「医療業界でエンジニアとして働きたい」「社会貢献できる仕事をしたい」そんな想いを持つエンジニアが増えています。
医療・ヘルステック業界は、高齢化社会の進展とデジタル化の波により、エンジニアの需要が急拡大している成長分野です。電子カルテ、オンライン診療、AIによる画像診断、ウェアラブルデバイスなど、テクノロジーが医療現場を大きく変革しています。
私自身、Web業界から医療系スタートアップへ転職した経験があり、「技術で人の命や健康を守る」というやりがいの大きさを実感しています。一方で、医療特有の規制や業界慣習への理解も必要です。
この記事では、医療・ヘルステック業界への転職を考えるエンジニアに向けて、業界の将来性、年収相場、必要なスキル、求人の探し方まで、実体験とデータに基づいて徹底解説します。
医療・ヘルステック業界とは?エンジニアの役割
医療・ヘルステック業界の定義
医療・ヘルステック業界とは、テクノロジーを活用して医療・健康分野の課題を解決する産業領域を指します。具体的には以下のような分野があります。
医療機器・医療システム
- 電子カルテシステム(EMR/EHR)
- 医療画像管理システム(PACS)
- 病院情報システム(HIS)
- 検査システム(LIS)
- 医事会計システム
ヘルステックサービス
- オンライン診療プラットフォーム
- 服薬管理アプリ
- 健康管理・ヘルスケアアプリ
- PHR(パーソナルヘルスレコード)
- 遠隔医療支援システム
医療AI・データ分析
- 画像診断支援AI
- 創薬支援システム
- ゲノム解析
- 疾病予測モデル
- 医療ビッグデータ分析
医療機器メーカー
- MRI、CT等の画像診断装置
- 内視鏡システム
- 人工透析装置
- ペースメーカー等の埋込型医療機器
- ウェアラブルデバイス
エンジニアの具体的な仕事内容
医療・ヘルステック業界で働くエンジニアの業務は多岐にわたります。
Webエンジニア(フロントエンド・バックエンド) 医療従事者向けの業務システムや、患者向けのヘルスケアアプリの開発を担当します。電子カルテの入力画面、オンライン診療の予約システム、服薬管理アプリなど、使いやすさと正確性が求められる開発が中心です。
医療現場では24時間365日の稼働が必須のため、障害対応や運用保守も重要な業務となります。また、個人情報保護やセキュリティ対策には特に高い水準が要求されます。
インフラエンジニア・SRE 医療システムの安定稼働を支えるインフラ構築と運用を行います。ダウンタイムが人命に関わる可能性があるため、高可用性(HA)構成の設計、災害対策(DR)、データバックアップなど、信頼性を最重視した設計が求められます。
クラウド移行プロジェクトも増えており、AWSやAzure、GCPを活用したインフラ構築スキルが重宝されています。ただし、医療データを扱う際はクラウドサービスの選定基準や契約形態に注意が必要です。
機械学習エンジニア・データサイエンティスト 医療データを活用したAIモデルの開発や、ビッグデータ分析を担当します。CT画像やMRI画像からの病変検出、電子カルテデータからの疾病予測、ゲノムデータ解析など、専門性の高い業務が中心です。
医学的知識と統計学の理解が求められるため、医師や研究者と協業しながら開発を進めることが多いです。論文執筆や学会発表の機会もあり、研究開発の要素が強い職種です。
組込みエンジニア 医療機器本体の制御ソフトウェア開発を担当します。MRIやCT装置の制御システム、人工透析装置の制御プログラム、ペースメーカーのファームウェアなど、ハードウェアと密接に関わる開発を行います。
医療機器は人命に直結するため、IEC 62304(医療機器ソフトウェアライフサイクルプロセス)などの国際規格に準拠した開発プロセスが必須です。バグが許されない環境で、高い品質管理能力が求められます。
QAエンジニア・テストエンジニア 医療システムや医療機器の品質保証を担当します。医療分野では不具合が患者の安全に直結するため、QAエンジニアの役割は極めて重要です。
薬機法(医薬品医療機器等法)やISO 13485(医療機器品質マネジメントシステム)に基づいたテスト計画の策定、テストケース作成、実行、バグ管理などを行います。また、厚生労働省への承認申請に必要なバリデーション文書の作成も重要な業務です。
一般的なIT業界との違い
医療・ヘルステック業界でのエンジニアリングには、一般的なIT業界とは異なる特徴があります。
法規制への対応が必須 医療機器プログラムは薬機法の規制対象であり、厚生労働省の承認や認証が必要です。開発プロセス、品質管理、リスクマネジメントなど、法令に準拠した開発が求められます。
電子カルテやオンライン診療システムも、医療法や個人情報保護法、医師法などの法規制を遵守する必要があります。エンジニアも最低限の法律知識を身につける必要があります。
セキュリティ要件が厳格 医療データは最も機密性の高い個人情報です。HIPAA(米国医療保険の携行性と責任に関する法律)やGDPR(EU一般データ保護規則)、日本では次世代医療基盤法や個人情報保護法の3条ガイドラインなど、各国の厳格なセキュリティ基準に対応する必要があります。
データの暗号化、アクセス制御、監査ログの記録、定期的なセキュリティ診断など、一般的なWebサービス以上のセキュリティ対策が求められます。
可用性・信頼性への高い要求 医療現場は24時間365日稼働しており、システム障害が診療に直接影響します。特に救急医療や集中治療室では、数分のダウンタイムが患者の生命に関わる可能性があります。
そのため、冗長化構成、フェイルオーバー、定期的な障害訓練など、高可用性を実現するための設計と運用が不可欠です。障害発生時の対応体制も重要で、24時間365日のオンコール対応が求められることもあります。
医療専門知識の習得が必要 効果的なシステムを開発するには、医療現場のワークフローや医療用語の理解が欠かせません。電子カルテの開発なら診療プロセス、画像診断AIなら医用画像の特性、オンライン診療なら診療報酬制度など、領域ごとの専門知識が必要です。
医師や看護師、薬剤師などの医療従事者と密にコミュニケーションを取りながら、現場のニーズを正確に理解する姿勢が重要です。医学書を読んだり、医療現場を見学したりする機会もあります。
開発スピードと品質のバランス 一般的なWeb業界では「早くリリースして改善する」アジャイル開発が主流ですが、医療業界では「確実に動作するものを慎重にリリースする」アプローチが求められます。
ただし、ヘルステックスタートアップでは、規制の範囲内で迅速な開発を目指す動きもあります。医療機器プログラムに該当しない一般的なヘルスケアアプリでは、通常のアジャイル開発も可能です。
医療・ヘルステック業界の将来性と市場動向
市場規模と成長予測
医療・ヘルステック市場は世界的に急成長しています。
国内市場の動向 日本の医療ICT市場は2024年時点で約1.2兆円規模に達しており、2030年には1.8兆円を超えると予測されています。年平均成長率は約7%と、IT業界全体の成長率を上回るペースです。
特に成長が著しいのがオンライン診療市場で、2020年のコロナ禍を契機に急拡大し、2024年には約500億円規模に達しています。2030年には3,000億円を超えると予測され、6倍以上の成長が見込まれています。
電子カルテ市場も堅調に拡大しており、2024年時点で約800億円、2030年には1,200億円規模になると予測されています。特にクラウド型電子カルテの導入が加速しており、中小規模の診療所でも導入しやすくなっています。
