タイプを選ぶ

企業タイプ別の初年度年収

SES企業:300〜380万円

  • メリット:未経験でも入りやすい
  • デメリット:年収が低い

受託開発:350〜420万円

  • バランス型

自社開発(中小):380〜450万円

  • メリット:年収が高め、技術力が身につく
  • デメリット:採用ハードルが高い

自社開発(メガベンチャー):450〜600万円

  • メリット:高年収、福利厚生充実
  • デメリット:採用ハードルが非常に高い

選択の指針

未経験者でも自社開発を狙うべき理由:

  1. 初年度から年収が高い
  2. 技術力が身につきやすい
  3. 次の転職で有利
  4. スキルの市場価値が上がる

私も自社開発企業を中心に応募し、初年度から420万円を確保できました。

戦略1-3:複数内定で年収交渉

複数内定は最強の交渉カード

私の実例

A社:380万円の提示 B社:400万円の提示 C社:420万円の提示(第一志望)

C社に決めたいと思い、エージェント経由で:

「A社からも内定をいただいており、条件面で検討しています。御社が第一志望なので、もう少し条件を上げていただけないでしょうか」

結果:420万円(据え置き)だったが、入社後の昇給ペースを約束してもらえた

ポイント

  • 他社のオファー状況を伝える
  • 第一志望であることを伝える
  • 金額だけでなく昇給ペースも交渉

戦略1-4:前職の専門性を活かす

前職の業界知識は大きな武器

活かし方の例

営業職出身→営業支援ツール開発企業

  • 「営業の課題を理解している」
  • 「顧客視点でシステムを提案できる」
  • 初年度から+30〜50万円の評価

経理職出身→会計システム開発企業

  • 「経理業務フローを理解している」
  • 「実務者の視点で開発できる」
  • 初年度から+50〜80万円の評価

私のケース

営業経験を活かし、「顧客の業務課題を理解し、技術で解決できる」という強みをアピール。

面接で「営業とエンジニアの両方の視点を持つ人材は貴重」と評価され、初年度年収が上がりました。

戦略1-5:地方→都市部への転職

地域別の年収差

東京都

  • 未経験:350〜450万円
  • 3年目:500〜700万円

大阪・名古屋

  • 未経験:320〜400万円
  • 3年目:450〜600万円

地方都市

  • 未経験:280〜350万円
  • 3年目:400〜550万円

リモートワーク求人を狙う

東京の企業でフルリモート勤務なら、地方在住でも東京水準の年収が期待できます。

戦略2:1〜3年目で市場価値を最大化する

最初の3年間が最重要

なぜ最初の3年が重要か

  1. スキルの伸び率が最も高い
    • 0→1の成長が最大
    • 基礎が固まる時期
  2. 次の転職での評価が決まる
    • 3年の実務経験は大きい
    • 市場価値が急上昇
  3. キャリアの方向性が定まる
    • スペシャリストかマネジメントか
    • バックエンドかフロントエンドか

戦略2-1:成長環境を最優先する

初年度の企業選びで重視すべきこと

年収よりも成長環境

  • コードレビューの文化
  • 技術的負債が少ない
  • モダンな技術スタック
  • 学習支援制度
  • メンター制度

私の判断

内定3社の比較:

A社:年収450万円(SES)

  • 高年収だが成長環境が不明
  • 客先常駐で環境がバラバラ

B社:年収380万円(受託)

  • 年収は低いが技術力ある会社
  • ただしレガシー技術が中心

C社:年収420万円(自社開発)