グローバル市場の展望 世界のヘルステック市場は2024年時点で約2,800億ドル(約40兆円)規模であり、2030年には6,400億ドル(約90兆円)に達すると予測されています。年平均成長率は約15%と非常に高い成長率です。
米国が最大市場で全体の約40%を占めており、次いで欧州、アジア太平洋地域が続きます。中国やインドなどの新興国でも、医療デジタル化への投資が急増しています。
医療AI市場は特に成長が著しく、2024年の約150億ドルから2030年には1,880億ドルへと、約12倍に拡大すると予測されています。画像診断支援、創薬支援、疾病予測など、AI活用の範囲が急速に広がっています。
業界を後押しする社会的要因
医療・ヘルステック業界の成長を支える社会的要因がいくつかあります。
高齢化社会の進展 日本の65歳以上人口は2024年時点で約3,600万人、総人口の約30%に達しています。2040年には約3,900万人、総人口の約35%になると予測され、医療・介護需要は確実に増加します。
高齢者の増加により、慢性疾患の管理、在宅医療、遠隔診療、介護支援など、テクノロジーを活用した効率的な医療提供体制の構築が急務となっています。特に地方では医師不足が深刻で、遠隔医療システムへの期待が高まっています。
医療費の増大と効率化ニーズ 日本の国民医療費は2024年度に約47兆円に達し、国民所得の約11%を占めています。2040年には約68兆円に達すると予測され、医療費の抑制と効率化が喫緊の課題です。
電子カルテによる診療の効率化、AIによる診断支援、オンライン診療による通院負担の軽減など、テクノロジーを活用した医療の質向上とコスト削減が求められています。医療DXは国の重要政策として位置づけられ、大規模な投資が行われています。
新型コロナウイルスの影響 2020年以降のコロナ禍により、オンライン診療やリモートモニタリングなど、非対面医療サービスの需要が急拡大しました。これまで規制や慣習により普及が遅れていたデジタル医療が、一気に現実のものとなりました。
コロナ禍は医療業界のデジタル化を5年から10年早めたと言われており、一度デジタル化に踏み出した医療機関や患者は、コロナ後もその利便性を求め続けています。オンライン診療の規制緩和も進み、今後さらなる拡大が予想されます。
AI・機械学習技術の進化 深層学習技術の進化により、医療画像の解析精度が飛躍的に向上しています。肺がんのCT画像診断、眼底画像からの糖尿病性網膜症の検出、病理画像からのがん細胞の識別など、AIが医師の診断を支援する事例が増えています。
2024年時点で既に数十種類の医療AIが薬事承認を取得しており、臨床現場で実用化されています。今後は創薬支援、手術支援、治療計画の最適化など、さらに高度なAI活用が期待されています。
ウェアラブルデバイスの普及 Apple WatchやFitbitなどのウェアラブルデバイスが一般に普及し、日常的に健康データを収集できるようになりました。心拍数、血中酸素濃度、睡眠の質、運動量などのデータを継続的に記録し、健康管理に活用できます。
これらのデータを医療機関と連携させることで、疾病の早期発見や予防医療につなげる取り組みが始まっています。2024年には医療機器として承認されたウェアラブルデバイスも登場し、医療とヘルスケアの境界が曖昧になりつつあります。
政府の医療DX推進政策
日本政府は医療DXを国家戦略として推進しています。
全国医療情報プラットフォームの構築 政府は2025年までに、全国の医療機関で患者の診療情報を共有できる「全国医療情報プラットフォーム」の構築を目指しています。マイナンバーカードを活用し、患者がどの医療機関を受診しても、過去の診療履歴や処方薬、検査結果などを参照できる仕組みです。
このプラットフォームの実現には、電子カルテの標準化、医療情報の相互運用性確保、セキュアな通信基盤の整備など、大規模なシステム開発が必要であり、多くのエンジニアが求められています。
電子処方箋の普及 2023年1月から電子処方箋システムが本格稼働し、紙の処方箋を電子化する取り組みが始まっています。患者はスマートフォンで処方箋を受け取り、好きな薬局で薬を受け取れます。重複投薬の防止や、災害時の処方情報の保全など、様々なメリットがあります。
2025年までに全医療機関の約50%、2030年までに約90%での導入を目指しており、システム開発や運用保守のニーズが高まっています。
オンライン診療の規制緩和 2022年の診療報酬改定でオンライン診療の点数が引き上げられ、2024年改定ではさらに対象疾患や算定要件が拡大されました。初診からのオンライン診療も恒久化され、利用しやすい環境が整いつつあります。
オンライン診療プラットフォームの開発、セキュアなビデオ通話システム、オンライン決済、処方箋の電子配信など、技術的な課題も多く、エンジニアの活躍の場が広がっています。
医療データの二次利用促進 匿名加工された医療データを研究開発に活用する「次世代医療基盤法」が施行され、医療ビッグデータの活用が進んでいます。創薬、医療機器開発、AI開発など、様々な分野で医療データが活用され始めています。
データの匿名加工技術、データベース構築、データ分析基盤の整備など、データエンジニアやデータサイエンティストへのニーズが高まっています。
医療・ヘルステック業界のエンジニア年収相場
職種別・経験年数別の年収データ
医療・ヘルステック業界のエンジニア年収は、職種や経験年数によって大きく異なります。
Webエンジニア(フロントエンド・バックエンド)
- 未経験~1年目: 350万円~450万円
- 2~3年目: 450万円~600万円
- 4~5年目: 600万円~800万円
- 6年目以上(シニア): 800万円~1,200万円
医療システムの開発経験があると、一般的なWeb業界よりも高めの年収が期待できます。電子カルテやオンライン診療など、医療特有のドメイン知識を持つエンジニアは希少価値が高く、市場価値が上がります。
インフラエンジニア・SRE
- 未経験~1年目: 400万円~500万円
- 2~3年目: 500万円~700万円
- 4~5年目: 700万円~900万円
- 6年目以上(シニア): 900万円~1,300万円
医療システムの高可用性要件に対応できるインフラエンジニアは需要が高く、特にクラウド環境での構築経験があると高年収が期待できます。AWS認定資格やGCP認定資格を持っていると、さらに評価されます。
機械学習エンジニア・データサイエンティスト
- 未経験~1年目: 450万円~550万円
- 2~3年目: 550万円~750万円
- 4~5年目: 750万円~1,000万円
- 6年目以上(シニア): 1,000万円~1,500万円
医療AIの開発経験を持つエンジニアは非常に希少で、高年収のオファーが期待できます。特に医学論文を読解できる、医師と専門的なディスカッションができる、学会発表の経験があるなどの付加価値があると、さらに高く評価されます。
組込みエンジニア
- 未経験~1年目: 400万円~500万円
- 2~3年目: 500万円~700万円
- 4~5年目: 700万円~900万円
- 6年目以上(シニア): 900万円~1,300万円
医療機器の組込み開発経験、特にIEC 62304などの国際規格に準拠した開発経験があると高く評価されます。大手医療機器メーカーでは安定した高年収が期待でき、スタートアップでもストックオプションなどのインセンティブがある場合があります。
QAエンジニア・テストエンジニア
- 未経験~1年目: 350万円~450万円
- 2~3年目: 450万円~600万円
- 4~5年目: 600万円~800万円
- 6年目以上(シニア): 800万円~1,100万円
医療業界でのQA経験、特に薬事申請に関わるバリデーション文書作成の経験があると、市場価値が高まります。医療機器QMS(品質マネジメントシステム)の知識や、ISO 13485の監査員資格などがあると、さらに評価されます。
企業タイプ別の年収傾向
医療・ヘルステック業界の年収は、企業タイプによっても大きく異なります。
大手医療機器メーカー(国内)
- 新卒~3年目: 400万円~600万円
- 中堅(4~9年目): 600万円~900万円
- シニア(10年目以上): 900万円~1,500万円
富士フイルム、オリンパス、テルモ、日本光電などの大手医療機器メーカーは、安定した年収と手厚い福利厚生が魅力です。ボーナスは年間5~6ヶ月分が標準的で、住宅手当や家族手当も充実しています。
終身雇用の文化が残っており、長期的なキャリア形成が可能です。ただし、年功序列の側面もあり、若手のうちは一般的なWeb業界よりも年収が低めになることもあります。
外資系医療機器メーカー
- 新卒~3年目: 500万円~700万円
- 中堅(4~9年目): 700万円~1,200万円
- シニア(10年目以上): 1,200万円~2,000万円
GEヘルスケア、シーメンスヘルスィニアーズ、フィリップス、メドトロニックなどの外資系企業は、国内メーカーよりも高年収が期待できます。特にシニアレベルでは年収1,500万円以上も珍しくありません。
成果主義が徹底しており、実力次第で若手でも高年収が可能です。英語力があると、グローバルプロジェクトに参加する機会もあり、キャリアの幅が広がります。
ヘルステックスタートアップ
- 初期フェーズ: 400万円~700万円(+ストックオプション)
- 成長フェーズ: 600万円~1,000万円(+ストックオプション)
- レイターフェーズ: 800万円~1,500万円(+ストックオプション)
メドレー、Ubie、MICIN、メディカルノートなどのヘルステックスタートアップは、資金調達状況や成長段階によって年収レンジが大きく異なります。
初期フェーズのスタートアップでは基本給は控えめですが、ストックオプションで大きなリターンを狙えます。IPOやM&Aに成功すれば、数千万円~数億円の利益を得られる可能性もあります。
裁量が大きく、新しい技術に挑戦しやすい環境ですが、事業の不確実性も高いため、リスクとリターンを慎重に見極める必要があります。
SIer(医療系システム開発)
- 新卒~3年目: 350万円~500万円
- 中堅(4~9年目): 500万円~750万円
- シニア(10年目以上): 750万円~1,200万円
富士通、NTTデータ、NEC、日立製作所などの大手SIerは、電子カルテや医療情報システムの開発案件を多数抱えています。安定した年収と働きやすい環境が魅力です。
ただし、プロジェクトによっては長時間労働になることもあり、ワークライフバランスは案件次第です。医療業界特化のSIer(PHCホールディングス、ソフトウェア・サービスなど)は、医療ドメイン知識を深められる利点があります。
製薬企業のIT部門
- 新卒~3年目: 450万円~650万円
- 中堅(4~9年目): 650万円~950万円
- シニア(10年目以上): 950万円~1,500万円
武田薬品、アステラス製薬、第一三共などの大手製薬企業のIT部門では、創薬支援システム、臨床試験管理システム、製造管理システムなどの開発・運用を行います。
製薬業界は利益率が高く、IT部門の給与水準も高めです。福利厚生が充実しており、ワークライフバランスも取りやすい傾向にあります。
ボーナス・福利厚生の実態
医療・ヘルステック業界の福利厚生は、企業タイプによって大きく異なります。
大手企業の福利厚生 大手医療機器メーカーや製薬企業では、手厚い福利厚生が用意されています。
住宅手当は月3万円~5万円が標準的で、家族手当(配偶者1万円~2万円、子供1人あたり5,000円~1万円)も充実しています。社員寮や社宅を用意している企業もあり、若手のうちは実質的な手取り額がかなり増えます。
ボーナスは年間5~6ヶ月分が標準で、業績連動部分もあります。退職金制度も整っており、定年まで勤めれば2,000万円~3,000万円の退職金が期待できます。
健康保険組合の福利厚生も充実しており、人間ドック補助、スポーツクラブ利用補助、保養所の利用などが可能です。医療業界ならではの手厚い健康支援体制があります。
スタートアップの福利厚生 ヘルステックスタートアップでは、従来型の福利厚生は少なめですが、柔軟な働き方や成長機会の提供に力を入れています。
フルリモート勤務可能、フレックスタイム制、副業OK、書籍購入支援、カンファレンス参加費補助、資格取得支援など、自己成長を支援する制度が充実している企業が多いです。
ストックオプションは重要な報酬要素で、将来のIPOやM&Aで大きなリターンを得られる可能性があります。初期メンバーとして参画すれば、付与されるストックオプションの割合も大きくなります。
オフィス環境も充実しており、最新のMacBook Proや4Kディスプレイ、高機能なチェアなど、働きやすい環境が整備されています。ランチ補助やドリンク・スナック無料提供なども一般的です。
年収アップを実現するキャリア戦略
医療・ヘルステック業界で年収を上げるには、いくつかの戦略があります。
医療ドメイン知識の獲得 医療業界特有の知識を身につけることで、市場価値が大きく向上します。電子カルテの仕様、診療報酬制度、医療法規制、医療機器の承認プロセスなど、技術スキルだけでは得られない専門知識が重要です。
医療情報技師や医療情報技師検定の資格取得、医学書籍の読書、医療カンファレンスへの参加などを通じて、継続的に知識を深めましょう。医師や看護師とのコミュニケーション能力も重要な資産になります。
規制対応経験の蓄積 薬機法対応、ISO 13485認証取得、IEC 62304準拠開発など、規制対応の実務経験は非常に高く評価されます。これらの経験を持つエンジニアは希少で、転職市場でも有利です。
バリデーション文書の作成、厚生労働省への申請業務、外部監査への対応など、一連のプロセスを経験することで、大きなキャリアアップにつながります。
AI・機械学習スキルの習得 医療AI市場は急成長しており、機械学習エンジニアの需要が非常に高まっています。Python、TensorFlow、PyTorch、scikit-learnなどのスキルに加え、医用画像処理、自然言語処理(医療文書解析)、時系列データ分析などの専門スキルを身につけることで、高年収を実現できます。
Kaggleの医療データコンペティションへの参加、医学論文の実装、個人プロジェクトでの医療AIアプリ開発などで、実績を積み上げましょう。
転職によるキャリアアップ 医療・ヘルステック業界では、転職による年収アップが一般的です。特にスタートアップから大手企業、または大手企業から成長中のスタートアップへの転職で、年収が100万円~300万円アップすることも珍しくありません。
3~5年ごとに市場価値を見直し、適切なタイミングで転職することで、着実に年収を上げていくことができます。ただし、短期間での頻繁な転職は評価を下げる可能性もあるため、各社で実績を残すことが重要です。
マネジメントキャリアへの転換 エンジニアリングマネージャーやプロダクトマネージャーへのキャリアチェンジも、年収アップの有効な手段です。10人以上のチームをマネジメントできるレベルになれば、年収1,000万円以上も現実的です。