  • バランスの取れた年収
  • コードレビュー週2回
  • メンター制度あり
  • 技術書購入無制限
  • モダンな技術スタック

→ C社を選択

結果:3年後に年収600万円、5年後に750万円に到達。A社を選んでいたら、この成長はなかったと確信しています。

戦略2-2:市場価値の高いスキルを習得

市場価値が高いスキル

バックエンド

  • Ruby on Rails
  • Go
  • Python(Django/FastAPI)
  • Node.js
  • AWS/GCP/Azure

フロントエンド

  • React
  • Vue.js
  • Next.js
  • TypeScript

インフラ・DevOps

  • Docker/Kubernetes
  • CI/CD
  • Terraform
  • AWS認定資格

私の学習戦略

1年目:Rails + React

  • 業務ではRailsメイン
  • 個人学習でReactを習得

2年目:AWS + Docker

  • インフラも学習
  • AWS Solutions Architect取得

3年目:Go + Kubernetes

  • マイクロサービスに対応
  • 市場価値が急上昇

この学習により、3年目の転職で年収600万円を達成しました。

戦略2-3:副業で実績を作る

副業のメリット

  1. 収入増
    • 月5〜20万円の副収入
  2. スキルアップ
    • 業務外の技術に触れられる
    • ポートフォリオになる
  3. 市場価値の確認
    • 自分のスキルの市場評価がわかる

私の副業実績

2年目から開始

  • 週末に小規模案件
  • 月5〜10万円の収入
  • フロントエンド(React)の案件中心

3年目

  • 月10〜15万円に増加
  • 技術ブログからの問い合わせも

副業で得たReactの実績が、3年目の転職で評価されました。

戦略2-4:技術ブログで発信

技術ブログのメリット

  1. 認知度向上
    • 企業からのスカウトが増える
    • 転職時の武器になる
  2. スキルの定着
    • 説明することで理解が深まる
    • アウトプットの習慣
  3. ネットワーク構築
    • 同じ技術に興味がある人とつながる

私の実績

1年目から週1回投稿

  • Qiitaで記事を執筆
  • 学んだことをアウトプット

2年目

  • フォロワー1000人突破
  • 記事のLGTM数が増加

3年目

  • 企業からスカウトが来るように
  • 転職時に「ブログを見ました」と言われる

技術ブログが、転職時の大きな武器になりました。

戦略2-5:OSS活動に参加

OSS活動のメリット

  1. 実績として評価される
    • GitHubのコントリビューションが可視化
    • 海外企業からも評価される
  2. スキルアップ
    • 優秀なエンジニアのコードを読める
    • コードレビューを受けられる
  3. ネットワーク
    • グローバルなつながり

始め方

  1. ドキュメント修正から
    • typo修正
    • 日本語翻訳
  2. 小さなバグ修正
    • issue を確認
    • good first issue を探す
  3. 新機能の追加
    • 慣れてきたら挑戦

私は3年目からOSS活動を開始。小さな貢献ですが、転職時に「OSS活動もしているんですね」と評価されました。

戦略3:戦略的に転職を重ねる

転職回数と年収の関係

転職による年収アップ効果

社内昇給のみ(5年間)

  • 初年度:400万円
  • 5年目:550万円(+150万円)
  • 年平均:+30万円

戦略的転職(5年間で2回)

  • 初年度:420万円
  • 3年目:600万円(転職で+180万円)
  • 5年目:750万円(転職で+150万円)
  • 年平均:+66万円

データ:転職による年収アップ率

  • 1回目の転職:平均+15〜30%
  • 2回目の転職:平均+20〜40%
  • 3回目以降:平均+10〜20%

戦略3-1:最適な転職タイミング

転職タイミングの目安

2〜3年目

  • 基礎スキルが身についている
  • まだ若手として評価される
  • 次の会社でも育成対象

4〜5年目

  • 中堅エンジニアとして評価
  • 年収アップ幅が大きい
  • マネジメント経験があれば有利

6年目以降

  • スペシャリストかマネージャーか
  • 年収1000万円も視野

私の転職タイミング

1社目:3年間(31〜34歳)

  • 年収:420万円→480万円→520万円
  • 基礎を徹底的に学習
  • Rails, React, AWSを習得

2社目:2年間(34〜36歳)

  • 転職で年収600万円(+80万円)
  • リードエンジニアとして
  • Go, Kubernetesを習得

3社目:現在(36歳〜)

  • 転職で年収750万円(+150万円)
  • テックリードとして
  • マネジメントも担当

戦略3-2:年収アップの転職条件

年収が上がる転職の条件

  1. スキルの市場価値が高い
    • モダンな技術スタック
    • 需要の高い言語・フレームワーク
  2. 実務経験3年以上
    • 即戦力として評価される
    • 教育コスト不要
  3. ポートフォリオが充実
    • 業務以外の実績
    • 技術ブログ、OSS活動
  4. 面接でのアピール力
    • 具体的な成果を語れる
    • 数字で実績を示せる

戦略3-3:転職エージェントを戦略的に使う

年収交渉に強いエージェント

レバテックキャリア

  • IT業界専門
  • 年収交渉に強い
  • 私も利用(3年目の転職)

type転職エージェント

  • 関東圏に強い
  • ハイクラス求人

ビズリーチ

  • 年収600万円以上
  • スカウト型

私の使い分け

1回目の転職(3年目)

  • レバテックキャリア
  • マイナビIT AGENT
  • →年収600万円で内定

2回目の転職(5年目)

  • ビズリーチ
  • type転職エージェント
  • →年収750万円で内定

戦略3-4:面接での年収交渉術

年収交渉の実例

3年目の転職(2社目)

面接官:「希望年収はありますか?」

私:「現在520万円です。次のステップとして、600万円以上を希望しています。理由は、3年間でRails, React, AWSの実務経験を積み、個人でも月10万円の副業実績があるためです」

面接官:「わかりました。600万円で提示させていただきます」

5年目の転職(3社目)

面接官:「希望年収は?」

私:「現在600万円です。今回はリードエンジニアとして応募しており、市場価値としても700〜800万円が適正と考えています。他社からも同水準のオファーをいただいているため、750万円以上を希望します」

面接官:「承知しました。750万円で提示します」

ポイント

  • 現在の年収を正直に伝える
  • 希望年収の根拠を明確に
  • 市場価値を把握している姿勢
  • 他社のオファー状況を伝える

戦略3-5:短期離職を避ける

最低でも2年は在籍

理由

  1. 短期離職は評価を下げる
    • 「またすぐ辞めるのでは?」
    • 転職回数が多いと不利
  2. スキルが身につかない
    • 1年では基礎のみ
    • 2〜3年で実力がつく
  3. 実績を語れない
    • 面接で語るエピソードが少ない

私のルール

  • 最低2年は在籍
  • できれば3年
  • ただし、ブラック企業は例外

年収アップの実例:5つのパターン

パターン1:SES→自社開発(年収+200万円)

Aさん(28歳・男性)

1社目(SES):2年間

  • 初年度:350万円
  • 2年目:400万円

2社目(自社開発):3年間

  • 転職で:550万円(+150万円)
  • 3年目:650万円

戦略

  • SESで実務経験を積む
  • 個人でポートフォリオ作成
  • 技術ブログで発信
  • 2年後に自社開発へ転職

パターン2:受託→メガベンチャー(年収+300万円)

Bさん(26歳・女性)

1社目(受託):3年間

  • 初年度:380万円
  • 3年目:500万円

2社目(メガベンチャー):現在

  • 転職で:800万円(+300万円)

戦略

  • Reactを徹底的に学習
  • OSSに貢献
  • 技術カンファレンスで登壇
  • メガベンチャーから声がかかる

パターン3:自社開発→外資系(年収+400万円)

Cさん(32歳・男性)

1社目(自社開発):4年間

  • 初年度:420万円
  • 4年目:600万円

2社目(外資系):現在

  • 転職で:1000万円(+400万円)

戦略

  • AWS認定資格を複数取得
  • 英語学習(TOEIC 800点)
  • インフラ・DevOpsに強み
  • 外資系に転職

パターン4:地方→東京リモート(年収+180万円)

Dさん(30歳・男性)

1社目(地方):3年間

  • 初年度:320万円
  • 3年目:420万円

2社目(東京・フルリモート):現在

  • 転職で:600万円(+180万円)

戦略

  • 地方で経験を積む
  • リモートワーク求人を狙う
  • 東京水準の年収を獲得
  • 地方在住のまま高年収

パターン5:私のケース(営業→エンジニア)