ただし、マネジメント業務は技術とは異なるスキルセットが必要なため、適性を見極めることが重要です。技術スペシャリストとしてのキャリアパスを選択し、高年収を実現している人も多くいます。
医療・ヘルステック業界に求められるスキルと資格
プログラミング言語・技術スタック
医療・ヘルステック業界で求められる技術スキルは、職種や企業によって異なります。
Webエンジニア向けスキル フロントエンド開発では、React、Vue.js、Angularなどのモダンなフレームワークが主流です。特に医療従事者向けのシステムでは、使いやすさが重要なため、UX/UIデザインのスキルも求められます。
電子カルテやオンライン診療システムでは、リアルタイム性が重要な場合があり、WebSocketやServer-Sent Eventsの知識も役立ちます。TypeScriptは型安全性を高めるため、多くのプロジェクトで採用されています。
バックエンド開発では、Java、Python、Ruby、Go、Node.jsなどが使われます。大手企業や医療機関向けシステムではJavaが多く、スタートアップではRuby on RailsやNode.js、Pythonが人気です。
データベースはPostgreSQL、MySQL、Oracle Databaseが主流で、NoSQLではMongoDBやRedisも使われます。医療データは構造化されていることが多く、RDBMSの知識が重要です。
インフラ・SRE向けスキル クラウドプラットフォームは、AWS、Azure、GCPのいずれかが使われることが多いです。医療データを扱う際は、クラウド事業者のセキュリティ認証(ISO 27001、SOC 2など)を確認する必要があります。
コンテナ技術(Docker、Kubernetes)、Infrastructure as Code(Terraform、CloudFormation)、CI/CD(GitHub Actions、Jenkins、CircleCI)などのモダンな技術スタックが求められます。
監視・ログ管理ツール(Datadog、New Relic、Grafana、Prometheus、ELKスタック)の知識も重要です。医療システムでは障害検知と迅速な対応が必須のため、監視体制の構築スキルが評価されます。
機械学習エンジニア向けスキル Python必須で、NumPy、Pandas、Matplotlib、Seabornなどのデータ分析ライブラリの使用経験が求められます。機械学習フレームワークは、TensorFlow、PyTorch、Keras、scikit-learnのいずれかの実務経験が必要です。
医用画像処理では、OpenCV、SimpleITK、nibabelなどの画像処理ライブラリ、DICOM形式の理解が重要です。CT画像やMRI画像の3次元データを扱うため、画像処理の専門知識が必要になります。
自然言語処理(NLP)では、電子カルテの記載内容から情報抽出するタスクがあり、BERT、GPTなどのTransformerモデルの知識が役立ちます。医療用語の固有表現抽出、症状と疾患の関連性分析などに応用されます。
MLOps(機械学習の運用)のスキルも重要です。MLflow、Kubeflow、SageMakerなどのツールを使った、モデルのバージョン管理、再現性確保、デプロイ自動化などの知識が求められます。
組込みエンジニア向けスキル C言語、C++が主要言語で、リアルタイムOSの知識も必要です。医療機器の制御には高い信頼性が求められるため、メモリ管理、割り込み処理、並行処理などの低レベルプログラミングスキルが重要です。
ハードウェアインターフェース(UART、SPI、I2C、CAN)の知識、電子回路の基礎知識、マイコン(ARM Cortex-M、STM32など)の開発経験も求められることがあります。
デバッガ(JTAG、SWD)やオシロスコープ、ロジックアナライザなどの測定器の使用経験も重要です。ハードウェアとソフトウェアの境界で問題解決できるスキルが高く評価されます。
医療業界特有の知識・資格
技術スキルに加えて、医療業界特有の知識も重要です。
医療法規制の知識 薬機法(医薬品医療機器等法)は、医療機器プログラムを開発する上で必須の知識です。プログラム医療機器の分類(クラスI~IV)、承認・認証・届出の違い、開発プロセスの要件などを理解する必要があります。
個人情報保護法、特に医療分野における3条ガイドライン、次世代医療基盤法、医師法、医療法など、関連法規の基礎知識も必要です。海外展開を考える場合は、FDA(米国食品医薬品局)の規制やEUのMDR(医療機器規則)も理解しておくと有利です。
国際規格の知識 IEC 62304(医療機器ソフトウェアライフサイクルプロセス)は、医療機器ソフトウェア開発の国際規格で、開発プロセス、リスクマネジメント、バージョン管理、検証・妥当性確認などの要件が定められています。
ISO 13485(医療機器品質マネジメントシステム)は、医療機器製造における品質管理の国際規格です。設計管理、文書管理、変更管理、是正措置・予防措置(CAPA)などの知識が求められます。
ISO 14971(医療機器リスクマネジメント)も重要で、ハザード分析、リスク評価、リスク低減措置の実施プロセスを理解する必要があります。
医療情報関連資格 医療情報技師は、医療と情報処理の知識を併せ持つ専門家を認定する資格です。医療情報システムの企画・開発・運用に関わるエンジニアにとって有用な資格で、取得することで医療ドメイン知識の証明になります。
基本情報技術者、応用情報技術者などのIT系国家資格も、基礎的な技術力の証明として評価されます。特に大手企業では、資格取得を推奨している場合が多いです。
診療情報管理士は、医療機関で診療情報を管理する専門職の資格ですが、エンジニアが取得することで、電子カルテや医療情報システムの要件定義に活かせます。
セキュリティ資格 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は、国家資格で、医療情報システムのセキュリティ設計・運用に活かせます。医療データは最も機密性の高い個人情報であり、セキュリティ専門知識は高く評価されます。
CISSP(Certified Information Systems Security Professional)、CEH(Certified Ethical Hacker)などの国際的なセキュリティ資格も、特に外資系企業やグローバル展開している企業では評価されます。
プライバシーマーク審査員や、ISMS(ISO 27001)審査員の資格も、医療情報システムの構築・運用において役立ちます。
未経験から習得すべきスキルの優先順位
未経験から医療・ヘルステック業界を目指す場合、以下の優先順位でスキルを習得することをおすすめします。
第1段階: 基礎的なプログラミングスキル(0~6ヶ月) まずは、Web開発の基礎を固めましょう。HTML、CSS、JavaScriptから始め、React/Vue.jsなどのフロントエンドフレームワーク、Node.js/Ruby/Pythonなどのバックエンド言語を習得します。
個人プロジェクトとして、簡単なヘルスケアアプリ(体重記録アプリ、服薬管理アプリなど)を作成し、ポートフォリオに追加しましょう。GitHubでコードを公開し、技術ブログで開発プロセスを記事にすると効果的です。
第2段階: 医療ドメイン知識の基礎習得(3~9ヶ月) プログラミングと並行して、医療業界の基礎知識を学びましょう。医療情報技師の教科書や、医療情報システムに関する書籍を読むことから始めます。
オンライン診療、電子カルテ、PHRなど、ヘルステックサービスを実際に使ってみることも重要です。ユーザー視点でサービスを理解することで、開発時の要件理解が深まります。
医療系のウェビナーやカンファレンスに参加し、業界の最新動向をキャッチアップしましょう。JAHIS(保健医療福祉情報システム工業会)やJIRA(日本画像医療システム工業会)などの業界団体のイベントが参考になります。
第3段階: 専門スキルの深掘り(6~12ヶ月) 自分が目指す職種に応じて、専門スキルを深めます。
機械学習エンジニアを目指すなら、Kaggleの医療データコンペティション(肺がん検出、糖尿病性網膜症分類など)に挑戦しましょう。実際の医療データで実践経験を積むことができます。
インフラエンジニアを目指すなら、AWSやGCPの認定資格取得を目指し、クラウド環境での高可用性システム構築を学びます。医療システム特有の要件(データ保管地域の制限、監査ログの長期保存など)も理解しましょう。
Webエンジニアを目指すなら、FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)などの医療情報交換規格の知識を習得します。HL7メッセージングの基礎も理解しておくと有利です。
第4段階: 実務経験の獲得(入社後1~2年) 転職後は、OJTを通じて実務経験を積みます。医療機関への訪問、医療従事者へのヒアリング、薬事申請の同席など、現場経験を通じて知識を深めましょう。
先輩エンジニアからのレビューを真摯に受け止め、コードの品質向上、設計力の向上に努めます。医療システムでは不具合が重大な影響を及ぼすため、品質意識の高さが特に重要です。
社内勉強会や技術ブログでの情報発信を通じて、自分の知識を整理し、チーム全体のスキルアップに貢献しましょう。
医療・ヘルステック業界の代表的な企業
大手医療機器メーカー
富士フイルム 医療画像診断機器(X線、CT、内視鏡など)、医療ITシステム、AI診断支援システムなど、幅広い医療ソリューションを提供しています。買収したHITACHI Diagnostics(旧日立メディコ)との統合により、医療事業を強化しています。
AI技術を活用した画像診断支援システム「REiLI」や、クラウド型医用画像管理システム「SYNAPSE」など、先進的なプロダクトを開発しています。エンジニアとして最先端の医療技術に携われる魅力があります。
オリンパス 内視鏡分野で世界トップシェアを誇る企業です。消化器内視鏡、外科内視鏡などの医療機器本体だけでなく、画像処理システム、AI診断支援などのソフトウェア開発も積極的に行っています。
2022年に医療事業に専念するため、映像事業を分離し、医療専業企業として生まれ変わりました。グローバルに展開しており、海外拠点での勤務機会もあります。
テルモ カテーテル、人工心肺装置、人工血管、血糖測定器など、循環器・糖尿病領域の医療機器に強みがあります。国内だけでなく、海外売上比率が約70%と、グローバル企業です。
医療機器の制御ソフトウェア開発、生産管理システム、品質管理システムなど、多様なエンジニアリング職があります。安定した経営基盤と手厚い福利厚生が魅力です。
日本光電 生体情報モニタ、心電計、脳波計などの診断機器で国内トップシェアを持つ企業です。医療機関向けの情報システムも展開しており、医療データの統合管理ソリューションを提供しています。
IoT、クラウド、AIを活用した次世代医療システムの開発に注力しており、新しい技術に挑戦できる環境があります。
GEヘルスケア(外資系) CT、MRI、超音波診断装置など、画像診断機器の総合メーカーです。2023年にGEから独立し、GEヘルスケア・テクノロジーズとして上場しました。
AI画像診断、クラウド型医療ITプラットフォームなど、先進的な技術開発を行っています。外資系らしく、グローバルな環境で働けることが魅力です。
ヘルステックスタートアップ
メドレー(東証プライム上場) オンライン診療プラットフォーム「CLINICS」、医療介護の求人サイト「ジョブメドレー」、電子カルテ「CLINICS カルテ」などを展開する、日本を代表するヘルステック企業です。
2019年に東証マザーズ(現グロース)に上場し、2024年にプライム市場に昇格しました。エンジニア採用に積極的で、技術力の高いメンバーが集まっています。
フルリモート勤務可能、フレックスタイム制、副業OK、技術書購入支援など、働きやすい環境が整っています。医療業界を変革する大きなミッションに挑戦できます。
Ubie(ユビー) AI問診「Ubie」を開発するメディカルテックスタートアップです。患者がタブレットで症状を入力すると、AIが適切な質問を生成し、医師の診察を支援します。すでに全国1,000以上の医療機関で導入されています。
創業者は医師と元Google出身のエンジニアで、医療現場の課題を深く理解した上でプロダクト開発を行っています。機械学習エンジニア、Webエンジニア、プロダクトマネージャーなど、多様な職種で採用を行っています。
MICIN(マイシン) オンライン診療システム「curon」、オンライン服薬指導システムなどを展開するヘルステックスタートアップです。2021年に東証マザーズに上場しました。
処方薬の配送サービスとも連携し、診察から服薬までのEnd-to-Endのソリューションを提供しています。医療DXの最前線で働けることが魅力です。
メディカルノート 医師監修の医療情報メディア「Medical Note」を運営する企業です。疾患ごとに専門医が解説記事を執筆し、患者や家族に正確な医療情報を提供しています。
病院検索機能、医師検索機能も提供しており、患者と医療機関をつなぐプラットフォームとして成長しています。医療情報の信頼性を重視する文化があります。
アルム 医療者向けコミュニケーションツール「Join」を開発する企業です。セキュアなメッセージング、患者情報の共有、画像の共有などができ、医療現場の業務効率化に貢献しています。
全国5,000以上の医療機関で導入されており、地域医療連携の基盤としても活用されています。医療現場のコミュニケーション課題に深くコミットできます。
ネクストイノベーション ヘルスケアアプリの受託開発に強みを持つ企業です。電子お薬手帳アプリ、PHRアプリ、オンライン診療アプリなど、多様なヘルスケアアプリを開発しています。
大手製薬企業、医療機器メーカー、保険会社などをクライアントに持ち、事業の安定性と多様なプロジェクト経験が魅力です。
製薬企業のIT部門
武田薬品工業 日本最大の製薬企業で、デジタル戦略を積極的に推進しています。AI創薬、臨床試験のデジタル化、患者支援デジタルツールなど、多様なプロジェクトが進行しています。
グローバル企業であり、海外拠点との協業機会も多いです。英語力があれば、キャリアの幅が大きく広がります。
アステラス製薬 Rx+(アールエックスプラス)という組織を立ち上げ、デジタル医療機器の開発に注力しています。2021年には前立腺がんのデジタル治療アプリを承認取得し、プログラム医療機器(SaMD)の実用化を進めています。
IT部門では、創薬支援AI、臨床試験管理システム、グローバルIT基盤の構築などを担当しています。
第一三共 2024年に過去最高益を更新するなど、業績好調な製薬企業です。デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を推進しており、AIを活用した創薬、製造プロセスの最適化、営業支援ツールの開発などに取り組んでいます。