前職(営業):9年間

  • 最終年収:360万円

1社目(自社開発):3年間

  • 初年度:420万円(+60万円)
  • 2年目:480万円(+60万円)
  • 3年目:520万円(+40万円)

2社目(自社開発):2年間

  • 転職で:600万円(+80万円)
  • 2年目:650万円(+50万円)

3社目(自社開発):現在

  • 転職で:750万円(+100万円)
  • 現在:年収750万円(入社1年目)

5年間で+390万円(+108%)

よくある質問と回答

Q1:未経験で年収400万円以上は可能ですか?

A:可能ですが、条件があります

可能性が高いケース

  • 20代
  • 前職の年収が高い
  • 自社開発企業
  • 前職の専門性を活かせる
  • ポートフォリオの質が高い

私も31歳・未経験で420万円を達成しましたが、上記の条件を満たしていました。

Q2:1年目で転職するのはアリですか?

A:基本的にはおすすめしません

理由

  • スキルが身につかない
  • 短期離職は評価を下げる
  • 次の転職で不利

例外

  • ブラック企業(残業月80時間以上等)
  • 技術的に学べない環境
  • パワハラ・セクハラ

最低でも2年は在籍することをおすすめします。

Q3:副業は会社にバレませんか?

A:住民税でバレる可能性があります

対策

  • 副業OKの会社を選ぶ
  • 住民税を普通徴収にする(自分で納付)

最近は副業OKの会社が増えているため、転職時に確認しましょう。

Q4:年収交渉で失敗したらどうなりますか?

A:内定取り消しにはなりません

交渉が決裂しても、当初の提示額で内定は継続されます。安心して交渉しましょう。

Q5:フリーランスの方が年収は高いですか?

A:ケースバイケースです

フリーランス

  • 月単価60〜100万円
  • 年収720〜1200万円
  • ただし、福利厚生なし、不安定

正社員

  • 年収400〜1000万円
  • 福利厚生あり、安定

実務経験3年以上ならフリーランスも選択肢ですが、最初は正社員がおすすめです。

まとめ:年収を上げる3つの戦略

戦略1:初年度の年収ダウンを最小化する

  • 前職の年収を武器にする
  • 年収が高い企業タイプを選ぶ
  • 複数内定で年収交渉
  • 前職の専門性を活かす
  • 地方→都市部への転職

戦略2:1〜3年目で市場価値を最大化する

  • 成長環境を最優先
  • 市場価値の高いスキルを習得
  • 副業で実績を作る
  • 技術ブログで発信
  • OSS活動に参加

戦略3:戦略的に転職を重ねる

  • 最適な転職タイミング(2〜3年目)
  • 年収アップの転職条件を満たす
  • 転職エージェントを戦略的に使う
  • 面接での年収交渉術
  • 短期離職を避ける(最低2年)

私の実績

  • 前職:360万円
  • 初年度:420万円(+60万円)
  • 3年目:520万円(+100万円)
  • 5年目:750万円(+230万円)
  • 5年間で+390万円(+108%)

重要なポイント

  1. 最初の3年間が最重要
    • 成長環境を優先
    • スキルアップに集中
  2. 市場価値の高いスキルを習得
    • モダンな技術スタック
    • AWS/React/Go等
  3. 2〜3年ごとに転職を検討
    • 社内昇給より転職の方が年収アップ幅が大きい
    • ただし短期離職は避ける
  4. 面接での年収交渉は必須
    • 根拠を持って希望を伝える
    • 他社のオファー状況も活用

最後に

エンジニア転職で年収を上げることは、戦略次第で十分に可能です。

私も31歳・未経験からスタートし、5年間で年収を2倍以上にできました。

この記事の3つの戦略を実践すれば、あなたも確実に年収を上げられるはずです。

まずは初年度の年収ダウンを最小化し、その後の3年間で市場価値を高め、戦略的に転職を重ねる——この流れを意識してキャリアを築いてください。

あなたのエンジニアとしての年収アップを、心から応援しています!

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