IT部門の採用を強化しており、エンジニアにとって入社しやすいタイミングです。
医療・ヘルステック業界の求人の探し方
転職エージェントの活用
医療・ヘルステック業界への転職には、転職エージェントの活用が効果的です。
IT業界特化型エージェント レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントで、医療・ヘルステック企業の求人も多数保有しています。技術に詳しいアドバイザーが、スキルマッチする求人を紹介してくれます。
年収600万円以上のハイクラス求人が中心で、経験者の転職に強みがあります。技術面接対策も手厚く、医療業界特有の質問にも対応してくれます。
マイナビIT AGENTも、IT業界の転職に強いエージェントです。未経験者向けの求人から、ハイクラス求人まで幅広く扱っています。医療・ヘルステック業界専任のアドバイザーもおり、業界動向を熟知しています。
総合型エージェント リクルートエージェントは、国内最大手の転職エージェントで、医療機器メーカー、製薬企業、ヘルステックスタートアップまで、あらゆる企業の求人を保有しています。
特に大手医療機器メーカーや製薬企業の求人に強く、非公開求人も多数あります。キャリアアドバイザーのサポート品質も高く、初めての転職でも安心です。
dodaも総合型エージェントとして、医療・ヘルステック企業の求人を多数保有しています。スカウト機能も充実しており、登録しておくだけで企業からオファーが届くことがあります。
医療業界特化型エージェント メディウェルは、医療業界専門の人材紹介会社です。医療機関、医療機器メーカー、製薬企業、ヘルステック企業など、医療業界全般の求人を扱っています。
医療業界の深い知識を持つアドバイザーが在籍しており、業界特有のキャリアパスやスキル要件についてアドバイスしてくれます。
転職サイト・求人プラットフォーム
転職エージェントと並行して、転職サイトも活用しましょう。
IT業界特化型サイト Green(グリーン)は、IT・Web業界特化の転職サイトで、ヘルステックスタートアップの求人が豊富です。企業の雰囲気や社員インタビューなども掲載されており、企業文化を理解しやすいです。
「気になる」ボタンで気軽に企業にアプローチでき、企業からもスカウトが届きます。カジュアル面談からスタートできる企業も多く、転職活動のハードルが低いです。
Wantedlyは、ミッション・ビジョンを重視した転職サイトで、ヘルステックスタートアップが多数掲載されています。「まずは話を聞いてみたい」から気軽に応募でき、カジュアルに企業と接点を持てます。
エンジニア特化型プラットフォーム Findy(ファインディ)は、GitHubと連携して自動でスキル分析を行う、エンジニア特化の転職サイトです。自分のコードの実績が可視化され、企業からのスカウトが届きます。
医療・ヘルステック企業も多数登録しており、書類選考をスキップして面接から始められる「ファストパス」制度もあります。
paiza転職は、プログラミングスキルチェックで自分のランクを可視化できる転職サイトです。コーディングテストの結果に応じてSランク~Eランクに分類され、ランクに応じた求人に応募できます。
医療系企業の求人も増えており、スキルを客観的に証明できるため、未経験者でも実力次第でチャンスがあります。
ダイレクトリクルーティング ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サイトで、年収600万円以上の求人が中心です。医療機器メーカーの管理職ポジションや、ヘルステックスタートアップのCTOクラスの求人もあります。
職務経歴書を登録しておくと、企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。特に経験豊富なエンジニアにおすすめです。
スタートアップ特化の探し方
ヘルステックスタートアップへの転職を考える場合、独自のアプローチも有効です。
スタートアップ特化型サイト STARTUP DBは、国内スタートアップの情報を網羅的に掲載しているデータベースです。資金調達状況、事業内容、代表者情報などが詳しく掲載されており、企業研究に役立ちます。
ヘルステック分野で絞り込み検索ができ、成長中のスタートアップを見つけられます。資金調達の履歴を見れば、企業の成長性や資金繰りの健全性も判断できます。
FOR STARTUPSは、スタートアップの求人情報を掲載しているサイトです。創業初期のシード段階から、成長段階のシリーズB以降まで、幅広いフェーズのスタートアップ求人があります。
カンファレンス・イベント参加 Japan Healthcare Venture Summit、Health 2.0 Asia-Japanなど、ヘルステック業界のカンファレンスに参加することで、企業との直接的な接点を作れます。
多くのヘルステックスタートアップが登壇やブース出展をしており、経営陣やエンジニアと直接話す機会があります。名刺交換から採用につながることも珍しくありません。
Meetupやconnpassで開催される、医療×テクノロジーの勉強会やハッカソンにも参加してみましょう。現役エンジニアとの交流を通じて、リアルな情報を得られます。
SNSでの情報収集 TwitterやLinkedInで、ヘルステック企業の経営陣やエンジニアをフォローしましょう。採用情報や事業の最新動向を直接キャッチできます。
特にTwitterでは、CTOやVPoEが技術ブログや採用情報をシェアしていることが多く、カジュアルにDMでコンタクトを取れることもあります。
LinkedInでは、医療・ヘルステック業界のグループに参加し、業界の人脈を広げることができます。投稿やコメントを通じて自分の専門性をアピールすることで、スカウトが届くこともあります。
未経験者向けの求人の見つけ方
未経験から医療・ヘルステック業界を目指す場合、以下のアプローチが有効です。
未経験歓迎の求人を探す 転職エージェントに登録する際は、「未経験でも応募可能な医療・ヘルステック企業を紹介してほしい」と明確に伝えましょう。ワークポート、マイナビIT AGENTは未経験者向けの求人紹介に強いです。
求人サイトでも「未経験可」「ポテンシャル採用」で絞り込み検索をしましょう。特にGreenやWantedlyでは、「未経験からチャレンジしたい」というメッセージを伝えやすい環境があります。
SES企業経由での参画 SES(システムエンジニアリングサービス)企業に入社し、医療系プロジェクトに参画する方法もあります。まずはSES企業で実務経験を積み、その後、医療系企業へ転職するキャリアパスです。
SES企業の中には、医療業界のプロジェクトに強みを持つ企業もあります。電子カルテ開発、医療システムの保守運用などのプロジェクトで経験を積めます。
プログラミングスクール経由 医療・ヘルステック業界と提携しているプログラミングスクールもあります。テックキャンプ、DMM WEBCAMP、ポテパンキャンプなどのスクールでは、転職保証や企業紹介制度があります。
スクール経由での転職では、ポートフォリオ作成支援、面接対策、企業とのマッチングなど、トータルでサポートしてもらえます。医療系の企業への転職実績があるか、事前に確認しましょう。
オープンソースへの貢献 医療・ヘルステック関連のオープンソースプロジェクトに貢献することで、実績を作れます。FHIR実装ライブラリ、医用画像処理ライブラリ、電子カルテのオープンソース版などがあります。
GitHubでのコントリビューション履歴は、技術力の証明として評価されます。未経験でも、具体的な成果物があれば採用のチャンスが広がります。
医療・ヘルステック業界への転職成功事例
事例1: Web業界から医療AIスタートアップへ(20代後半・男性)
転職前の状況 EC事業会社でバックエンドエンジニアとして3年勤務。Ruby on Railsでの開発経験があり、年収は480万円。「もっと社会貢献性の高い仕事がしたい」という想いから、医療業界への転職を決意。
転職活動の内容 まず、Pythonと機械学習の基礎を独学で習得。UdemyやCourseraのオンラインコースを受講し、Kaggleの医療データコンペに挑戦。肺がん検出のコンペでメダルを獲得し、実績を作成。
医療情報技師の参考書を読み、医療業界の基礎知識を習得。レバテックキャリアとマイナビIT AGENTに登録し、ヘルステックスタートアップの求人を中心に応募。
転職の結果 医療AI開発スタートアップから内定を獲得。年収は550万円にアップし、ストックオプションも付与。画像診断AIの開発チームに配属され、医師と協業しながらAIモデルの開発を担当。
「技術で人の命を救える実感があり、毎日やりがいを感じている。医学論文を読むのは大変だが、新しい知識を学ぶのが楽しい」とのこと。
事例2: SIerから大手医療機器メーカーへ(30代前半・女性)
転職前の状況 大手SIerで金融システムの開発を7年担当。Javaでの開発経験が豊富で、年収は650万円。結婚を機にワークライフバランスを重視したキャリアを模索。
転職活動の内容 医療業界は未経験だったが、システム開発の経験を活かせると考え、医療機器メーカーのシステム開発職に応募。リクルートエージェント経由で、大手医療機器メーカーの求人に応募。
面接では、金融システムで培った品質管理の経験、プロジェクトマネジメントの経験を強調。医療業界への興味と学習意欲をアピール。
転職の結果 富士フイルムの医療ITシステム部門から内定。年収は700万円で、住宅手当や家族手当も充実。電子カルテシステムの開発プロジェクトに配属。
「医療現場を訪問し、医師や看護師の声を直接聞けるのが刺激的。品質への要求は金融業界以上に厳しいが、その分やりがいも大きい。残業も月20時間程度で、ワークライフバランスが改善した」とのこと。
事例3: 製造業の組込みエンジニアから医療機器メーカーへ(30代後半・男性)
転職前の状況 自動車部品メーカーで組込み開発を10年担当。C言語、C++での開発経験が豊富で、年収は720万円。自動車業界の先行き不安から、成長産業への転職を検討。
転職活動の内容 医療機器の組込み開発に興味を持ち、IEC 62304などの医療機器規格を独学で学習。ビズリーチに登録し、医療機器メーカーからのスカウトを待つ戦略。
複数の医療機器メーカーからスカウトが届き、面接を受ける。自動車業界で培った安全規格(ISO 26262)の経験が、医療機器の安全規格(IEC 62304)と共通点が多く、高く評価された。
転職の結果 外資系医療機器メーカーのメドトロニックから内定。年収は900万円にアップ。人工心臓デバイスの制御ソフトウェア開発を担当。
「人の命を直接支える製品を開発できる充実感がある。規制対応の厳しさは自動車業界以上だが、それだけ製品の重要性が高い。英語での会議も多く、グローバルな環境で成長できている」とのこと。
事例4: 完全未経験からヘルステックスタートアップへ(20代前半・男性)
転職前の状況 大学卒業後、営業職として2年勤務。プログラミングは完全未経験だったが、「手に職をつけたい」「医療業界に貢献したい」という想いから、エンジニア転職を決意。
転職活動の内容 プログラミングスクール(DMM WEBCAMP)に通い、6ヶ月間みっちり学習。HTML、CSS、JavaScript、Ruby on Railsを習得し、オリジナルアプリとして服薬管理アプリを開発。
スクールの転職サポートを活用し、ヘルステックスタートアップを中心に応募。未経験歓迎の求人に絞り、20社以上応募。
転職の結果 オンライン診療プラットフォームを運営するスタートアップから内定。年収は400万円と営業時代より下がったが、「やりたい仕事」ができる喜びの方が大きい。
「最初の半年は覚えることが多く大変だったが、先輩エンジニアのサポートもあり、徐々に一人で開発できるようになった。医療現場の課題を技術で解決できる実感があり、毎日充実している」とのこと。
医療・ヘルステック業界への転職で注意すべきポイント
規制対応の大変さを理解する
医療業界特有の規制対応は、想像以上に大変です。
開発スピードの違い 一般的なWeb業界では「早くリリースして改善する」文化ですが、医療業界では「完璧なものを慎重にリリースする」文化です。薬事申請に数ヶ月~1年かかることもあり、アジャイル開発に慣れたエンジニアは戸惑うかもしれません。
リリース後に不具合が見つかった場合も、すぐに修正できるわけではありません。変更管理プロセスに従い、リスク評価、テスト、承認申請などの手続きが必要になります。
膨大なドキュメント作成 医療機器ソフトウェアの開発では、設計書、テスト仕様書、リスク分析書、バリデーション報告書など、膨大なドキュメント作成が必要です。コードを書く時間よりも、ドキュメント作成に費やす時間の方が長いこともあります。
ドキュメント作成が苦手なエンジニアにとっては、大きなストレスになる可能性があります。一方で、ドキュメント作成を通じて、設計力や論理的思考力が鍛えられるメリットもあります。
制約の多い技術選定 最新の技術やライブラリを自由に使えるわけではありません。安全性や信頼性が証明された、枯れた技術を選ぶことが多いです。
オープンソースソフトウェアを使う場合も、ライセンスの確認、セキュリティ監査、長期サポートの保証など、慎重な検討が必要です。新しい技術に挑戦したいエンジニアには、物足りなく感じるかもしれません。
医療業界の文化と慣習
医療業界には独特の文化と慣習があります。
医療従事者との関係構築 医師や看護師は多忙で、エンジニアとのコミュニケーションに十分な時間を割けないことがあります。限られた時間で要件を正確にヒアリングする能力が求められます。
医療従事者は専門用語を多用するため、最低限の医学知識がないと会話についていけません。また、医療現場には独特の階層構造や慣習があり、それを理解してコミュニケーションする必要があります。
保守的な組織文化 特に大手医療機器メーカーや医療機関は、保守的な組織文化を持つ場合が多いです。意思決定に時間がかかる、新しい提案が通りにくい、年功序列の要素が残っているなど、スタートアップやWeb業界とは異なる文化に戸惑うかもしれません。
一方で、安定性や福利厚生の充実、長期的なキャリア形成が可能というメリットもあります。自分の価値観に合う企業を選ぶことが重要です。
24時間365日の運用体制 医療システムは止められないため、障害対応のオンコール体制が必要になることがあります。夜間や休日に呼び出される可能性もあり、プライベートへの影響を考慮する必要があります。
ただし、交代制でオンコール担当を回したり、オンコール手当が支給されたりと、負担軽減策を取っている企業も多いです。面接時に運用体制について確認しましょう。
ワークライフバランスと働き方
医療・ヘルステック業界の働き方は、企業タイプによって大きく異なります。
大手企業の働き方 大手医療機器メーカーや製薬企業は、ワークライフバランスを重視する傾向があります。残業は月20~30時間程度が平均的で、有給休暇も取得しやすい環境です。
産休・育休制度も整っており、女性エンジニアも長期的なキャリア形成が可能です。テレワーク制度を導入している企業も増えており、柔軟な働き方ができます。
スタートアップの働き方 ヘルステックスタートアップは、成長フェーズによって働き方が大きく異なります。初期フェーズでは長時間労働になることもありますが、その分、裁量が大きく、やりがいも大きいです。
成長フェーズ以降のスタートアップでは、制度が整い始め、ワークライフバランスも改善される傾向があります。フルリモート可能、フレックスタイム制など、柔軟な働き方を導入している企業も多いです。
プロジェクトによる変動 SIerや受託開発企業では、プロジェクトによって働き方が大きく変動します。納期前は残業が増えることもありますが、プロジェクト終了後は有給を取得しやすくなります。
医療機関向けのシステム導入プロジェクトでは、夜間や休日の作業が発生することもあります。医療機関は24時間稼働しているため、システム切り替え作業は診療時間外に行う必要があるためです。
年収と待遇の現実
医療・ヘルステック業界の年収は、一般的なWeb業界と比較して必ずしも高いわけではありません。
初年度年収の現実 未経験から医療・ヘルステック業界に転職する場合、初年度年収は350万円~450万円程度が一般的です。これは、一般的なWeb業界の未経験者とほぼ同水準か、やや低めです。
ただし、医療ドメイン知識を身につけることで、2~3年後の年収アップ幅が大きくなる可能性があります。長期的なキャリアパスを見据えた判断が重要です。
年収の上がり方 医療・ヘルステック業界では、専門性を高めることで年収が上がりやすい傾向があります。電子カルテの設計経験、医療AI開発の実績、薬事申請の経験など、希少性の高いスキルを持つことで、転職市場での価値が高まります。
ただし、大手企業では年功序列の要素も残っており、若手のうちは年収が上がりにくいこともあります。スタートアップでは実力主義が徹底しており、成果次第で大きく年収が上がる可能性があります。
福利厚生の価値 年収だけでなく、福利厚生の価値も考慮することが重要です。住宅手当、家族手当、退職金、福利厚生施設の利用など、実質的な手取り額は大きく変わります。
特に大手企業では、福利厚生が充実しており、年収が同じでも実質的な生活水準は高くなります。オフィスの立地、通勤手当、社員食堂の有無なども、総合的に評価しましょう。
医療・ヘルステック業界で活躍するために必要なマインドセット
患者や医療従事者への深い共感
医療・ヘルステック業界で働く上で最も重要なのは、患者や医療従事者への深い共感です。
患者視点での開発 自分が開発しているシステムやアプリが、実際にどのような患者に使われるのか、常に意識することが重要です。病気で苦しむ患者、高齢で操作が難しい患者、医療リテラシーの低い患者など、多様なユーザーを想定する必要があります。
使いやすさ、わかりやすさ、安心感など、患者の心理状態にも配慮した設計が求められます。実際に患者や家族の声を聞く機会があれば、積極的に参加しましょう。
医療現場の課題理解 医師や看護師がどのような業務をしているのか、どこに課題があるのか、深く理解する努力が必要です。医療現場は想像以上に多忙で、システムの操作に時間をかけられません。
少しでも操作が複雑だと使ってもらえなかったり、入力ミスが発生したりします。現場の課題を理解し、本当に役立つシステムを開発する姿勢が重要です。
品質へのこだわり
医療システムでは、一般的なWebサービス以上に品質へのこだわりが求められます。
バグゼロへの追求 医療システムのバグは、患者の生命に関わる可能性があります。「まあ、大丈夫だろう」という妥協は許されません。テストを徹底し、レビューを丁寧に行い、バグゼロを目指す姿勢が必要です。
リリース前の品質チェックに時間をかけることは、決して無駄ではありません。安全性を最優先する文化を受け入れましょう。
セキュリティ意識 医療データは最も機密性の高い個人情報であり、情報漏洩は患者の人生を大きく損なう可能性があります。コーディング時のセキュリティ対策、適切なアクセス制御、定期的な脆弱性診断など、セキュリティを常に意識する必要があります。
「面倒くさい」と感じるセキュリティ対策も、患者の情報を守るために必要不可欠です。
継続的な学習意欲
医療・ヘルステック業界は、技術と医療の両方が急速に進化しています。
医学知識の習得 エンジニアであっても、基本的な医学知識を学び続ける必要があります。解剖学、生理学、病理学の基礎、各疾患の特徴、検査値の意味など、幅広い知識が求められます。
医学書を読む、医療系のウェビナーに参加する、医療従事者と積極的にコミュニケーションを取るなど、継続的に学習しましょう。
最新技術へのキャッチアップ AI、クラウド、IoTなど、医療分野に応用される技術は日々進化しています。技術ブログ、論文、カンファレンスなどを通じて、最新動向をキャッチアップし続けることが重要です。
医療×テクノロジーの領域は、まだまだ未開拓の分野が多く、新しい技術を医療に応用するチャンスがたくさんあります。好奇心を持って、新しいことに挑戦しましょう。
規制・法律の理解 薬機法、個人情報保護法、医療法など、医療業界の法規制は頻繁に改正されます。最新の法改正情報をキャッチアップし、開発に反映させる必要があります。
厚生労働省の通知、業界団体のガイドライン、専門家の解説記事などを定期的にチェックしましょう。
社会貢献への意識
医療・ヘルステック業界で働く最大のモチベーションは、社会貢献です。
使命感を持つ 自分の開発したシステムが、実際に患者の命を救ったり、医療従事者の負担を軽減したりしている実感を持つことが、日々のモチベーションにつながります。
「自分の仕事が社会に役立っている」という使命感を持つことで、困難な課題にも前向きに取り組めます。
長期的な視点 医療業界の変革には時間がかかります。すぐに成果が出なくても、諦めずに取り組み続ける忍耐力が必要です。
10年後、20年後の医療の姿を描きながら、今できることに全力で取り組む姿勢が重要です。
まとめ: 医療・ヘルステック業界への転職を成功させるために
医療・ヘルステック業界は、高齢化社会の進展、デジタル化の加速、AI技術の進化により、今後さらなる成長が期待される分野です。エンジニアとして、技術力を活かしながら社会貢献できる、やりがいの大きい業界です。
転職成功のポイント
- 自分のキャリアゴールを明確にする: 大手企業での安定志向か、スタートアップでの挑戦志向か、自分の価値観に合った企業選びが重要
- 医療ドメイン知識を習得する: 技術力だけでなく、医療業界特有の知識を学ぶことで、市場価値が高まる
- 実績を作る: ポートフォリオ、GitHubでの活動、Kaggleでの実績など、具体的な成果物を用意する
- 転職エージェントを活用する: 業界に詳しいエージェントのサポートを受けることで、効率的に転職活動を進められる
- 長期的な視点を持つ: 初年度年収だけでなく、3年後、5年後のキャリアパスを見据えた判断をする
医療・ヘルステック業界への転職は、技術力と社会貢献を両立できる素晴らしい選択です。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
あなたの技術が、誰かの命を救い、医療の未来を変える日が来ることを願っています。
あなたに最適な転職エージェントを見つけよう
転職活動を成功させるには、自分に合ったエージェント選びが重要です。
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